野田市中戸 せとピアノ教室の講師ブログ

千葉県野田市中戸(旧・関宿町)にある、アットホームな個人ピアノ教室 講師のブログです。

大塚直哉レクチャーコンサート〜平均律の前夜〜

2022年07月12日 | コンサート

こんにちは。
千葉県野田市(川間・関宿)の
せとピアノ教室
講師の瀬戸喜美子です。
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 少し過ぎてしまいましたが、7月3日はこちらのコンサートへ。


これまでは、
バッハの『平均律』の曲を、チェンバロとポジティフオルガンで弾き比べるというシリーズでしたが、前回終わってしまいました。

そこで今回は、
『“平均律”の前夜』
と題し、バッハの子ども時代に焦点を当てた内容でした。

バッハは、幼い頃に両親を亡くし、一番上のお兄さんに引きとられました。

お兄さんも音楽家で、すでに家庭を持っていました。

お兄さんに音楽の手ほどきを受け、メキメキと才能を表します。

当時人気の楽曲もバッハは挑戦してみたかったのですが、お兄さんはなんらかの理由で楽譜を見せてはくれません。

そこでバッハは夜中にこっそり楽譜を盗み出しては、月明かりの下、写譜(楽譜を書き写すこと)しました。

という有名なエピソードがあります。

バッハが写譜した紙ってどんな紙?

どんなペンで書いたの?

インクは?

羊皮紙研究家の八木健治さんが私たちにわかりやすいようにレクチャーしてくれました。

バッハが使っていたのは手すき紙。と言っても、リネンなどが材料です。

羊皮紙、と聞くと、私はすぐにハリー・ポッターを思い浮かべます。

羊皮紙はとても高価なものでバッハは使ってはいなかったけれど、聖書や神学書などのカバーに使われていたから、触れたことはあるだろうとのこと。

ペンは、羽根ペン。ガチョウの羽根だそうです。

手すき紙とて高価なもので、バッハが書いたとされるものは、紙面に小さい文字や数字がびっしり!!

実験してみましょう!

と、月明かりくらいの照明にして大塚さんがマネして書きました。

「これは満月の明るさですが、満月は月に一度しかありませんよね。では、今度は三日月バージョンで書いてもらいましょう」と八木さん。

三日月バージョンは、真っ暗とほとんど変わらない明かり。

「これはムリ!」と大塚さん。

バッハは、毎夜毎夜、お兄さんに見つからないようにドキドキしながら、この暗闇の中で楽譜を書き写す作業をしていたかと思うと、とてつもない集中力と執着心ですね。

結局、お兄さんに見つかり、書き写した楽譜は破られてしまうのですが、その時にはもうバッハの頭の中に楽譜が記憶されていたそうです。

当時の手すき紙と羊皮紙のサンプルをいただきました。



これは大事にしなくては!


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