白秋ながや文庫

日々の徒然。

早稲田大學209教室~ヤスパースと宗教の中の人生

2012年06月06日 | インポート

峰島旭雄先生の比較思想を学ぶ機会があった。湾岸戦争、ソ連崩壊のころ番組や雑誌取材の輪郭より核になる宗教や思想を自分なりに切り口をみつけられればとおもい2年ほど聴講に足を運んだ。増上寺である峰島会の集まりや立正大での比較思想学会にも縁あって足を運んだりもした。新興宗教が雨後の筍のように蔓延っている時期でもあったのでまさに宗教の中の人生であった。そのあとは昭和女子大の平井聖先生の城下町と建築史にも興味を持ちなかなか面白い城下町の青図がみえたのだった。

最近は青きころの感動の高まりをすなおに思い起こしてカラオケに行くでもなくユーチューブで楽しんでいる。なぜそのころを描いたのかは五木寛之氏の「新幸福論」を読んでみてなんとなく29時間鮫のように詰め込んでいた時間をふりかえることによって表現の枯渇感を自分自身に感じたからである。読んでみてジワーとくる湿り気感に水の匂いを感じました。