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Latin Breed

2007-11-13 00:19:51 | King Of Brown Sound

農閑期に入りつつある今日この頃、これまであんまり書けてなかったCD紹介をボチボチ増やしていきます。参考にはなりませんがどうぞお付き合いください。

前回のPickup CDで取り上げたSunny & The Sunlinersのところでも少し取り上げたLatin Breedが今回のネタです。

サニー&サンライナーズもなかなか復刻が進んでいないが、そこから分裂してできたラテン・ブリードさらに進んでいない。ラテン・ブリードに関するCDはわかる範囲で調べたのだがおそらくかなりの枚数発表しているはずのLP音源はほとんど復刻されているようには見えず、特に僕などが聞きたくてしょうがない70年代の音源は知りえる限りでは例の『Texas Funk』と下で紹介するCDしかない。割りと近年の90年代以降の音は数枚の編集盤が出ているようだが、試聴した限りではあまりパッとしない感じだったので今のところ購入を見送っています。

Latin_breed

Latin Breed ; Tejano Gold  Original Hits  (MADACY LATINO  MLT2 53125)

まず最初にこのMADACYというカナダのレーベルはどうも廉価盤を多く出しているレーベルのようですね。それで当初ネット上でこのCDを見つけたときはちょっと怪しい感じがしたし、例によって何の情報も持ち合わせておらず、試聴もできなかったので結構購入は迷った。

しかし収録曲のリストだけはあったのでそれを見ていくと、、、オッと目を引いた曲があって、それは5曲目の"Funky Mambo"。僕のフェイバリット・シンガーの1人でもあるJoe Bataanにも同タイトルの曲があったのを思い出したので、思い切って購入したのでありました。

で、結果から言うと内容はかなり満足できる。かなりファンキーなオルケスタ・サウンドに正直驚いたくらいだった。確かにリズムはポルカなのだが演奏力とアレンジの幅が格段に広い。特にオルケスタの特徴でもあるホーン・セクションは強力だ。そしてこれまた強力なハモンドオルガンが強烈にグルーヴしているのだ。さらに特筆したいのがドラムス。タイトで細かいオカズをところどころ決めながらも決してでしゃばらない、音も硬く僕好み。ミータースのジグ・モデリステと共通したところも感じます。

このCD購入のきっかけとなった"Funky Mambo"ですが、やはりジョー・バターンの曲のカバーで、発表も同じ75年らしい。ジョーのアルバム『Afrofilipino』に収録されていた同曲に近いアレンジで、ラテン・ブリードの方は『U.S.A』というアルバムで出たようだ。

そのラテン・ブリードでリード・ボーカルを務めていたのが次に紹介するJimmy Edward。

Jimmy_edward

Jimmy Edward ; Tejano Gold  Original Hits  (MADACY LATINO  MLT2 53124)

こちらはジミー・エドワードのソロをまとめたCDなのかと思えば、先のラテン・ブリードの盤とは2曲ダブっています。あえてラテン・ブリードとジミー・エドワードを分けた理由はわからないがバックはどちらも同じと思う。これも70年代の音源であろうファンキーなテックスメックス・オルケスタな内容だ。ただこのCDの曲にはつまらないシンセ系の音が多くなってきているのが少し不満か。4曲目の"Si Yo Pudiera"は曲の中心こそポルカ続くがサビやブレイクにくると途端にタワー・オブ・パワーのようなホーンと激しいシャウトをぶちかましてくれる。こうしたファンク趣味の曲を個人的にはもっと聴きたい。ほかには"Rumba Moderna"もなかなか楽しい。ソロモン・バークの"If You Need Me"のカバーなんてのもあるが、これはたいしたことない。

現在はジミー・エドワードはゴスペル歌手になっており、その手のアルバムも何枚もリリースしている。今でもステージでラテン・ブリード時代の曲を歌っているのはYoutubeなどでも確認はできるが、そこで見れるのはこのジャケ写真では想像もつかないくらいの巨体になった当人でした。

サニー・オズーナといい、ジミー・エドワードといいどうしてああもブクブク風船みたいに太ってしまうのだろうか。いったい何食っているのか他人事ながら心配してしまうよ。

この2枚のCDを比べるなら最初のLatin Breed盤のほうをお勧めします。しかしどちらの盤も24Bitマスタリングという割にはいまいちいい音には聞こえません。なにかカセットテープでも聴いているかのような感じさえするので、どちらもあまりお勧めできないというのも本音ですね。ともかくラテン・ブリードの70年代の音源の、ちゃんとした復刻が待たれます。


King Of Brown Sound

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2 コメント

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オルケスタ関連でトルテーヤファクトリーについて... (長谷雅春)
2007-11-21 23:05:04
オルケスタ関連でトルテーヤファクトリーについてのインフォメーションです。僕の持っているものは、
Falcon
Tortilla Factory FLP4063, 1974年
The New Tortilla Factory FLP5038,
1980年
Made in America FLP4073 ,1975年 

Freddie
Making Tortilla Hits LP1174, 1980年
これはTony De La Rosaとの共演です。

Bobby Butler のいたバンド、Los Tejanosも記しておきます。

Freddie
EL CHARRO NEGRO LP1211, 1981年

以上はすべてアナログ盤。Falconというレーベルは、スティーブ・ジョーダンも含め、すごい音源をたくさん持っているのでCDリイシューが待たれますね。アナログ盤は入手困難なので紹介しにくい、というのが本音です。
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長谷川さん、毎度どうもです。 (サユール)
2007-11-21 23:39:06
長谷川さん、毎度どうもです。

貴重な情報感謝いたします!
Tortilla Factory、実はまだ聴いたことがないのですが、元La Familiaの連中とのことで一度聞いてみたいと思っています(近日中に1枚入手予定です)。

ちなみにMade In America というタイトルのCDは出ているようです。入手したいのですが、まだ実現していません。ということはどこかFalconの権利を持っているところが出している?ということでしょうかね。
Falconのスティーブ・ジョーダンも是非聞いてみたいですね。
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