店主のだらだら草子

スローライフを目指すi-sumi.com店主の気ままな日記

外来種は軍隊のようなもの?

2005年01月26日 | 雑感
ブラックバスを含む何種類かが特定外来生物に指定されましたね。
ブラックバスに関しては、釣具の業界や愛好者の団体の反対もあって、すったもんだの上、環境大臣の鶴の一声で決まったようですが、遅きに失した感は否めませんな。もう手遅れじゃないの?とも思ってしまいます。まぁ、日本では事が起こってからしか法律は出来ませんから仕方がないのかもしれませんが・・・。

もちろん、環境悪化も在来種が減った根本の原因のひとつでしょうし、それに追い討ちをかけたのがブラックバスということになるのでしょうね。限られたスペースで楽しんでいたときはよかったんですが、あまりにも密放流などによって広がり、影響が大きくなりすぎましたね。

生態系は、増えすぎず減りすぎずの微妙なバランスで保たれているものでしょ?
なのに、いきなりの肉食大食漢のブラックバスの侵入は、普通の街にいきなり軍隊が来て、抵抗も出来ない市民がどんどん減っていくようなものだと思うんです、在来種の立場に立てば。

極端な言い方をすれば、生態系が壊れることによってブラックバスのエサも減っていくわけで、結果的にブラックバスも減っていくのが道理ですよね。
そして何もいなくなる???のかもしれません。

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5 コメント

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ブラックバス ()
2005-01-28 21:30:11
名前は聞いたことはありましたが、釣りをしないので、小池大臣が久々に記者会見しているのを見たけど、詳しく分からなかったですが、scopsさんの書いて下さったことで、そう言う事なのかと分かりました。

scopsさんの言うように、遅すぎたのかも知れないですが何もしないよりは良いかも知れないですが、一度バランスが崩れると、戻るのが大変だと思いますね。
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風さん (scopsことi-sumi.com店主)
2005-01-28 23:44:24
自然ってうまくできているんですよね。

日本では猛威をふるっているブラックバスも、従来の生息地の北米では、ちゃんと天敵がいて日本みたいに爆発的に増えないようです。

風さんのおっしゃるように、生態系のバランスは一度崩れるとなかなか元には戻らないでしょうね。



ブラックバスだけじゃなくて、いろんな所で起こっている乱れが積み重なると、廻りまわって、必ず良くない影響として人間にも及んでくるというのは、私たちは今まで何度も経験してきていることなんですが・・・
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scopsさん ()
2005-01-29 22:02:59
今日の地元新聞に、アユの川でバス釣りご容赦と言う事が書かれていました。scopsさんが書かれているように、在来種が減るのは全てが外来種のせいとは言えないかも知れないが、アユの稚魚を放流すると、ブラックバスの大群が稚魚を食べるそうです。側にウグイなどが居ても見向きもしないそうです。アユの棲むのに適した場所も、ブラックバスに占領されて居るとか四万十川では、漁で生計を立てている人もいるようですが、ブラックバスには困っているようです。

この方は漁協の方のようです。バス釣りを楽しみたい人達は、この事をどのようにに思っているのでしょうね。
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鮎の川でも? (scopsことi-sumi.com店主)
2005-01-30 00:34:33
四万十川といえば鮎といわれるくらいですから、影響は大きいでしょうね。最後の清流といわれる四万十でもそうなんですか・・・



最初に放した人、いまどう思ってるんだ。あんた責任取れるのか?と言いたいですね。

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新聞報道によると ()
2005-02-02 11:33:59
四万十漁協では、バス釣りをする人から年間千匹、20年間買い取っってきたとか、それでも減らなかったのですね。



同じ県内でも、複雑なのは渇水で有名になった、早明浦ダム、あそこは全国的なバス釣り大会も行われているようです。



こういう事は必ず、賛否両論がある物ですが、やはり在来種が滅びないように、美味しいアユが食べられますようにと思いますね。



何時もお願いですみませんが、お暇なとき又鳥の名前教えて下さい。写真は相変わらずですが、

scopsさん の詳しさなら分かるかも知れないと、期待しています。

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