拝啓 陸の孤島から

いいことがあってこその 笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃいいこと あると思えたら それがいいことの 序章です

14歳からの仕事道

2006年01月19日 20時19分28秒 | 観た・買った・聴いた・読んだ
二日続けて本の話。
でも、ちゃんと仕事はしてますのでご心配なく。


理論社という出版社の「よりみちパンセ」というシリーズの一冊。
この「よりみちパンセ」シリーズ、
中高生をターゲットとしたヤングアダルト本なのだが、
なかなかどうして侮りがたい。
みうらじゅんの「正しい保健体育」は最高に笑えたし、
しりあがり寿の「オヤジ国憲法でいこう」はそのタイトルとは裏腹に、
かなり哲学的な面に踏み込みながらもそれを感じさせない語り口で、
生徒向けに買ったつもりのつくもが見事に引き込まれた。

で、この「14歳からの仕事道」なんだけど、
(タイトルが「13歳のハローワーク」を想起させるのは意図的であろう)
中学2年生を対象としていながらも、
実際に働き始めてから、
仕事の光と影のどちらかというと影の面に目がいきがちな我々世代の方が、
「ああ、そうそう。そうだよなあ。」と納得させられるような内容。

印象的だった部分をあげると、
「『普通』や『みんな』はなるべく言わない」
「『すみません』ではなく『ありがとう』と言おう」
「学校とは『わからない』という状態に慣れておくべき場所」
「壁にぶつかったら、乗り越えるのではなくジタバタしろ」
などというもの。

やや現状追認に走る、後手後手なきらいがあるにせよ、
「努力しろ」とか「夢を持て」とか「昔はみんな…」などという、
説教臭さもなく、職業観の育成にはもってこいの一冊かなあ、と。

しかも、ハリーポッターに負けないくらいのルビ数。
こりゃ、読みやすかろう。(逆に読みにくいか?)


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2 コメント

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Unknown (温泉)
2006-01-19 20:49:35
コメントありがとうございます。

俺も本読んで賢くなろうかな^^
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Unknown (つくも@管理人)
2006-01-20 22:14:54
生徒にもよく言っているんですが、

賢くなろうと思って本なんて読んじゃダメですよ♪

娯楽ですよ、ゴラク。
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