かわい清秀

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令和6年第2回定例会「新病院はどうなるのだ」

2024年06月23日 | 岩見沢市議会
新病院建設にはもっとつめた論議が必要です

岩見沢市立病院の新病院建築に当たり、建設費の見積額が増大しています。

そのほか数々の問題点が出ています。
私はこのまま建設されると後世の市民に大きな負担起きることを心配しています。
市民のために安全安心な市立病院を作るために、赤字経営に陥らない、しっかりとした建築計画が必要と考えています。


建設工事費予算額の推移を時系列で追いますと

令和4年9月に 全体事業費344.0億円
令和5年11月 全体事業費423.0億円

令和6年3月7日(木)
市提示額より約60.7億円高い額が提示されました そうすると
総事業費423億円が約483.7億円となります。

一口に60.7億円高くなったといいますが、市役所新庁舎は総事業費は87億円で、庁舎本体に61.6億円といわれていますから、市庁舎がもう一つ建設できる金額なのです。
もっと真剣な論議があってしかるべきです。
そういう気持ちで質問しました。
以下、質問全文です



 岩見沢市民、誰もが安全安心な医療の提供を望んでいると思います。地方自治体として住民に対し安全安心な医療を保証することは将来の市の発展に必要不可欠です。
 岩見沢市はこの点で大きな分岐点に立っています。将来の市民が納得する医療の提供、この観点から質問します。

 1番目は新病院建設についてです

1点目は概算で約60億円上回る見積もりを示している業者をECIの優先交渉権者とした理由についてです。
 市の示した工事参考価格307億6千万円に対し、概算で約60億円を上回る見積もりを示した業者を優先交渉権者としました。
 この度の60億を上回る金額は、建設会社が私の会社では307億6千万円では建築無理です建てられません。というアナウンスと感じます。
 この307億6千万円という金額はどこで出てきたかと言いますと、ECIの施工予定者選定に係る公募型プロポーザル実施要領において令和 5年12月 5日に発表された金額です。



そこで、約60億円上回る見積もりを示している業者を優先交渉権者とした理由について伺います。

 2点目は、優先交渉権者からのVE/CD提案の内容についてです。

 合計57件、削減総額1,211,974,000円(税込)の提案を行っていますが、主にどのようなVE/CD提案があったのか伺います。

3点目は、どのような観点でVE/CD提案の採否を決定したかについてです。

 VE/CD提案1,211,974,000円に対し、合計45件、削減総額853,574,000円の減額を認めていますが、審査委員会ではどのような観点でVE/CD提案の採否を決定したのか伺います。

4点目はVE/CD提案が減額という形で受け入れられましたが、事業費縮減額分に対する報奨額の有無についてです。

一般に、縮減額の支払い: 受注者が提案を採用された場合、設計変更に伴う縮減額の一部が支払われ、受注者にとってのインセンティブといわれています。この度の縮減額提案に対するインセンティブは有るのか無いのか、有るとすればどれほど支払うこととなるのか、伺います。

5点目は、当初の基本設計と概算工事費見積額の考え方です。
 基本設計で削減がなかった場合の概算工事費見積額について伺います。


 VE/CD提案採用後の見積額は工事参考価格より6,070,596,000円高いですが、どのような見解か伺います。



6点目は、CM業者からはVE/CD提案の採否決定にあたり支援があったのか。

 CM業者の役割でCMrは、発注者と設計者と協力してプロジェクト全体を運営管理するため、プロジェクトの進捗を常に把握し、問題が発生した場合に迅速に対応することCMrは、発注者と協力してプロジェクトの予算を管理し、無駄な支出を削減する。CMrは、設計者と協力してプロジェクトの設計を見直し、コスト削減につながる提案をすることができる。と理解しています。
 しかし、この度は期待に添った活動が存在したのか我々には不明ですがCM業者からVE/CD提案の採否決定にあたり支援があったのか伺います。
 また、CMrの活動があったときは常に明確に周知すべきと考えますが考えを伺います。

7点目、工事請負契約の締結時期についてです。

新病院建設工事施工予定者選定に関する公募型プロポーザルル実施要領
においては、
「新病院建設工事の見積金額が、発注者と施工予定者において合意した工事費の範囲内であった場合、発注者は施工予定者との工事請負契約の締結を予定している。」となっていますが、工事請負契約を締結する時期について伺います。


