「山の辺の道 」その2、「檜原神社」から二上山眺望と三ツ鳥居、 「井寺池」から大和平野

2021-11-01 12:56:14 | 山の辺の道
山越えも無事終わり、秋が一歩ずつ進む「山の辺の道」を歩き、
10分足らずで辿り着いたここ、
 (再掲「大神神社摂社・檜原神社」正面)
境内入口の鳥居と言いたいところですが、ちょっと雰囲気が違います、
調べると「標柱」=しめばしらと読むようで、二本の柱に注連縄が張られ、
ここから聖なる山の「二上山」が見えるらしいと……確かめに来ました。

 煙たなびく大和平野の向こうの「二上山」
そうそう、この景色
「二上山」に向かって参道が伸びているように見えます。
檜原神社からほぼ真西の方角に当たるので、
春分・秋分の頃には、「二上山」の雄岳(右)と雌岳(左)の間に夕日が沈むらしい…
 
素晴らしい眺めをこの目で確かめられ、来て良かったなと。
(二上山にこだわるのは、この山に登りたいから~~ただそれだけ(笑))
「二上山」眺望

では、境内へ
 「倭笠縫邑」(ヤマトノカサヌイムラ)
玉砂利が綺麗に掃き清められ、踏むのもはばかられるほど、
その奥に、3つの鳥居を横一列に組み合わせた「三ツ鳥居」
 
初めて見ました、本殿はなく、ご神体は「三輪山」

檜原神社】は、「元伊勢」伝承地
「元伊勢巡り」(過去ログより)をしていたこともあって、
「倭姫命」が伊勢へ行くまでに立ち寄った先は、伊賀にもいろいろ伝わっていました。
それよりまだ時代はうんと遡るお話です。

「産経新聞『社寺三昧・檜原神社』」では
伊勢神宮(三重県伊勢市)の祭神、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が現在地に移る以前に
一時的に祭られ、「元伊勢」と呼ばれる伝承地が各地にある
大神神社の摂社、檜原神社は元伊勢となった「笠縫邑(カサヌイノムラ)」の地≫と伝わっているとのこと。

『ご由緒書き』

同床共殿

由緒ある神社であることは十分に理解できましたし、
多分ココはもう一度来ることになるという予感もあり、
神社前の道をもう少しだけ進んでみます。
 
足元にも「山の辺の道」案内、「水森かおり歌碑」(桜井市観光親善大使ダソウデス)
ここは小公園のようになっていて、柵を開けて自由に出入りでき、
ボタンを押せば「大和路の恋」が流れるようです。
地元の散歩人が休憩されており、なるほどそういう仕組みになってるのね、と(笑)。

確か、地図には「井寺池」があるとのこと、
 
秋の雲を見上げつつ、竹林傍を抜けると
  一つ目の池
池の間の小径を行けば
 大和平野と葛城山系の山々
「井寺池」眺望(奈良県景観資産)

思わず動画撮っちゃいました…


さて、帰る時間が迫ります、同じ道を帰るとしても小一時間。
15時58分発
 ここから県道50号線に入ります

 峠道から二上山

「笠山荒神参道」前
  

檜原神社ご朱印
 帰宅後まじまじと眺める(笑)。

多分、また「山の辺の道(天理~桜井コースmap)」の続きを歩くと思う、
所々を抜粋しながらしか歩けないほど長い行程ですので…

ではまた

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2 コメント

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二上山は哀惜を感じさせる山ですね (dawn)
2021-11-01 22:09:09
二上山は、対になった雄岳と雌岳で、とてもよい形のランドマークになっていて、近鉄電車からもよく眺めています。
その一方、歴史的には大津皇子が葬られた場所であるので、姉の大伯皇女が弟の死を悲しみ悼む有名な和歌が思い起こされます。
返信する
コメントありがとうございます。 (kuro&hana)
2021-11-01 22:56:17
知人から教えられ、いろいろ調べていると
歴史が見えてくる気がして、、、
「そこに山があるから上りたい」だけではない、
何かを感じています。
いきなり行くのではなく、山の姿を遠くから眺め、
万葉の森に思いを馳せつつ上ってみたい、と。
そのための予習の時間が今!だと思っています。

体力のあるうちに行きたいものです(笑)。
返信する

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