いやはや早いものであっという間に1週間が経ってしまいました。
今回ついに会ってきましたよ、My Man!ジョー・バターンに。
”会ってきた?見てきたでしょう?”と思われた方はそのまま読んでいただくとして、せっかくあちこちでもふれ回ってきたこともありますので、今回は少々そのレポを書きましょう。
9日もいつも通り、いやちょっとだけ早く起きてズッキーニを収獲&そのまま出荷用に箱詰め作業をこなし、10時に出発。このあたりは農家です。今回は岐阜駅まで軽トラで走り、そこから名古屋までいって新幹線で東京まで行きました。ま、経費的には夜行バスなんかが理想的なんだけども上記のとおり時間的にも無理なので今回はこのあたりも大盤振る舞いです。
東京についてそのまま渋谷の、いつもお世話になっております「EL SUR RECORDS」までいく。エル・スールは今回で3回目。毎年レコード屋さんのホームページなのうちの野菜BOXも一緒にレコメンドしてくださっているスバラシイお店です。今回はジョー・バターンのライブ会場でCDやレコードを売ることになっていたようでちょうどその準備中でした。
お店にはたまたま居合わせたToday's Pieceさんにも初めてお会いする。その彼もジョー・バターンに行くということで3人で一緒に行くことに。
会場は浅草にあった。浅草ははじめてきた。雷門なんかは当然時間もないので見れなかったが会場のすぐ目の前にスカイツリーがあったので記念に1枚撮っておいた。ちなみに子供にはこの写真が一番喜ばれた。
ライブが始まるまではDJタイムがあったのだが、後半ライブの始まる直前ころ、主催のMUSIC CAMPの宮田さんが回したのが、My Favoritsのスティーブ・ジョーダンのFreddie時代の名曲"Vamos Atatar"!続いてこのブログでも謎の1枚として取り上げたLittle Joe & The Embersの"Oye Como Va"!。思わずうれしくなって話しかけてしまった。
MUSIC CAMPというレーベルも考えてみれば随分お世話になっております、宮田さん。チカーノ・ソウルのオムニバスやらスティーブ・ジョーダンの奇跡のアシエンダ盤の他、ティエラやケッツァルなど、チカーノ関連を中心としたラインナップは結構僕好みなのですよ。
(そういえばこのEmbersのリトル・ジョーはその後の調べで、FamiliaのLittle Joe "Hernandez"とは別人のLittle Joe”Martinez"と分かりました。いつか記事のほうも訂正しときます)
そうこうするうちについにJoe Bataanが登場。もう1曲目が何だったかなんか忘れてしまいましたが、次々と繰り出す名曲の数々"Subway Joe" "Puertrico Me Llama" "Gipsy Woman" "Mambo de Bataan" "I Wish You Love" そして"Ordinary Guy"。うれしかったのは"Young Gifted & Brown"をやったこと。やっぱカッコいいわ。
それにしても思ったのが、この人の様な音楽を奏でていた人は他にいないということ。一人ジャンル。単にR&Bとラテンをミックスしたというだけでは表現できない、まさにJOE BATAANというジャンルを確立した人だったのだ。だからこの人もいわば絶滅危惧種、あるいは天然記念物級のお人。そんな人をこうして生で見られて、歌声を聴くことのできる幸せは何物にも代えがたいワケだ。
<←写真提供:Today's Pieceさん>バックのメンバーはコーラスの奥方Ivonne以外は全て日本人でしたがこれも最高でしたね。特にティンパレスのウィリー長崎さんの火を吹くようなティンパレス・ソロは痺れた!
話は飛んでしまうが、ライブ終了後に行われたサイン会(!)の最中、その隣のテーブルに座っていたウィリー氏を見つけた、思わず話しかけて握手を求めたのですがちょうど氏のCD(2004年作中村とうようプロデュース盤)も置いてあったので買い求めサインももらってしまいました。それにしてもかつて見ていた氏の写真ではシャキッとしたジェントルマンな風情だったのだが、実際お会いしてみたらその何ともやさぐれた雰囲気が意外でした。
それにしてもジョーはエネルギッシュだった。声もバリバリ出ていたしともかく発散するエネルギーが凄かった。これこそが俺が20年以上聴き続けてきたJoe Bataanだ!とワケもなく感動してしまいましたよ。
しかし本当に凄かったのはこのあと、ライブ終了後ほどなくして始まったサイン会が凄かった。一応会場でCDなどを買われた方から優先ということだったので最初は遠慮していたのだけど、エル・スール原田さんがさすが顔を効かせて首尾よく列に並ばせてもらった。だがこれがなかなか進まない。見てみれば一人ひとりのファンと長々話しこんでいるようだ。
あれだけエネルギッシュなライブを行った後だというのにここまでファンにために丁寧に対応するという、この姿勢に改めて感激しましたね。
さて、でワタクシも今回のためにわざわざ家から持ってきた「Sweet Soul」オリジナル盤を差しだして、あらかじめ用意しておいたスペルを記した紙を差し出し「自分は今日600km離れたところからやってきた」こと、「20年以上あなたの音楽を聞いてきた」こと、「だからこのLPにサインちょうだい」とこれは言わなかったが、果たして無事サインもいただけた、というワケです。
結局何だかんだで会場を撤収する最後まで会場にいたので、最後バンドメンバーやスタッフ一同と一緒にした記念写真の中にももぐりこませてもらったり。
素晴らしいライブ&1日でした。
<↑こちらもToday's Pieceさん提供!ありがとうございました>
ということで、今回は完全に自慢ブログとなりました。
そうそう帰りはお忙しいなかエル・スール原田さんに焼き鳥ごちそうになってしまいました。ごちそうさまでした。
さぁ、みんなも今からでも遅くない!きっと来年も来そうな気もするので(笑)、これらを聴いておこう!⇒