店主のだらだら草子

スローライフを目指すi-sumi.com店主の気ままな日記

送り火

2007年08月17日 | スローライフ
今年もご先祖様を見送りに行ってきました。
それにしても、年々増える人出・・・

情報化社会なんですね。
ほんの十年前は穴場だったこの場所、ご近所の方と挨拶しながら送り火をしたものです。
去年もすごい人出だと思ったけど、今年はその何倍も・・・
この十年で人では10~20倍にもなりました。千人ははるかに超えているでしょう。観光バスも来るし・・・


この青白い光、なんだかわかりますか?
携帯電話のカメラやデジカメです。びっくりな数です、思わず笑ってしまいました。
反対側を向くと目も開けていられないようなフラッシュの嵐!
スターのような体験でした。(笑)

でも時々手を合わせている人を見るとホッとします。


火が半分ほど下火になると、ドッと人が減ります。「○○観光のお客様~、バスが出発しま~す。」
大文字が一番早く火がつきますから、急げば他の山も見られるはず・・・きっと次のポイントへ移動するんでしょうけど、こういう、見ればいいという観光はホントにやめていただきたいと思います。
火が消えるまで故人への思い出に浸っている人も大勢いるはずなのに。

来年は違う場所を探さないと・・・


おまけ
ブレ画像ですが、ちょっとアートっぽくなったので、貼り付けました。

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
だいもんじ (bulbul)
2007-08-17 06:34:50
 自宅は鴨川端の七条あたりなんですけど小さなころは 2階の窓から細く扁平した大文字が見えてました。大人になるまで見に行くということはありませんでしたが人を案内して鴨川の北大路橋から見た時は正直感激しました。某ホテルの最上階のレストランで豪遊したことがありましてそこからは西山以外の総てを見ることができました。それ以来でかけることはなくなっています。ほんとうは「見る」ではなく「拝む」なんでしょうね、祖母の姿を思いだします、人の生活がだんだん薄っぺらくなって行くように思ったり、
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bulbulさま (scops)
2007-08-17 10:38:52
ウチは中京区ですけど、小さい頃は小学校の屋上から「鳥居」以外はみんな見えていましたよ。
やっぱり、「見て」いました。

自分を振り返ってみても、ご先祖様が・・・なんて、この頃は思いもしなかったです。

こんな憎まれ口のような記事を書くのは、年がいってきたからなんでしょうかね。
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テレビで見てました (のこたん)
2007-08-18 09:56:23
 某OOKで特番でやっていました。

 京都からこちらに嫁いだ方がみえます。(Sさん)

 数年前の話ですが、友人が私に「送り火、一度でいいから、見に行きたいね~~。」と言いました。
 
 その会話を聞いていたSさんが、突然怒りだしました。「送り火は観光のためにやっているんじゃナイ!」
 Sさんはその年の春に身内の方が亡くなられたそうです。
 京都の人間にとっての「送り火」の話を聞かせてくれました。
 「自分がこちらに嫁いで来たから余計に「送り火」は大切なものになった。」そうです。

 ただ物見遊山ではなく、その事の持つ意味を考えなくてはいけないと教えられました。

 ますます、「京都」が好きになりました。
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のこたんさま (scops)
2007-08-18 11:00:24
一時、この行事のことを「大文字焼き」と言われていたことがありましたが、この言葉には年配の京都の人は反発してましたね~

えらそうなことを書いている私も、身内を亡くしたり、そこそこの年になってきたことで、やっとわかってきたことです。

京都へ観光にお越しになる方も、こういうことを知ってご覧になるほうが、もっと充実した旅になると思います。
送り火に限らず、京都に住んでいる私でさえ、知らないことや面白いなあと思う行事や慣わしがたくさんあるんですから、まだまだ奥が深いということなんでしょうね。
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私も見てました。 (うめもも)
2007-08-18 16:27:04
五山の送り火。
勇壮で涙が出ました。

京都ってすごいですね。scopsさん。
伝統がこんなに残っているなんてさすが古都です。
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うめももさま (scops)
2007-08-18 17:19:44
テレビでは私の知らないことを随分と解説していたんでしょうね。
テレビを見た人がよかったよかったとおっしゃるので、僕も見たかったなあ。(笑)
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いろいろな解説があるのなら (ジョルジュ)
2007-08-20 21:35:47
テレビもいいですねえ。見たかったなあ。。

送り火に 花火を打ち上げるところも増えてきました。
とは言え、土・日に集中しています。
当地では 8月に入ってからは 迎え火で? 
土・日は どこかしら 花火をやっていて
あちらこちらで音が聞こえていましたが 
とうとう一度も見に行きませんでした。

身内を亡くした人が見れば 花火は儚くて 
終わるといっそう寂しさがつのるのでしょうね。
五山の送り火も 観光バスで押しかけるのだけは 止めてもらえたらいいのに、と思ってしまいます。
京都なんていう「いいところ」に住んでらっしゃる方は 苦労が耐えませんね。
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ジョルジュさま (scops)
2007-08-20 23:10:52
何年か前でしたが、送り火が点火されているあいだ中、ヘリコプターで市内の上空を飛びまわるバカがいまして、そりゃあ非難轟々でした。

それに比べりゃかわいいものですが、やっぱり宗教行事ですからね~
ゆっくりと見送りたいものです。
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身近な者を ()
2007-08-22 10:45:50
亡くして分かること沢山ありますね。観光気分で見た方も多いでしょうけど、個人を思いブレ画像のような大の字を見た方も沢山居たのではないかと思います。

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間違い ()
2007-08-22 10:49:03
故人でした投稿ボタンを押した瞬間間違いに気付きましたがすでに遅そかった
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