林道は「卯の花(ウツギ)」が真っ盛り。
「卯の花の匂う垣根に、ホトトギス早も来、鳴きて・・・」お馴染みの”夏は来ぬ”の歌詞の一説ですが、この周辺ではウツギは6月の花。南の国からホトトギスが日本に渡ってくるのは5月中旬。
この歌は四国や九州など、暖かいところで作られた歌なのかな?なんてこの花を見るたびに思ってしまいます。
今月も白い花が多い。
そのひとつ、ハクウンボク。
これも白い花、タンナサワフタギ。
サワフタギとよく似ているけれど、少し違う。
同行の樹の先生は、サワフタギの葉の裏がざらざらしているのとタンナサワフタギはそうではないということをわかりやすくするために、「ダンナ(旦那)には毛がない」と覚えると教えてくれました。(笑)
歩きながら葉の裏を触りまくり・・・
他の白い花は、ホオノキ、エゴノキ、ヤマボウシ、ツルアジサイ、ヤブデマリ、ウツギなどなど・・・
こんなに花がかわいいコアジサイ。この季節の私のお気に入りです。
こんなに小さい花ながら、とってもいい香りがするんですよ。
画像をクリックすると別の大きいアップ画像を見られます。
倒木は多い。この樹は倒木の中でも大きい方。
くぐるかまたぐか迂回するしかない。大抵の人はこうして下をくぐるが、私はなんか圧迫感があって好きじゃない。上によじ登ってまたいでいく。
倒れる樹があれば、こうやって実から新しい命が生まれていく。
道に落ちた栗の実から根を張り、新しい芽が出てきた。
命の連鎖は樹だけではない。
何者かに襲われたと思われるアカゲラの羽根が散乱していた。
あとでツミ(小型のタカ)の声が聞こえたから、このタカにやられたのかもしれない。
可哀想なようだけど、これは自然の営み。私がどうこう言うつもりはサラサラない。豊かで美しい自然の厳しい一面。
帰りにいつものトチのハチミツを買いに行った。
今年も値上がりしていてちょっと痛い・・・
そこの玄関にはツバメが毎年巣をしている。下においてあるのはフン用の箱。
今の時期なら二番子かな?ツバメも安心しているらしく、覗きに行っても平気なもの。
山でも少しだけ見かけたササユリが、ここのお家の庭にたくさん咲いていた。このなんともいえない薄いピンク色がきれい。
ハチミツを詰めてもらっている間にもアカショウビンが鳴いた。なんと贅沢な空間だこと。ここのおじいちゃんも相当なお歳だけど元気なもの。そりゃあ、こんないいところに居たら寿命も延びるわなあ。
原生林を歩いた翌日の月曜日は、毎回、普段の生活とのギャップに戸惑う。
森ではそれだけ気持ちが解放されていたということでしょうか・・・
----------------------------------------------
注:この森は昨年6月からこのコースからの入林が禁止されました。
私たちは10年ほど前からこの森で野鳥調査をしています。その調査の継続ということで入林を許可されていますので、そのついでに、その風景や自然の営みをご紹介しています。
「卯の花の匂う垣根に、ホトトギス早も来、鳴きて・・・」お馴染みの”夏は来ぬ”の歌詞の一説ですが、この周辺ではウツギは6月の花。南の国からホトトギスが日本に渡ってくるのは5月中旬。
この歌は四国や九州など、暖かいところで作られた歌なのかな?なんてこの花を見るたびに思ってしまいます。
今月も白い花が多い。
そのひとつ、ハクウンボク。
これも白い花、タンナサワフタギ。
サワフタギとよく似ているけれど、少し違う。
同行の樹の先生は、サワフタギの葉の裏がざらざらしているのとタンナサワフタギはそうではないということをわかりやすくするために、「ダンナ(旦那)には毛がない」と覚えると教えてくれました。(笑)
歩きながら葉の裏を触りまくり・・・
他の白い花は、ホオノキ、エゴノキ、ヤマボウシ、ツルアジサイ、ヤブデマリ、ウツギなどなど・・・
こんなに花がかわいいコアジサイ。この季節の私のお気に入りです。
こんなに小さい花ながら、とってもいい香りがするんですよ。
画像をクリックすると別の大きいアップ画像を見られます。
倒木は多い。この樹は倒木の中でも大きい方。
くぐるかまたぐか迂回するしかない。大抵の人はこうして下をくぐるが、私はなんか圧迫感があって好きじゃない。上によじ登ってまたいでいく。
倒れる樹があれば、こうやって実から新しい命が生まれていく。
道に落ちた栗の実から根を張り、新しい芽が出てきた。
