横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

赤ちゃんメリー(電極の破損)

2017-12-04 00:09:08 | 活動の記録
すっかり、ブログアップをご無沙汰していました。

久々に、師岡コミュニティーハウスでの活動報告です。

師岡のおもちゃ病院は大繁盛でして、予約だけでも20件も。参加ドクターは雑談する暇もなく懸命に修理に取りかかっていました。
そのうちの一つ、赤ちゃんメリーの修理です。


赤ちゃんメリーは、赤ちゃんのベッドの手すりに挟んで使います。ツリーが音楽とともにゆっくり回ると、赤ちゃんが目で追いかける優しいおもちゃです。持ちこまれた赤ちゃんメリーは、かなり年季の入ったもので、何人かに受け継がれているかもしれません。故障状況としては、電池を入れっぱなしにした際に発生する電池の液漏れにより電極が完全に壊れていました。


腐食電極は、リュータで電極を磨く事が多いのですが、ここまで壊れた電極は修理できないので、真鍮の平板を曲げて取付用の穴を開けて自作することにしました。


電極の元の取付は電池ボックスにハトメで接続していますが、小さなハトメが無いのでビスナットにて代用しました。電池ボックス側はビスの頭が飛び出すと電池が入らないのでサラねじを使用して納めました。結構うまく行きました。


これで修理完了と思ったのですが、古いおもちゃはいくつも故障を抱えている事があります。特に、かなり重傷の液漏れの場合には、電線も影響を受けている可能性があるので確認してみると、やはり銅線が真っ黒に変色していました。


これは、基板から取り外して新しい銅線に交換しました。その他は良さそうなので電池を入れて確認したところ音も出てメリーゴーランドもゆっくりと動きました。持ち主には、長期間使用しない際には電池を取り外して、液漏れにならないようにお願いをしました。

めでたしめでたし

と喜びもつかの間、次のオモチャが首を長くして待っていました。
この日は、とっても忙しい日なのでした。

コメントを投稿