白秋ながや文庫

日々の徒然。

おはようございます。

2022年11月30日 | 日記

こんばんは。昨日は雨だったですね。低気圧が来るとナマズが暴れるので案じていましたがさほど大揺れはなくほっとしました。さて、「ステージ・ドア」のテリー・ランダル役に続いてやってもらいたい役を提案しますね。土屋太鳳さんですね。

また、絶対実現したいのは「妻の日の愛のかたみに」の千恵子役をやっていただきたい。夫役は妻夫木聡さん、義父役は船越英一郎さんでいきたいですね。
脚本は原作者や白秋に所縁を思う、僕が書きたいです。
三つの根拠は昔、「愛と死を見つめて」を吉永小百合さんが演じた役を広末涼子さんがやったのかな?

この「妻の日の愛のかたみに」は千恵子役を若尾文子さんが演じ、夫役を船越英二さんが演じました。

そこで、千恵子役は日体大出身の教師役がはまりそうな土屋太鳳さんで夫役は柳川出身の妻夫木聡さんでそして義父役は船越英一郎さんでともちろん脚本は柳川出身の僕が担当したいです。別にドラマではなく映画でもいいですよね。

制作会社も1社候補には案じておりますが。

※夫、正幸の「人間の愛は精神で支えうる」が裏テーマであると僕は考えます。

まあ、あとは「キーハンター」かな。千葉真一さんのご子息と出てもらいたいですね。

といったところで皆様の元気と無事と愛と幸運を祈ります。

「よか1日を」

木下恵介さんに所縁有る方々、あるいは、「妻の日の愛のかたみに」共演したいと思う俳優さんあるいはぜひ後方支援できる関係各社組織の方々ぜひリアクションをください。昭和二十八年、水と白壁の美しい町柳川に、千枝子は嫁いで来た。夫正之とは見合いであったが、優しい正之との間は、町中の話題になるほどの、おし鳥夫婦であった。正之は中学校の、千枝子は小学校の先生であったが、千枝子は優秀な教師であるばかりか、よき妻、よき嫁であった。ある日、突然千枝子を襲った指の痛み、チョークをもつ手が、食事の仕度をする手が、しばしば激痛に、襲われた。やがてその痛みは全身を走り、全身の関節を侵していった。義母は千枝子の正体の知れぬ痛みが、過労が原因だと知らされ、世間態をはばかり千枝子の症状に困惑したが、義父は心から千枝子の病状を案じた。別府国立病院にリューマチスの患者として入院する頃、千枝子の身体は自分で動かすことの出来ない重症であった。だが正之と千枝子は、現代医学を信じ、一日に数通の愛の書簡を交わしながら、健康な日の訪れを待った。千枝子が、妻、女としての情を短歌に託したのはこの頃であった。入院して三回目の夏、千枝子は一時、退院したが、彼女の闘病生活に新しい苦悩が加わった。九州に根強く残る子なきは去るの風習、言葉にこそ出さぬが、周囲の眼は、鋭敏な千枝子の心をゆすった。私は夫の完全な妻ではありえない。私に出来ることは、正之を自由に解放してあげることだけ……毎夜、夫の姿を見て、病床に涙する千枝子に、正之は、人間の愛は精神で支えうると、励ましつづけた。離別を迫りながら、正之の許可がでないまま、千枝子は周囲の反対を押し切って、二度目の手術を決意した。自殺するに等しい手術、千枝子は、手術の失敗を祈った。麻酔がさめた朝、千枝子は、夫を解放出来ぬ自分に慟哭した。義父が死に、正之の留守になった家を、千枝子はたんかで里に帰った。半狂乱でかけつけた夫の側で千枝子は目をつぶったまま、「こうしていても、目にうつるのは、貴方の姿ばかりですよ」とつぶやいて、涙が一すじ頬をすべった。


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