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畑の外でできること

2008-01-26 02:46:35 | コラム

2週間のご無沙汰でございます・・・皆さんお元気でしょうか?

まったく更新もなく音沙汰ナシ!にもかかわらずこのブログをちょくちょく覗いて下さる方も多く、嬉しいことではあります。前回の更新(1/14)から、実はワタクシ出稼ぎに出ておりまして、今は愛知の実家に単身いるわけであります。なんで出稼ぎなんか、と我が家の家計事情に同情してくださる心優しい方々も多そうなので一応断っておくと、昨年までやっていた冬の仕事が諸事情で今年はなくなったので、別の仕事を探しておったのですが、いかんせんこちらは春までしか仕事ができないということもあるのと、これまた残念ながら地元(石徹白および郡上市)はやはり仕事も少なく、賃金水準が低い、という理由で、ここは一丁、今全国でも一番元気がイイ!といわれる名古屋圏で仕事を探そう!幸い実家もあるので住居費用もいらないし!となったわけです。

今の仕事もようやく2週間経ち、これまた幸いなことに一緒に働く人たちにもイイ人たちに恵まれ、大変ながらもなかなか実りある生活を送れていると思います。

この仕事について書くのは今日はちょっと面倒なので(なんせ仕事が終わってからそのまま家まで4時間軽トラに乗って帰ってきたばかりなので・・・)また後日、、、で今日はそこで知り合った方々とのお話の中から感じたことを少々書こうかと思います。

仕事場はいわゆる新築マンションの建設現場。といっても僕が左官屋や石積みなんかのハードワークができるわけもなく、やってる仕事はもっと細かい、室内の作業なのですが仕事の内容はかなりの技術が必要とされます。本来そんな仕事はシロートの僕にはできるわけないのですが、幸い以前にやっていた住宅部材関係の仕事の経験が多少役に立っているのでとりあえずいろいろ教わりながらですが、仕事をさせてもらっているといったところ。

そこで一緒に働く人たちと、まぁ最初は「どこから来たの?」から始まって、いろいろなことを話すわけですが、こちらは「本業は農家」で「冬は雪が2~3mも積もる」ところなので何もできないから、こうしてやってきました、ってな感じで自己紹介をします。そんな中で若い人たちが農業をやっている、ということにとっても興味を示してくれ、さらに「肥料をまったく使わない」「当然農薬も使わない」云々の話をすると、さらに関心を持って聴いてきてくれます。

もちろん都会っ子の彼らには田舎での生活に一種の憧れもあるのでしょうが、でも僕にはそういうある意味「素直」な反応というのを最近経験してなかったので、ちょっと新鮮でした。普通の人に「農業やってます」といえば、大方の返事が「それは大変だねぇ~」というのがこれまでの相場と決まっていましたからね。彼らは農業に対して決してそのようなネガティブな印象は持たず、ある種の敬意と羨望をもっているのでしょう。そういう素直な反応であると、僕のほうも素直に自分の農業の楽しさ、素晴らしさを伝えることができるように思います。


と同時に、もし僕が農業の現場の中だけでいたとしたら、彼らのような「普通の人たち」と知り合うことはなかったかもしれない、ということも思ったのでした。

今の世の中、大概の人は農薬を使っているより使っていないものを食べたいだろうし、有機栽培や無農薬で野菜を作っている人たちがいることも知っているだろうし、そういう野菜はきっと体にもいいんだろう、と思っているに違いない。でも、実際にそういうことをやっている農家が家族、友人の中にいるとか、知り合いにいる、って言うのはほとんどないことだと思う。

ましてや自然栽培やっている農家なんてね。

いくらネットやテレビや本の情報で無肥料/自然栽培のことを知るよりも、当事者から直接知ることのほうがはるかに印象に残ると思う。ましてやそれが何かの縁で偶然知り合った人から、というのは正に何かの「縁」でしょう。こういう「縁」から自然栽培についての関心や認識が、特に若い人たちに伝えろことができるというのは何か非常に理想的だなぁ、と感じるわけなのですよ。そして、そういう光景がある、というのはこれもひょっとしたら時代の流れなのかもしれないです。