8点目は 市立総合病院の患者数の現状と減少の要因、それを踏まえた収支シミュレーションへの反映について

 新型コロナウイルスの流行する前後で市立総合病院の患者数は減少していると聞いていますが、コロナ禍前後での患者数の現状と減少した要因について伺います。
 診療科ごとで特に収益が減少した診療科などあればその状況もお知らせ願います。
また、現状の患者数を踏まえ、今後の収支シミュレーションにどのように反映していくのか伺います。


9点目は 現市立総合病院職員が今後の通勤距離などから離職・転職動向について、現状と病院側の対応についてです。

 岩見沢市立総合病院で勤務している職員は現在の場所での勤務を前提に生活設計を立てていると伺っています。場所が大きく変化する事になるので、困っている方も出ているということです。
 そのために離職転職を考えている方もいると聞きます。これは医療従事者確保に関わる問題、現職員については勤務条件の変更という大きな問題と考えます。
 この度の統合移転に関しどのような説明を行っているのか、職員の不安解消に向けての取り組みを行っているのか。現状と病院側の対応について伺います。

10点目は 建物の外観・館内・診療科目・ベッド数を含め大胆な見直しが必要ではないかと考えるが、見直しの基本的考え方について

 よく耳にするのは病院らしからぬ巨大建築物、角が曲線である外壁についても華美すぎる。等々がありますが、現在進められている見直しはどのようなものなのか伺います。


11点目は 現状では将来の財政に大きな影響が出てくることが予想される、立ち止まりゼロから考える必要についてです。

 242.8億円、から304.7億円にさらに61.9億円プラスとかさむ建設費
今見直しの最中とは思いますが、今立ち止まり全体を見直す必要があると考えます。
この経過を見ますと見通しの立たない建築費の高騰が推移している現状です。
 今、423億円の概算事業費を削るとしても大成建設の提示した額に見合う60億円削る事は至難の業ではありませんか。
 考えてみれば発注者が提示した額ではできません、61.9億円プラスしなければ建築できません。という施工側の意見を丸呑みした風に受け止められるこのたびの新病院建設工事施工予定者選定に関する公募型プロポーザルECI業者選定についても、今まで積み上げてきた基本設計は何であったのでしょうか。
 この経過を考えると60億円削るという事は全てを見直さなければならないという事と考えます。
 患者さんも離れている、働く人も順調に充足できない、収益に大きな問題を抱えている等々の課題があります。このままで行くならば新病院建設は将来の市民が大きな負担を背負わなければならなくなる。と考える次第です。
 今なら間に合う、423億の執行をする前にじっくりと考える時間が必要と考えます。
今のままで突き進むとことは木に竹を接ぐような話になってしまうと考えます。
立ち止まりゼロから考えるべきと思いますが、考えを伺います。

2番目は市立総合病院の医療事故についてです

1点目は 1月に発生した事故の報告が5月27日になったのはどういう理由だったのですか、伺います。

2点目は 記者会見についてです
 私はテレビニュースで会見を見たのですが、
会見が事務部長と医事課長のお二人になった経緯と会見内容がどのようにして決定されたのでしょうか内容・経緯について伺います。

3点目は 市立総合病院の危機管理について。
近年医療福祉における危機管理が厚生労働省から厳しく指導される様になり、危機管理マニュアルを作成しそれに基づき運用することとなっております。そこで、
危機管理対策としてのマニュアルなどの存在と、あるとすればマニュアル通りの運用が行われたのかどうか、マニュアルにある該当項目でこのような対応をしたと具体的な表現でお答え下さい。

4点目は 市民、患者に対する新たな報告・説明について。
医療事故で不安を抱く市民、患者に対する対応についてです。
操作ミスがあった医療機器を「高度な専門性が必要なものではなく、一般的に誰もが病院で目にする機器」と説明。この機器は現在も使用していると報道されています。
この「一般的に誰もが病院で目にする機器」に対して市民や市立病院を利用している患者さんから不安だ、だけど途中で変えるわけにはいかない、とかこのまま利用して良いのだろうかという愚痴とも心配とも思う声が伝わっています。
 このような声に対する対応は行われているのでしょうか私は何らかの対応は必要と考えますがどうお考えか、伺います。

5点目は 信頼回復を今後どう築いていくのか
 今市立総合病院は重要な時点に立っています、市民や患者に対し信頼関係をどう築いていくのか伺います。

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