横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

スピーカの故障判断(テスターによる断線チェック)

2016-05-29 20:46:04 | ノウハウ集
私たちおもちゃ病院のドクターは、豊富な経験によって多くのノウハウを持って、おもちゃ修理にあたっています。
自分たち用に、ノウハウ集を作っているのですが、活動の記録では書ききれないノウハウを少しずつ紹介していこうと思います。

音が鳴らない故障の原因は、スピーカの故障であることが多いのですが、その診断方法です。

テスターの抵抗計を使って、スピーカの断線チェックができます。スピーカーは、細い銅線を磁石のまわりにたくさん巻いているだけですから、長い銅線といっしょです。おもちゃのスピーカは、落としたりする衝撃で、この細い動線が切れることがあります。この場合、スピーカを交換するのですが、断線しているかどうか、つまりスピーカの故障かどうかは、テスターの抵抗計でわかるわけです。スピーカーは、8Ωのインピーダンス(純粋な8Ωの抵抗ではない)ですから、完全な短絡とはなりません。断線(高抵抗)かどうかを確認します。


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