仕方がないとはいえ、農業の現場=畑から離れるのは不本意ではあるけれども、決してわるいことばかりじゃあないのだな、やれることは他にもいろいろあるのだな、と思うのです。


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高いと安いの線引きは

2008-01-14 00:46:18 | コラム

いつも読ませていただいているあぐりーもさんのブログに「慣行と有機(自然農)」と題するエントリーとその記事の発端となっているという脱サラ就農日記というブログの「有機農業について」という記事を読ませていただいた。

どちらもそれぞれの意見があって興味深く読ませていただきました。いわゆる農業なんてのは本当にやり方は農家が10あれば10通りのやり方が存在しているし、それだから面白いといえるし、またそれゆえにややこしい問題も含んでいると思う。ゆえにことさらやり方の違いに対してとやかく言及するのはあまり興味がないのが本音であったりする。基本的にはわかる人にはわかる、という世界だと。

それに農家の現実問題として経済的な事情から慣行栽培を行うということも僕は理解しているつもりだし、そのことをトヤカク言う必要もないことは全面積自然栽培という「バカなこと」をやっている自分が一番わかっていると思っている。

もちろん自分は良いと思っているからこそ無肥料栽培あるいは自然栽培といったやり方を選んでいるわけだし、農薬も、当然のごとく、使いたくはない。これはハッキリしている。だからこの「慣行栽培」か「有機栽培あるいは自然栽培」かという議論についてとくに言及することはない、と思っています。

そのことを理解していただいて、それでも少し何か書きたくなりました。いつもの通り(?)両ブログには無断で書いておりますが、これもまた一農家の個人的な意見と思って以下を読んでいただきたいと思います。



1つだけこの話の中で言及したいことがありまして、それは「価格」のことです。

この野菜の価格の高いの安いのという話はこれまでもこのブログでも書いてきました。それだけ自分としてはこの「問題」には特にこだわっているつもりです。

果たして、野菜のみならず全てのモノについてもいえると思うが、価格の「高い」「安い」の基準とは一体なんなのだろう、ということです。

最初に言えば価格の高い、安いはあくまで比較の問題であるということを前提に、野菜をはじめ、農産物を工業製品と同列のいわゆる「市場原理」基準で価格を考慮すべきではない、と思うのです。

普通に言えばモノの価格は原材料や人件費などを積み上げた結果の、いわゆる「コスト」に「儲け」を乗せたものであるわけだ。もしこれだけでモノの値段が決まるのであれば話は簡単だが、実際はこれに「需要と供給のバランス」という市場原理が加味される。その結果値崩れが起きたり、ぼろ儲けが起こったりする、と簡単に言えばこうなるでしょう(簡単すぎか)。

この「需要と供給のバランス」、一般製造業であれば生産調整がやり易い製品であればこの辺りのバランスがとりやすいだろうがこと農作物に関してはこのあたりが”自然任せ”である面が強いので難しい。だから「豊作貧乏」という言葉に象徴的なような現象がおきるわけだ。本来農家にとって喜ばしいはずの「豊作」が「貧乏」を引き起こし、その結果「生産調整」といわれる、畑にあるキャベツなどをそのままトラクターで畑にすきこみ廃棄するという光景が繰り返される。

それを嫌うが故、だんだん時期外れのものを作るようになり栄養価の落ちた野菜があふれるようになり、野菜そのものの品質を落とすような結果にもなっていった。

さらに問題と感じるのは有機野菜はお金持ちしか買えない”高級品”で普通の人が帰るものではない。だから普通の人のためにスーパーなどに並ぶ”普通の価格”の慣行栽培野菜が必要なのだ、という考え方だと思う。

具体的に言えば、有機栽培/自然栽培の野菜は慣行栽培野菜より高い、がまた慣行栽培野菜とて中国産をはじめ海外輸入野菜より高いのが実際ではないか、ということ。

低価格ということで商品の選択を行うということであれば、有機/自然栽培作物が慣行栽培作物よりも価格が高いからという理由で普通もしくは一般的ではないということになるのと同様、慣行栽培作物であっても、比較の対象がさらに安価な輸入作物であれば、慣行栽培作物が”高級品”で輸入作物が普通の人向け、ということになりはしないだろうか?いや、悲しいかな現実はすでにこうなっている。確かにスーパーなど店頭で生鮮野菜などを買う場合はいまや多くの人が輸入野菜を避け国産品を選ぶようになっているだろうが、それより安価で手軽な惣菜やコンビニ弁当あるいは冷凍食品の中で占める輸入作物の割合は生鮮野菜のそれよりはるかに高い。

