4月8日、「新老人の会」第9回ジャンボリー長野大会「会員研修」が終了して、昼食を済ませてから、鹿児島支部の12名は途中の景色を見ながら善光寺まで歩いて行きました。
山門と本堂のほぼ中央に一尺五寸角(45㎝)高さ33尺(約10m)の回向柱が建立されていて、回向柱の上部には「善の綱」が結ばれ、本堂に安置されている前立本尊(一光三尊阿弥陀如来)とつながれているため、回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じ功徳があると信じられていて、多くの参拝者が柱に触れていました。
善光寺本尊は秘仏となっていて、誰も目にした人はいませんが、御開帳で姿を見せるのは、本尊の分身として作られたもので、前立とは本尊に代わって立つという意味のようで、普段は善光寺御宝庫に安置され、数えで7年に一度の御開帳の期間中だけ本堂の内々陣中央に遷され開帳されるようです。
参拝のため、御開帳参拝券を購入して靴を脱いで、畳敷きの内陣で手を合わせ参拝しました。参拝後は、闇の中を進む、お戒壇めぐりをしましたが、暗闇の回廊を壁づたいに歩き、ご本尊の真下にある「極楽の錠前」を探して触れると、ご本尊と結縁されて極楽往生が約束されるといわれているので体験しました。暗闇の中を壁の感触だけで進むのは、思ったよりも大変で、目の不自由な人の気持ちが少し理解できました。(内部は撮影禁止)
一旦外に出て、重要文化財・経蔵特別展が開催中の史料館をみましたが、普段見ることのできない輪蔵内に納められている一切経の一部が特別公開され、また、善光寺信仰の歴史が感じ取れる絵馬やダライラマ法王14世から贈られた仏像、色鮮やかな曼陀羅、仁王門の阿形・吽形像の原型なども展示されていました。
門前町を散策して途中で休憩して甘酒をいただき、タクシーでホテルまで移動して荷物を受け取り、長野駅から特急で松本まで移動しましたが、途中には積雪も見られました。
松本駅に到着してホテルまで歩いて移動し、チエックインしてから、予約してある郷土料理の店でビールで乾杯してから料理と地酒をいだだき楽しいひと時を過ごしました。
資料と観光の様子を写真で紹介します。
回向柱と上部の「善の綱」
本堂の前
史料館へ行く途中にある桜
史料館入口
忠霊殿
参道
休憩して甘酒をいただきました。
長野駅に到着
松本駅に移動中の雪景色
松本駅に到着
会食会場で乾杯
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