前回の集会で「救急法」を学んだカブスカウト達。
今回の集会場所は、各種災害の模擬体験を通じて、防火・防災に関する知識や災害時の行動を学ぶことができる「防災センター」です。
防災センターまでは地下鉄に乗って移動です。防災センターはどこにあるのか?どうやって行くか?持ち物は?…
前回の集会中にスカウトみんなで決めてもらっていました。
まずは集合場所の「地下鉄南北線北12条駅」で乗り換える駅や降りる駅を確認して、切符の購入です。
お金足りている? 出口間違えないでね
地下鉄はマナーを守って乗れましたし、人の多い「大通り駅」での乗り換えもスムーズにできました。さすが
防災センターではいろんな災害の体験ができますが、まずは地震体験コーナーからです。
ここでは「関東大震災」や「東日本大震災」等過去に日本でおこった大きな地震の再現を体験できますが、
今回スカウト達は選んだのは「今後札幌でおこるかもしれない大地震(震度7)」でした。
まず係りの方に地震がおきたらどうやって身を守るのか、地震が収まったら何をすればいいのか等の説明を受けてから体験スタートです。
机の上に置いてある「スマホ」やテレビから「緊急地震速報」が流れたと思ったら… 結構長時間大きな揺れが続きました
まずはくつろぎタイム クッションから手が出ないように頭を守ろう
次は消火体験コーナーです。
ここは小学4年生以上でないと体験できないので、実践組と見学組に分かれました。
ここでは天ぷら油に火が付いた設定で消火器の中身は水道水です 火元をしっかり狙って、ホースをしっかり固定して…
家庭用の消火器の場合、消火剤の噴出時間は15秒ぐらいしか無いそうです。今回も消火まで大体15秒ぐらいかかりました。
台所に1台準備しておくと万が一の時に、慌てずに初期消火することが出来そうですね
重たいっす
さてここで問題です
揚げ物をしていたら油に火がついちゃった 消火器が無い
初期消火に約に立つものはどれでしょうか?
マヨネーズ 濡れたタオル 水
正解はです。空気を遮断するように大きめのタオルで鍋全体を包み込む感じに覆いかぶせると良いそうです。
万が一火柱が天井まで届く勢いになっていたら、すぐに避難して消防に連絡してくださいね。
煙避難体験コーナー
ここでは火事の時に発生する「煙」から非難する体験ができます。
まず火災時の煙は有毒なガスで吸い込むととっても危険。なので大切なのはハンカチや手で鼻と口を覆うこと。
またこの煙は非常に高温なため天井付近にたまりやすいので姿勢を低くして非難すること。
火災時には停電になり建物の中は真っ暗に…方向感覚がわからなくなって迷子にならないように壁をつたって、非常灯の明かりを頼りに避難口を目指すこと。
先頭の人から離れないようにくっついて避難すること。最後の人は火事がこれ以上蔓延しないように扉は閉めてくること。
以上の注意事項を係りの方から聞いた後、体験開始です。
実際に中に入ってみると…真っ暗でどこに行けばいいのかわからなく、ドアもどこ
ようやく見つけたドアを先頭スカウトが開けようとしたら、「窓が赤くなっているから、そのドアを開けたらダメだよ」と冷静な後続スカウトの声がしました。
確かに中は真っ暗で不安になりましたが、小さな非常灯がとっても明るくて心強く感じられました。
姿勢を低くして歩くのも結構つらく、ついつい立ち上がってしまいましたが、そのたびに甘い匂いが付けられた煙を吸い込んでしまいました。
これが本物の煙だったら、と思うと怖いですね
皆で協力しあって避難口まで何とかたどりつきましたが、完璧に閉めてきたはずのドアが閉め忘れていたそうです。
でも、「閉め忘れた」と逆に戻ってしまうと逃げ遅れてしまうので、気が付いても絶対に戻ってはいけないそうです。
暴風体験コーナー
ここでも風の強さを選べるのですがスカウト達はせっかく来たのだから一番強い風を体験したいとのこと。
怖いスカウトは後ろに避難中
救急体験コーナー
心臓マッサージの体験とAEDの使い方を学習してみました。
思ったより力が必要なんだね とりあえずは映像で確認
そういえば地下鉄の駅にも「AED」置いてあったね。
災害グッズコーナー
リーダーが準備してくれた資料に「いつも携帯する物(0次のそなえ)」「非常時持ち出し品(最初の1日を過ごせる最低限の物)」「安心のストック(電気ガス水道が途絶えた時3日くらい過ごせる物)」を書き出してみよう。とあったので、災害グッズを見ながら何がいつ必要か書いてみました。
水はかなり必要になるんだね
はしご車の運転席を見学してきました。いろんな装置がついていたね。
最後にいろいろ体験してきたことを忘れないうちに資料にまとめ、今日の課題は終了です。
「そなえよつねに」は大切だね
スカウト達にとって楽しかった体験コーナーと怖かった体験コーナーがあったそうですが、実際の災害は恐ろしいこと、
実際の災害にあってしまったらどうするかを学べた一日になったようです。あるスカウトが「まずは自分が助からないと、他の人を助けられない」と言っていました。
その通りですね。
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