少し余談になるがこの冷凍食品について少々・・・

参考 社団法人 日本冷凍食品協会 <日本の消費量推移>

このサイトの情報によれば平成9年では冷凍食品の消費量に占める輸入品の割合は32.5%であったのが、10年後の平成18年には42.6%とおよそ10%上昇している。しかも調理冷凍食品、つまり海外で調理されたものを冷凍して輸入しているものの場合は平成9年は85,205トンだったものが平成18年には315,436トンと3.7倍に増えている。さらに気になるのは業務用向けの消費量が減ってきている反面、家庭用向けの需要が伸びてきていることだ。但しこのサイトでも言っているがこのデータはあくまで日本冷凍食品協会加盟会社でのデータであり、それ以外の商社やスーパーが独自に輸入しているデータは入っていない。近年流通の末端でもある大手スーパーによる独自開発商品も増えてきているために、業務用の消費量の減少も実際はもっと少ないかもしれない。

果たして国産の慣行栽培作物の価格は普通の人々向けだと考えるのであれば、さらに安価な海外輸入作物や冷凍食品に対しても同様の判断ができるのだろうか。もし、そうでなければ高いと安いの基準/線引きは一体どこでされるというのだろうか。

それにスーパーなどが有機野菜やJAS規格認定品の作物などを置きたがらないのも事実かもしれないが、僕の知る限りだがその原因は価格の問題よりも手続き上の煩雑さであり、それゆえのコスト高にもなる、そして面倒くさいことも大きな要因とも聞く。

ここ数年言われている「食の信頼低下」というのも全ての原因はコスト削減が優先した結果ではなかったか。我々、日本人はすでにコスト優先主義の中では「食の安全」は担保されないことを多くの経験の中で学んできたはずではないだろうか。

それに食品の低価格化は我々の生活に豊かさをもたらしたのだろうか、という根本的な問題もある。気づけばいまや日本には格差というなのもとで一握りの富裕層とその他多くの貧困層に分けられてしまったではないか。こうした世の中では慣行栽培農家が望むと望まざると自分たちの作った作物がいつしかお金持ちしか手の届かないものになってしまい、普通の人々には安価な輸入野菜や外国の工場で作られた冷凍食品しか買えない状況が来てもおかしくない、といっては言いすぎだろうか?しかし、有機/自然栽培作物は高い=普通の人には買えない、という認識はそうした世の中の風潮を助長するだけのような気がしてならないのだ。



そういえば今日本政府と農水省はそれこそ国を挙げて”攻めの農業を”ということで、高品質で安心・安全な日本産農産物を外国に輸出しようと躍起になっている。その売り先としてあげられているのは中国や中東。ターゲットはもちろん中国の高経済発展の恩恵を得た富裕層や中東にあふれるオイルマネーだ。その一方でBSE感染の危険性が拭いきれていないにも関わらずアメリカ産牛肉に輸入を許可し、その安牛肉で作った安牛丼を”庶民の味方”とばかりに宣伝する牛丼屋やマスコミ。またその牛丼を、待ちに待ったとばかりに群がる「普通の」人々。

ひょっとしたら、いま世界は大きく富裕層と貧困層に分けられつつあり、その世の中で日本の農業が果たす役割は世界中のお金持ちの胃袋を満たすための作物をつくることなるかもしれない・・・。で、我々普通の人々はより安価な輸入作物しかクチにできない、っていうかそれが当然、なんてことになったりして・・・。

最後はちょっと言いすぎかもしれない.

