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あいのうた 6話

2005-11-17 11:38:17 | 安全地帯・玉置浩二
「あいのうた」6話。

終わるのがもったいない、まだ終わらないで~。。
という感覚を久々に味わいました。
それが玉置さんのドラマだなんて。
俳優の玉置浩二には悪いけど全然期待してなかったのに。
(下手だって意味ではないけど^^)

今日は、成宮くんがよかった。
この人、「高校教師」(最近の方。藤木直人と上戸彩の方)
の気持ち悪い役のイメージがすごく強くてあんまり好きじゃなかったんだけど、
こういう役もできるんだー、とちょっと感心。
実は結構いい役者さんなのかも。

成宮くんがねー。ちょっとスンジェ入ってきてるんですよ。

成宮くんが演じる刑事さんが、
菅野美穂演じる「あいちゃん」のことが好きなんだけど、
「あいちゃん」は玉置さん(片岡)のことが好きで、
見ててそれは判っちゃって、辛いわけですよ。
そんな中で「あいちゃん」は消えてしまって、
玉置さんはそれを追わないんです。

それを知った成宮くん…「何やってるんですか?」
玉置さん(片岡)「ん?」
成宮くん(柳沼)「何…やってるん…ですか?探さないんですか?」
玉置さん「探さない」
誰だっけ?「何で ?」
玉置さん「大丈夫だよ。もう。あいちゃんは。大丈夫だよ」
(抑えきれないように;独り言っぽく)

成宮くん「ちょっと待てよ…判んないかな…」
「彼女は、片岡さんが好きなんですよ。わかんないんですか」

玉置さん「何言ってんだよ」

で、尊敬する先輩の玉置さんに対して、
もう抑えきれなくなって、タメ口で怒鳴りつけて、
殴って出て行っちゃうんですよね

「絶対…俺が見つけてみせますから…」って。

玉置さんも実はもうすぐ死んじゃうっていう爆弾抱えてるから、
結局それをただ見送ることしかできないんだよね。
あ…切な…

この辺の、ひきつった笑い顔といい、抑えて抑えてでも抑え切れなくて…
っていうの、かなりいい演技してました。見てるほうがすごく感情入っちゃう。

成宮くんも、結構顔で演技するね~
(だから「高校教師」のときはあんなに気持ち悪かったのかもしれないしね)
ケサンくんタイプかしら^^

しかも、その後街の中を彷徨い歩いて…。兄嫁じゃん^^

私はこの辺りからケサンに落ちました^^
5話くらい?ユミンがミンジェに背負われて仲良く帰ってきて、
スンジェはそれ見て自分の気持ちに気がついて、
傷心で街を彷徨い歩いてる…あのへん。

まあ、しかしこのドラマはそういうことがメインテーマではないんですね。

メインは「あいちゃん」
「あいちゃん」にはすっごい入ってしまいます。

別に自分はそこまで不幸には生きてないけど。そこまではひねくれてないし。
っていうかむしろ人より幸せに生きているほうだと思います。
客観的に。

だけど

「なんかもう生きていくの面倒くさくなっちゃった」
「自分には幸せなんて来ないんじゃないかと思っちゃってる」
そういうのって、誰しもあることだと思うし。
つっぱってつっぱって、
がちがちの殻つくって自分の周りを固めないと生きていけなくって、
だからその殻を簡単には破れなくって、
でも本当は破りたくて仕方なくて、外の空気が恋しくって。

あー、判るよ判る。T0T
めいっぱいで、ぎりぎりの所で生きてるんだよね。
だから何かあるとすぐにぷつーんと行っちゃう。

そしてまた、切なくなってくるのが、玉置さんの抱えてる「死」
これ自体はどうしてもありがちになっちゃうんだけど、
こっちをメインにしないで、
「あいちゃん」の話をメインに持ってきているのが上手いと思います。

「あいちゃん」が「幸せな家庭」の中で幸せを見つけていって、
だがしかーし!っていう。

「死」があるからこの片岡家のわざとらしいまでの「幸せ」が嘘っぽくならない。
しかも、ここではお母さんが既に死んじゃってるから、ダブルなんだよね。
そういう影があるからこそ、一生懸命「幸せ」になろうとしてる。
「幸せ」は何にもないのにただそこに浮かんでるものじゃないんだっていう。

でもなー。
「死」が出てくると、それだけでベタだと思ってしまうけど、
実際、ベタなのが多いんだけど。
でも、死ぬんですよね、人間て。忘れてたけど。

…という切なさを抱えながら、ドラマの雰囲気はむやみに重くなることなく、
適度な軽さを保っているのがいいですね。

このドラマの笑いの感覚は結構好き。気持ち良く笑える。
小日向さんがくどすぎず、適度にいい味出してるし。
和久井映見のぼけキャラもいい感じ。
子役の女の子もめちゃめちゃ可愛いし。要チェックだな。大人になったらいい女優さんになるかも。

言葉の感覚もすごく好き。
「いいかなって思ったんだ。いいかなーって」
「…大丈夫だよ」
この役は最初から玉置さんを想定して書いたそうです。

だからなのか、何ていうか、玉置さんの言葉足らずな言葉…の感じがすごく生きていて。玉置さんがすっごく自然なのよね。

なんかコンサートの後のインタビュー
(インタビューアー身内のときのね)みたいな。

岡田恵和の脚本は結構好き。
で、この人、俳優玉置浩二のファンだそうだ。

きっかけは「キツイ」
…いや、ありえないでしょ…。
私も見たけど、あれは、ちょっと本当にきつかったよ。
(って言ったら、私の「プルシアンブルーの肖像」からもありえない、
と旦那に言われた
でもあれは音楽の方だもん。。。)

しかしDVD発売されたけどね。最近。怖い物見たさで今度見てみるかなあ。

玉置さん、いいよ。最近。
もちろん「かっこつけ~てたこ~ろの~♪あの頃の」玉置さんも素敵だったけど。
最近の玉置さん、とても良いと思います。
色んなものから自由になって、
自然体で素敵に年を重ねているんじゃあないでしょうか。

主題歌の「プレゼント」もいいですね。

最初聞いたときは、なんか「いかにも」で。なんかメロディアスで、綺麗で、
いかにも人が期待する「玉置浩二」っぽくて好きじゃなかったけど。
その前の「いつかどこかで」の方が断然良かったんだけど、
このドラマと、すっごく合ってるんだよね。
ドラマと両方合わせて、心に染みてきます。

久々にオリコンでベスト10に入ったらしいし♪♪
近所のレコード屋にも、スペースだけはあったし。
(売り切れてたけど。もっとたくさん入荷しなさいよっ!)
そろそろ、復活してもいい頃だよ、玉置さん。
「日本で最も過小評価されているアーティスト」
(山下達郎だっけ?がそう言ったとか)
でいる場合じゃないですから!まあ、周りがどうだって、私はついていくけど^^

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