今年の漢字 「災」

きのう一年の世相を象徴する恒例の「今年の漢字」に「災」が選ばれ、京都の清水寺で発表がありました。
清水寺の貫主さんが、大きな筆で和紙にその都市の漢字を書き上げるのを毎年テレビで放映されますが、今年は正しく「災」の年でしたね。「そうかなぁ？」と思う年も多いのですが、今年は残念ながら文句なしです。二位に「韓」が入っているのもうなずけます。
森貫主は一年を振り返って「被災地に多くのボランティアが駆けつけ、災い転じて和を招いた。来年こそ天災も戦争もない「和」の一年になってほしい。」と語っていますが、ホントにそう願うばかりです。

「災」と言えば、あの阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し被災地の復興を願う光のイベント「神戸ルミナリエ」もきのうから始まりました。
あと少しであれから１０年。被災者の方々の心の傷は私には計り知れませんが、見る限りでは神戸の街は良くここまで復興できたなと思えます。この「神戸ルミナリエ」には２週間の期間中に、約５００万人の来場を見込んでいるとか。すっかり冬の風物詩になって観光化されていますが、そうなっていくことが復興の証でもあるのでしょう。