最初にも書いたように、今の段階で慣行栽培とよばれる、農薬や肥料をつかうスタイルを全否定するつもりもないし、それは現実的ではないことも理解はできます。でも、有機/自然栽培作物を指して、安易に「高い」と考えるのは良くない傾向と思う。そうではなく言うならばそれに比較される慣行作物が「安い」のであり、輸入作物は「さらに安い」のです。そして「安い」または「さらに安い」にはそれなりの理由があるのです。そして値段に惑わされることなく「本来あるべき姿」について意識していただきたい。少なくとも慣行栽培の範疇であっても、農薬の使用を減らすなど、農薬の害に対し意識的であるのであればなおさらに、と思います。


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2007 Best Albums

2008-01-07 16:26:22 | PickUp CD

最近は音楽関係のブログやホームページで個人的な年間ベストアルバムを選んでいられる方がずいぶん増えましたね。まぁ、僕も以前は自分でその年のベストテンくらいは選んでいたこともありましたが、ここ数年購入枚数も減ったし何より新譜を追いかけるようなことが減ったので、買うCDも結構発売から数年経ってから購入することも多くなり、あえて年間ベストということもなくなってしまった感じがしていました。

ところが昨日こちらのページを覗いたら、やっぱり自分でもやってみたくなりました。というわけで今回はサユールイトシロ・音楽部門の2007年度ベストアルバムを選んで見ました。

一応基準は・・・

  1. 2007年度購入盤
  2. 新録/リイシューは分けない
  3. 発売が2007年以前でも購入が2007年度のものは含む

ということにして、では早速以下の通り。


         Calientemas_caliente

Little Joe y La Familia ; Caliente / Mas Caliente  <Tejano/Orquesta>

個人的には今年はテックスメックス/テハーノ音楽の一言に尽きてしまいました。特にリトル・ジョーは多分1975年以前の録音で現在CDリイシューされているものはほぼ入手できてしまったと思う。今数えたら全部で13枚あった。何枚かはこのブログでも紹介しましたが、まだまだできていないものはたくさんあります。だけど実際のところはそのどれもが素晴らしいわけではなく、どちらかといえばコレクター的行動あるいはテハーノ音楽の情報不足ゆえのにわかテックスメックス研究家になっているからですけども。

それでもここまで熱中した音楽というのもここ数年なかったというのもまた事実であって、テハーノ音楽、特にリトル・ジョーは一番自分に馴染んでいた(ハッキリいって年中聴いていた)ということでの1位です。


Well_never_turn_back   My_name_is_buddy

②Mavis Staple ; We'll Never Turn Back  <Soul>

③Ry Cooder  ; My Name Is Buddy  <Roots/Rock>

今年もたくさんのベテランが素晴らしい新作を出してくれた中で特にこのメイヴィス・ステイプルのものは感動すら覚えました。どうしてこの人はここまで熱い人なのだろう?しかもその熱さがこの人の場合そのままストレートでなくて暗く静かで深いところに入り込んでくる。たとえ激しくシャウトしていてもそう聞こえる。前作のアリゲーター盤もよかったが今作はさらに素晴らしい。最初はプロデューサーであるライ・クーダー色が強すぎるかな(選曲なども)とも思ったけど聴き始めたら、今のライ・クーダーだからこそ作れたのだと思った。

そのRy Cooderの久々の新作もこれまた素晴らしい。何よりフラーコ・ヒメネスのアコーディオンがかなりフューチャーされているのが嬉しい。スライド・ギターがほとんど聞かれないことを残念がっている意見も多かったようだけど、僕はあまり気にならなかった。残念だったといえば今回はBobby Kingがあんまり目立っていなかったことか。

この2枚は兄弟アルバムでありますね。


Bharathiyar_padalhal  Lya_laje_of_lagos Latin_breed_4

Sudha Ragunathan ; Bharathiyar Padalhal  <India/Classical Vocal>

⑤Alhaji Sikiru Ayinde Barrister ; Iyalaje Of Lagos  <Nigeria/Fuji>

Latin Breed ; Tejano Gold  <Tejano/Orqusta>

スダ・ラグナタンもすでに2回当ブログのPickUp CDで取り上げました。今年は結局4枚のスダCDを買ってしまいました。古くは1992年録音新しくは2001年となるけど、驚くのは録音年が新しいものほど素晴らしいのだ。その中でも1998年のこれがお気に入りです。