命の連鎖は樹だけではない。
何者かに襲われたと思われるアカゲラの羽根が散乱していた。
あとでツミ(小型のタカ)の声が聞こえたから、このタカにやられたのかもしれない。
可哀想なようだけど、これは自然の営み。私がどうこう言うつもりはサラサラない。豊かで美しい自然の厳しい一面。
帰りにいつものトチのハチミツを買いに行った。
今年も値上がりしていてちょっと痛い・・・
そこの玄関にはツバメが毎年巣をしている。下においてあるのはフン用の箱。
今の時期なら二番子かな?ツバメも安心しているらしく、覗きに行っても平気なもの。
山でも少しだけ見かけたササユリが、ここのお家の庭にたくさん咲いていた。このなんともいえない薄いピンク色がきれい。
ハチミツを詰めてもらっている間にもアカショウビンが鳴いた。なんと贅沢な空間だこと。ここのおじいちゃんも相当なお歳だけど元気なもの。そりゃあ、こんないいところに居たら寿命も延びるわなあ。
原生林を歩いた翌日の月曜日は、毎回、普段の生活とのギャップに戸惑う。
森ではそれだけ気持ちが解放されていたということでしょうか・・・
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注:この森は昨年6月からこのコースからの入林が禁止されました。
私たちは10年ほど前からこの森で野鳥調査をしています。その調査の継続ということで入林を許可されていますので、そのついでに、その風景や自然の営みをご紹介しています。
体の弱い私を父はいつも山へ連れて行ってくれました。
ただ父の後について歩くだけで、何もさわってはいけないと言われていました。
色々と教えてもらったはずなのに・・・。
はちみつですか??
私がこちらの地に来た時は「れんげ」のはちみつが有名だったのですが、今は老齢化でやめてしまう方が多く高値ですね。
お父様もそんなことを体験されていたのかもしれませんね。
いつも買う「トチ」のハチミツは、あまりポピュラーじゃないようですけど、とってもおいしいんですよ。
2年続けて値上がりしてどうしようかと思ったけど、やっぱり買ってしまいました。(笑)
ところで、倒木が行く手を遮っていたらどうするか…わたしも絶対、倒木の上を行きます!scopsさんと同じで、圧迫感が苦手なので…
ハチミツ、好きなんです!おいしそう…
このトチのハチミツはほんとにおいしいんですよ。
大ビンを3本買って帰るんですが、これで毎朝大さじ1杯食べて1年持ちます。1日30円ほどの贅沢です。
違う? 精神的な圧迫感? どっちも?
最近、他人事じゃないことになりつつある身としては、反論できない・・・
もし下敷きになったら・・・なんて思ってしまうのかな?怖がりなのかもしれないけど、上に重いもの・・・は樹でも人でもヤなもんです。
答えは、両方です。
お返事が遅れますけど、ごめんなさい。
コアジサイ可愛い花ですね。私も昨日山で可愛いアジサイを見てきました。大きな倒木はなかったけど(笑)有ったら私ならどうするかなあ。多分くぐると思います。だってチビだから足が届かない(涙)
ハチミツもう採っているんですね。風の山では梅雨明けという話しになっているけど、上手く採れるかなあ。
ササユリ風の山では見られません。暑苦しげなオニユリとコオニユリと態度のでかい?ウバユリが咲き誇ります(笑)
コアジサイ、可愛い花と思って 先日 慣れない挿し木に挑戦したのですが どうも根を張ってくれそうにありません。。(涙)
トチの蜂蜜をつくってらっしゃるお宅のお庭ですか?
なんてステキなんでしょう!
ササユリが揺れて香ったら 夢見心地になりますね!
トチと言えば 武田信玄が体調不良の時に
誰だったか、トチの実のアクをぬいて作ったトチ餅を提供して おかげで回復したとかいう話を思い出します。
(たしか新田次郎、横山光輝で読みました;笑)
アクさえ うまく抜ければ、滋養強壮にトチはいいのでしょうね。
風さんは樹をくぐりますか。(笑)
でも私もさすがにこれだけ大きい樹だととても足は届きません。かと言って、fagus06さんがおっしゃるように、腹部の圧迫感も否定できない。(笑)
ハチミツは毎年6月に訪れた時には採れていますね。在庫があと1週間ほどだったのでグッドタイミングでした。
ササユリは甘い香りとともに、その薄いピンクがなんとも言えず艶かしいと思います。