8月も今日で終わりですね。でも暑すぎて昼間は部屋に引き籠ってます。蝉の鳴き声はツクツク法師だけになり秋が近いのでしょうが、残暑はまだまだ続きそうで嫌になりますね。
皐月も秋を感じて、狂い花をポツリポツリと咲かせています。しかし暑さのためか本来の花とは異なり、まだ鑑賞の対象にはなりません。去年は紫輝と都美人が良い花をたくさん咲かせましたが今年はどうかなー?。
かみのやま小町こまち(上の山キリンの地合い枝変り)
中輪・紫色地に濃い紫色の大小絞り、白絞り、無地
☆上の山キリンの紫色を引き継ぎ、吹掛けや微塵絞りが地合いの色で消されて気にならなくなります。花付が良く、一斉に咲きだすので満開の時は樹全体が紫の花で覆われ綺麗です。
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上の山キリン(アザレア系)
中輪・白地に鮮やかな濃紫色の大小絞り、飛入り絞り、吹掛け絞り、微塵絞り、覆輪、無地
☆古い品種で系統は不明ですが紫色の代表種で、交配親に良く使われます。花物としては吹掛け絞り、微塵絞りが多く、あまり綺麗と感じられません。樹質が堅く、盆栽にも向かないと思うのですが、独特の濃紫色が印象的で人気があるようです。
☆今、交配親としても人気がある明日香は♂親が春翠で、その♂親が上の山キリンです。
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暑い、暑いと言っているうちに8月ももうすぐ終わりですね。待望の雨も降り、苗の定植と秋・冬野菜の準備で大忙しです。日が暮れるのも少しづつ早くなり、秋が近いのを感じられます。
今日は気温が30度に届かず過ごしやすかったのですが、予報では来週は再び30度を超える日が続くようなので、まだまだ気が抜けません。
テレビで気象予報士の石原良純は「最近は9月も夏だと考えたほうが良い」と言っていました。日本の四季がおかしくなっているのでしょうか?。
このブログの唯一のリンク先のサツキ盆栽通信でも’異常気象の今年の剪定’をアップされてます。たしかに夏にこれだけ気温が上がると、強剪定は春だけにしたほうが良さそうですね。
めぐみ(栄華の誉の地合い枝変り)
大輪・薄いトキ色地に濃紅色の大小絞り、堅絞り、覆輪、底白、無地
☆枝が細く葉が小さい割に大きな花が咲きます。地合いは薄く上品なのですが、堅絞りや無地の赤が強く重たいので、全体のバランスを取るのが難しそうです。
☆’壬生の華’は同じ’栄華の誉’の濃いトキ色の地合い枝変りです。
☆枝変り前の’栄華の誉’は(麗光×晃明)で枝打ちは良いのですが、葉がヨレるのがこの系統の特徴です。
☆’翆扇’とは兄弟実生みたいですが、丸葉で花弁の厚い’翆扇系’のほうが人気があります。
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翆扇
☆今年の上野展示会の内閣総理大臣賞です。金屏風をバックに堂々と鎮座しています。しかしこれは一人では持てない大きさで、花樹としてはどうなのかなー。
大きさを競いだすと限が無いので、鹿沼では縦横1メートル以内と決めていますが、それはそれで別の問題がありそうですね。
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暑い日が続きますねー。昼は35度、夜でも29度では外に出たくないので、冷房の効いた部屋でネットを見ている時間が多くなりました。
昨日は盆栽で検索していたら「盆栽老人とその周辺」という中古本をアマゾンで見つけました。昔、読んだことがあり、盆栽の価値を金額でしか説明できない人物が登場して、筆者(深沢七郎)とのやり取りが面白かったのを覚えています。
たしかに、皐月も含めた盆栽マニアは意外と世俗的で、「良い枝ぶり」よりも「これは高い」に敏感に反応するようです。したがって盆栽に興味のある人は、いくら綺麗な花が咲いても花だけの鉢植えには食指がわかないのでしょう。展示会で花の綺麗さを競う、銘花の部の出品が少ないのも、盆栽マニアが多いからで、花マニアは少数派なんですね。
業平なりなひら(珍山×舞姿)
小輪・二重、八重、丁字咲・淡い桃紫の底白
☆単色で花芸は少ないですが、枝によって色の濃淡があり結構賑やかな感じです。樹質はつつじに近く、堅く太い徒長枝が良く出ます。
☆いつの間にかコレクションされたもので、入手のいきさつは覚えていません。堅くて樹作りが難しいので庭に植えたら、2m超の庭木になってしまいました。でも花は綺麗です。
☆東京には業平という地名があり、「業平橋駅」が「とうきょうスカイツリー駅」に変わったことでニュースになりました。でも、作出者が福岡県久留米市の人なので地名とは関係なさそうですね。
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うー、暑いですね。軒下の日陰に吊るした温度計が39度まで上昇したり、夜中でも30度を切らなかったり、雨が全然降らなかったりと、とんでもない夏となりました。特に雨は深刻で、夕立が近くまでは来ているのに、雷の音だけで終わる日が続き、がっくりです。
菜園の土は水分が無くなり、歩くと土煙が上がります。乾燥に強いサツマイモも葉が萎れています。このままではキャベツ、ブロッコリーなどの苗の定植は無理ですね。彼岸過ぎからは白菜、大根などの種まきを始めたいのですが・・・・・参ったなー、こうなったら台風よ・早く来い・来い!。
皐月はこの暑さでも蕾が順調に形成されて、葉色も良く問題はなさそうですが、秋肥のタイミングは遅くしたほうがよさそうですね。
銘峰めいほう(夫婦華×花月の誉)
大輪・薄い紫紅色地に紫紅色の大小絞り、微塵.更紗.白絞り、覆輪、無地
☆やはり良い花です。特に薄紫紅色の地合いと黄色いブロッチが綺麗で、絞りが控えめに入るとバッチリです。
☆下の2枚の写真は展示会で撮りました。上は私のヒョロ苗の写真で、幹から出た各枝の花芸を確認出来ました。花後の枝の分岐もまあまあです。来年の花は楽しみだなー。
☆今のところ品種登録は鹿沼だけですが、フアンがジワリと増えているらしいです。そのうちに上野で登録されて金屏風の前に置かれるのかな?。
☆銘峰は2回目の掲載です。前回の記事はこちら
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朝から良い天気で、気温がどんどん上がっています。天気予報では今日から猛暑が続くらしいですが、皐月もこの強い日差しは厳しいですね。様子を見て弱そうな樹を木陰に避難さようと思っています。それにしても鉢が増えたなー。
リタイヤしてからは暑さ寒さに弱い品種も、しっかり管理できるようになったので、枯らさなくなりました。これで苗木をせっせと買い込めば置き場が無くなるのは分かってるのですが・・・。
でも、さつき盆栽通信で綺麗な花を紹介されるとすぐに欲しくなります。困ったもんですが、まー細い苗木ばかりなので何とかなるでしょう。
夢工房ゆめこうぼう(夢姉妹×華連華)
小輪・薄いトキ色地に桃紅色の大小絞り、覆輪、底白、玉斑)
小輪の可憐な花で、咲き始めは花芯中央の黄色が強く蕊にも黄色が出ています。花色はトキ色ですが橙に近く、ちょっと変わった地合いです。
☆咲きはじめから2,3日は全体に黄色が強く出るのですが、だんだん色落ちしていきます。咲初めの色のままで満開になったら素晴らしいのですが・・・・・。
☆夢工房は2回目の掲載です。前回の記事はこちら
☆花の写真一覧の夢工房の写真を入れ替えました。
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