伊坂幸太郎:著
ちょっと苦手な作風かもしれません。
いまひとつ感情移入が出来ませんでした。まぁ、ギャングに移入自体無理なのかもしれませんが。
面白いことは面白かったのですが。この話には、続編があるようだけれども、購入はちょっと控えよう。
そのうち文庫になるだろうし…。
◇それでも気になったフレーズ◇
・人には教育欲がある。一度きりの人生に自信がないものだから、他人に先生面をして、安心するのだ。
・たぶんあいつなら、南極観測隊にビーチパラソルを売ることだってできる。断食中の僧侶にハンバーガーだって買わせるさ。
・「人を見れば泥棒だと思え」という言葉はきっと泥棒自身が考案したものだろう。
2つ目の似たような表現で、エスキモーに冷蔵庫を売る、赤道直下に住む人にストーブを売る、というのを聴いたことがあるね…。