店主のだらだら草子

スローライフを目指すi-sumi.com店主の気ままな日記

星新一が出てきた

2013年08月20日 | 雑感
リフォームに備えて荷物の整理も急ピッチですが、たくさんの文庫本が出てきました。
多くは「山本周五郎」「星 新一」。
「松本清張」や「石川達三」「五木寛之」「筒井康隆」「ハイネやバイロンの詩集」が少し・・・

山本周五郎の人情ものは好きだったなあ。
山岡荘八、吉川英治なんかの時代物もよく読んだ。


それから、たくさん出てきた「星新一」
ショートショートの神様と呼ばれた彼の作品の多くはSFですが、なぜかこれにはまってました。
最近もショートショートの作品をいくつも読んだけど、星新一ほどわくわくした作品には巡り会えません。時代が違うからでしょうか。

これを読んだ時から40年近く経っている現在を見ると、未来を予見していたかのような作品が多いです。
「星新一-Wikipedia」の「作品の特徴」から抜粋すると、


しばしば未来を予見しているかのような作品が見受けられるが、いずれも発表された時点では、何をどう予見しているのかは誰にも(あるいは本人ですら)分からなかった。以下にその例を挙げる。
声の網(1970年)
電話線を経由する情報(血圧や体温なども感知する)をコンピュータに管理させている。コンピュータはいたるところに設置され、すべてネットワークでつながっている。人間たちは好きな時に好きな場所で必要な情報を取り出している(インターネットの普及、ユビキタス社会の実現)。

おーい でてこーい(1958年)
ある日突然出来た深い底なしの穴に、生産することだけ考えていて、その後始末は誰も考えていなかった人間たちは、これ幸いとばかりに都会のゴミや工場の排水や放射性廃棄物など、物を生産することで発生した不用なものをどんどん捨てていく(公害、生態系の破壊、大量消費社会)。

白い服の男(1977年)
戦争に関する事物、事象などあらゆるものを封印してねじ曲げて管理された世界を描く(表現の自由、言論の自由などに踏み込んだ監視社会。有害情報規制、児ポ法改正などに含まれる単純所持規制問題など)。


とあります。
また読んでみようかな。

残念ながら、今回出てきた本はやけやシミが多く、またネズミの洗礼も受けているものが多かったので仕方なく処分。
リフォームが済んで落ち着いたら少しづつ買い揃えようと思います。


今回のリフォームのおかげで、本に限らず、持ち物の三分の一、いや半分ほどは処分。とにかく思い切って断捨離しました。
思い出は頭の中にしまって・・・ということなんだけど、最近は忘れるほうが多いからなあ。(笑)
ま、それはそれでいいんだろうけど・・・

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしいなぁ、 (bulbul)
2013-08-21 18:42:51
 わたしはどちらかというと「筒井康隆」にはまってました、星新一の作品も楽しかった、五木さん、それから吉村昭、堀田善衛、大岡昇平、ずいぶんいろいろ学びました。
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bulbulさま (scops)
2013-08-21 22:16:55
筒井康隆のナンセンスSFも面白かったですね。
現在、深夜番組で元気に活躍中ですよ。ちょっと丸うならはりましたけど。
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