店主のだらだら草子

スローライフを目指すi-sumi.com店主の気ままな日記

原生林を歩く 36

2010年10月21日 | 自然
久しぶりにいつもの原生林へ行って来ました。(10/11)
7月の予定が豪雨のために中止になって、鳥が少ないため調査のない真夏をはさんでいたので、実に4ヶ月ぶりです。

あいにく前夜から雨が降り続き、調査が終了する1時間ほど前まで降りました。
そのためか調査地では鳥は非常に少なく、途中で40羽ほどのカラ類・エナガ・キバシリなどの混軍に会ったのが目立ったところでした。冬鳥もまだ少ないです。


いっぱいあったのはキノコ。
雨に濡れみずみずしく艶やかなキノコがたくさんあって、おとぎの世界のような可愛い姿を堪能してきました。ただし、名前を知らないものがほとんどです。(笑)


 




ベニタケの仲間




ホウライタケの一種? ちっちゃいです。




サンコタケ


シロキクラゲ






ズキンタケ


ベニタケの仲間幼菌?

まるでサンゴのかんざしのようと言ったら、同行の友人が「サクランボにしか見えんな」
確かにそうも見えるけど、せっかくロマンチックにまとめてるのに、ちょっと食い気に走りすぎとちゃいますか?(笑)



サルノコシカケの仲間


キララタケ




ナラ枯れで枯れてしまったミズナラの木に、ナラタケがいっぱい。自然の循環です。
こんな木がたくさんありました。

キノコはほかにもいっぱいあったのですが、残念ながらすべてをご紹介することはできません。
かなり荒れてしまっているこの森ですが、キノコは元気なようです。




コケにもきれいな胞子がいっぱいついていました。



クリもあるところにはたくさんあるが、全体に木の実の成り具合が悪いようです。
木の実をエサにする動物には厳しい実りの秋のようです。



ハマキムシ? それにしてもすごい数。この木の半分くらいの葉が、こんな状態でした。

調査が終わり、峠ではタカの渡りを観察しました。
ツミノスリといったタカや、カケスが渡って行きました。また、少しですがマヒワなどの冬鳥が渡って来ていました。
次回の10月末には冬鳥も出揃ってくると期待したいです。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
scopsさん ()
2010-11-01 21:16:42
キノコにも詳しくなりましたねえ。今年はマツタケも豊作だとか。でも値段安くなったと言われても、安くないですよねえ。

そろそろメジロが来てくれる季節になりました。
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hitohaさま (scops)
2010-10-25 19:57:12
感性の同じ方がいらっしゃって嬉しいです。(笑)
キノコが雨に濡れて、それも雨で今出てきたかと思えるほど瑞々しかったので、すごくキレイでした。

自然は淡々と、成すべきことをやっているように見えます。こうありたいんですけどねえ・・・
煩悩が多くて困ってます。(笑)
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きのこ (hitoha)
2010-10-25 00:14:40
私にも「珊瑚のかんざし」に見えましたよ(^^♪
こんな雨上がりの森の中にいると、ロマンティックなことばを言いたくなりますよね♪

それにしても、いのちって、すごいですね。
自然の循環を見ていると、自分の小ささを感じます。
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のこたんさま (scops)
2010-10-22 16:47:12
ナラ枯れで枯れたミズナラから、たくさんのナラタケが出ていました。キノコがたくさんで面白い反面、木もたくさん枯れたということなんでしょうね。
木の実をエサにする生き物は、厳しい年になりそうです。

のこたんさんのお近くでもタカの渡りは見られますから、ご主人が良くなられたら、また、気晴らしにもぜひ!
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自然の林 (のこたん)
2010-10-21 20:32:10
 きのこがたくさんで驚きました。
 
 今年の暑さのせいで木の実が少ないのでしょうか?
 そのためか、クマが街中に現れるというニュースがよくきこえてきますね。
 こちらでも、被害は出ていないのですが、時々姿が目撃されています。

 今年のタカの渡りはすごかったようですね。

 あんなに小さな鳥たちが、どうして遥か南の島まで飛んでいくのでしょうか??
 本当にふしぎです??
 でも神々しいですね。
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