スダ・ラグナタンのやる南インドのカルナータカ音楽も基本は声楽となりますが、こちらナイジェリアのフジという音楽も完全にボーカルが命。そのフジ音楽の開祖、シキル・アインデ・バリスターの1978年作。エル・スール・レコードには他にもフジのCDがたくさん入ったようだけどこのあたりは予算の都合上我慢した。それにしても凶暴というか路上で安アンプにマイク突っ込んで歌っているのを録音しているような・・・これまで聴いてきたシキル・アインデはさらに以前のAfrican Songs盤と1991年のGlobeStyle盤のみだったけどそのどちらとも違う。音処理もスピード感もすっごく飛んでしまっている。でもやはりフジはイイ。シキル・アインデもイイ。

長年その存在だけで実際の音が聞けないことはテハーノ系に限らずよくあることととはいえテハーノ音楽ではその傾向が特に強い。特に僕など(いわゆる外部の人間)が面白いと思うような音は得てしてその音楽が本来的な意味で機能しているコミュニティー内部(この場合はアメリカのメキシコ系アメリカ人、いわゆるチカーノ)ではあんまり評価されていない、あるいは今では忘れ去られてしまっているようなことが多い。そんな中でこのラテン・ブリードのCDはその発売形態に関して難は感じるもののまさに待望のリイシューでした。そしてその中身もソリッドなデックスメックス・オルケスタやファンキーなラテン・ファンクありのご機嫌な内容でした。


La_bamba  Puros_vatos  More_vintage_2  Live_at_the_garden_3

⑦Steve Jordan ; La Bamba  <Tejano/Conjunto>

⑧Chicos De Barrio ; Puros Vatos...Choca y Rebota !  <Mexico/Cumbia>

⑨Alemayehu Eshete ; Ethiopiques 22  More Vintage !  <Ethiopia>

⑩James Brown ;  Live At The Garden  <R&B/Funk>

コミュニティー内での評価という点ではこのスティーブ・ジョーダンもその評価はテハーノの間ではかなり分かれるとのこと。確かに年のこの人の音楽は他のテハーノ音楽やコンフント・ミュージックの人たちと比べるとどこまでも異色。で、僕にはそこがイイ。これは1965年前後のARV Recordsの音源を集めた2004年にでたCD。ついこの間入手したし、このあたりの音の一部はかつてクラン・レコードがLPで日本盤を出していたのを持っているので聴いたことがあるのだけど、このCDにはChicano Soulの大定番ナンバー"Ain't No Big Thing"をやっているのが目玉。さすがスティーブ・ジョーダン。これまで聴いてきたどのアレンジよりもファンキーでいかしています。ちなみにこの曲ではアコーディオンを使っていません。

これも2004年発売の盤のようだけどエル・スールには今年入ってきているのでいいでしょう。久々のクンビアでしたが、相変わらずですね。どーしてクンビアっていうとこんなにバカバカしいんでしょ。でも好きですねぇ、この感じ。余談ですが、このCDはエルスール・レコード昨年の12月にいったときに原田店長に勧めていただいたのですが、その際原田さん曰く「お客さんの好みは大体把握しているんですが・・・」と。どうも見事に見透かされていたようですわ。これも12月になって買ったんだけど、どうやらこのまま今年もテキサス~メキシコ路線から抜け出せないかもしれませんですね。 

しつこく続くエチオピークシリーズ。まだまだあったということでのアレマイユ・エシェテの単独盤はVol,9以来2枚目。ここはこちらもしつこく聴き続けなければいかんと思う。相変わらずのエキセントリックなエチオ・ファンク全開ですね。このエチオピークシリーズの大好きな点は詳細なライナー、というかすでに読みものだが、とこれまた詳細な歌詞の対訳が付いていること.。こうした丁寧で熱意を感じる仕事は本当に気持ちのいいものです。おかげで我々も今まで知らなかった世界の話が知ることができるというものです。

最後は昨年12月25日になくなったジェームス・ブラウンを追悼した紙ジャケ盤がたくさんでて、その中には初CD化のもの少なくなかった。その中からこの1967年の「ライブ・アット・ザ・ガーデン」を上げておきます。個人的には数あるJBのライブアルバムの中でもベスト2に入る名盤だと思っています。特にオープニングのMCの口上から"Out Of Sight"に入るところのスリリングさといったら!ちなみにベスト1は1968年のテキサス州ダラスでのライブを収めた"Say It Live And Loud"。


