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目眩く思想世界擬きと言霊フロンティア
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the days

2006年05月19日 01時34分50秒 | Tzuredzure
高3の秋だったか、模試の帰りにアバンティで『大人の科学』の付録を買った。
今でも見かけるロボットキットだ。大金をはたいて買ったのはカニとムカデだった。
人型ロボとか介護とか災害救助とかそういう方面には殆ど関心がなかったが、純粋にちょっと気になったので買ってみただけだった。
ナットやビスなんて言葉もよくわからなかった当時だったが、さすが製品化されているだけあって作るのに素人でも3時間もかからなかったしちゃんと動いた。それはそれで面白かった。
もっとも、それは正確には背景であって、原点ではないと今は思っているのだが。



親父の電気回路の本を読んでなんか面白そうだと思った。4端子回路の直列や並列が行列の和や積で表されているのになんというか衝撃を受けた。受験勉強とも純粋数学や理論物理とも全く違う科学。大学に入ったら(口癖だったが)回路の勉強か、暇があったら電子工作でもやってみたかった。中1以来殆ど進歩していないプログラミングも改めて向上させたかった。コンピュータの仕組みももっともっと知りたかった。大学生は暇なのだと、無条件に信じさせられていた。(今ふりかえれば受験時代の方が暇だ。何が「大学に入ったら」だ)



入学直後、骨折のおかげで僕はテニサーの新歓に乗り遅れサークル浪人となっていた。そんな去年の5月14日に、(確か共南の教室で)一枚のビラに出会った。


京大機械研究会


放課後に説明会を覗いた後、新入生の特権として中央食堂で晩飯をオゴってもらって上回生と少し話をして(もちろん新入生は6月末のロボコンに出るという話も)倉庫を見て、即日入部を決めこんだ。

なんか、入るしかないと思った。

上回生がそれだけのオーラを発していた。



それから、続けるかどうか迷ったことがただ一度だけあった。
仙台で敗北して帰ってきた時だ。
正直、身も心ももたない。
こんなサークル人間になってしまっては前期の単位もどうなるのかよくわからない。

退くなら今しかない。

だけど、逃げられなかった。
やめたとして、ここに勝るパーソナリティーに以後出会えるのか?
自分に問うた。これは終わりではなく始まりだった。

以来、自分の居場所に疑問を感じたことは一度たりともない。



あれから一年、あの日の上回生に追い着くなんてまだまだ絵空事のようだ。



これから一年、いったい何が起こって、何を起こせるのかな。



何が言いたいのかというと、
今年も前期の単位やばいやばいってことです。
P.S.5月13日みたいです。平日だし。

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (けんちゃん)
2006-05-19 02:46:14
結局大学生ってサークル活動に打ち込めるほど暇なんやんけw
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Unknown (satzzz...)
2006-05-19 07:36:59
いやぁ、高校生ってサークルに打ち込んだところで死ぬほど時間余るやん。
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Unknown (けんちゃん)
2006-05-19 16:51:38
まあ、大学入ったら活動に限度というものがなくなるからなw
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2度目も正直 (ワタル)
2006-05-19 23:10:33
次の仙台では勝つ、それだけさ。
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Unknown (とんがり)
2006-05-20 00:49:59
う~ん、やっぱりどこに進もうが一生懸命努力すればそれなりに納得できるみたいやなぁ。

なんか自分も入学してから一ヶ月いろいろあったから考えさせられたわ。



それにしても読みやすい文章書くなぁ。

何の違和感もなくスイスイ読めたわ。

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