使い回し２

２０年以上前に、母とスーパーのお惣菜屋に勤めていた７６歳になるＳさんは、
昔は、使いまわしは当たり前だったと、話していってくれた。


そのころでも、てんぷらや肉じゃがは、そこで作っていたけど
ひじきなどの煮物は、大入りの袋から、パックに詰め替えていたそうである。

そして、パックに詰めの残ったものを、棚からおろして、
今度は、お弁当などの付け合せにしていたそうである。

それから、生ものは酢で洗って、使いまわしてたって。

船場吉兆はどうだかしらないけど、
さしみは、何か液体につけると
色が蘇るって、一緒に、お茶のみをしていたＨさんが話してくれた。



以前、健康食品で水溶性のキトサンを扱っていたときに、
赤みのまぐろに、キトサンを拭きかけたものと
そのままのものを一晩冷蔵庫に入れて、どっちが、鮮度が落ちてないか
比べた物でした。

今は、それより新鮮さをよみがえらせる物（危険かどうかは別として）が出ているのでしょうね。


Ｓさんは、昔の使い回しは、まだ、お客さんから、お金を頂いてない物だから
まだ、売ってないものだからね。と


いろんなものを使い回しをしていたけど、
お金を頂いた物は、やっちゃいけない。
二重取りになるんだからと言ってましたよ。

そうですよね。
「使いまわし」だけが問題になってますけど
お金の二重取りになるなんて、考えませんでした。

この残り物というより、
一度、お金を頂いた物から、さらにお金を頂くって事に関して
何か、法的に問題は、あるのでしょうかね。