最後に特別賞と次点のアルバムを数枚。

<特別賞 O.V.Wright  ; The Complete Recorded Works By the Boss Of Southern Soul for Backbeat And ABC Label>  <Southern Soul>           

Ov_3  Los_trovadores_de_oriente  Canta_solo_para_enamorados_3 

 Whos_next_3   Groover_paradise




<次点  Trio Matamoros ; Los Trovadores De Oriente オリエンテの吟遊詩人たち(左上)  (Cuba)

     Jose Antonio Mendez ; Canta Solo Para Enamorados フィーリンの誕生(右上)  (Cuba)

     The Who ; Who's Next (Deluxe Edition) (左下) (Rock/British)

              Doug Sahm ; Groover Paradise (右下) (Texmex/Blues)

<特別賞>O.Vライトについては言わずもがな、黄金期のバックビート時代のアルバム+シングル音源を(ほぼ)コンプリート、さらに紙ジャケでのボックス化。13000円也。買わずに済ませれるか、ソウル・ファン?10年前に出たときは結婚したてで金がなかった。10年経ったいまも金はないが肝だけは据わってきたかもしれない。 (追記・・・後から調べたら前回出たのは1990年、18年前でした。てことは、その頃まだ学生だったので、やっぱり単にお金がなかったから買えなかったのでした。)


<次点>トリオ・マタモロス・・・2003年盤ながら今年購入。古いキューバ歌謡に浸りたくて買った。   ホセ・アントニオ・メンデス・・・まだ買って間もないのだけどこれは気持ちイイ。このアルバムはキューバ歌謡+クール感覚 In メキシコ(録音)、ということで今の自分の好みにピッタリというのも当然。   ザ・フー・・・PickUp CDにて紹介済み。これも2003年発売。ってことは僕の耳は大体において世間より3~4年は遅れているってことか!?   ダグ・サーム・・・テキサスの偉人/巨人、ダグ・サームがCCRのリズム隊と組んだアルバム。テックスメックス的には有名曲"Peanut"をやっているのが目を引くが、CCRのリズム隊はポルカのリズムは不慣れのようで実にドンくさくもたれる。これもらしいといえばらしい。で、このアルバムは2005年発売。内容はピカイチなのですが、実は友人からもらったCD-R。やはり音楽はできる限りは身銭切って楽しむもんだ。だからこれに次点扱いというわけです。


以上、あくまで僕の聞いた範囲のもんでしかありませんがどうでしょう?今年も昨年並みにはCD購入できればいいなぁ。


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雪所、石徹白

2008-01-04 20:58:15 | 石徹白,イトシロ&itoshiro

みなさん、あけましておめでとうございます。

年末年始は実家に帰省していたりでしばらく石徹白からは離れていたのですが、ニュースなどでも散々報道されていたように(って岐阜県のことはあんまり気にならないかもしれないけど・・・)この間、岐阜の山間部は猛烈な寒波に見舞われておりました。ところがそんな話は離れている身にはなかなか実感がわかないものでして、一応頭ではどのような状態になっているのか判っている気でした。昨日5日ぶりに帰宅してこれが「とんでもないこと」になっていました。

0104 この写真では屋根の雪を降ろした後なのでそれほど高くは見えないけど、積もりっぱなしのところで見ればおおよそ2mは積もっているか。屋根の雪は僕が不在の間に義父と義兄がしっかり全ておろしていてくれたので助かりましたが、今度はその降ろした雪を取り除かねばなりません。しかも屋根から下ろした雪は降りたてのところとは異なり、上から落ちる際に潰れてすっかり硬くなっているのでスコップも刺さりにくいし、運ぶにも重い。

まぁ、家の前など広いところは除雪機が入れるのでそれほど手間ではない(それでも硬い雪を取り除くのはホネが折れる)が、家の裏などは機械が入れないため完全に手作業です。で、やはりこれが遅々としてなかなか進まない。結局今日1日で6.7mくらいは道ができたがまだこれでようやく1/3済んだだけ。それに雪がたまっているのはここだけではないし、特に畑のハウスの状態が気になっているのでこれも見に行かねばなりません。

毎年のことだけどやっぱり雪降りは慣れないなぁ、正直なところ・・・。と、ぼやいても仕方ないので何とか明日には家の裏は方をつけるつもりです。


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