こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

天野喜孝展

2016-01-31 | 徒然日記
とあるイベントに参加するついでに、天野喜孝展に行ってきました。

有楽町マリオン(映画館)にて3/8まで開催中です。

規模はあまり大きくないのですが、なんと作品の撮影OK!

全部カメラに収めてきました。

ただ、フラッシュは厳禁です。

照明の関係もあり、なかなかうまく撮れなかったです。

カメラマンの腕のせいですって?

さぁ~どうでしょうね。

適当に載せておきます。

真ん中の作品はFF7のサントラの限定盤の箱のイラストですね。






『EDEN』

2016-01-24 | 徒然日記
★★☆☆☆

ミア・ハンセン=ラヴ監督がDJとして活躍した実兄スヴェン・ハンセン=ラヴをモデルに作った映画だそうです。

音楽ドラッグ女音楽ドラッグ女……その繰り返し。

人気があるうちは良いのですが 、そういつまでも売れ続けるとは限らないわけで。

かつて一緒にやんちゃした仲間が家庭を持って幸せに暮らす一方、スヴェンは虚しさや孤独と共存しているようでした。

一見華やかなDJの世界ですが、その裏には 深い闇が広がっているのでした。

映画化されたことで彼の人生が救われた部分もあったのではないでしょうか。

現在スヴェンは作家として活動しているそうです。

私も音楽好きなので 一応音楽関係のこの作品を観てみましたが、系統が違うというか、あまり肌に合わなかったです。



『マルガリータで乾杯を!』

2016-01-24 | 徒然日記
★★★☆☆

超肉食系女子大生ライラの日常を描いた作品です。

ライラは音楽大好きリア充女子。

そして、バリバラ的に言うダブルマイノリティーですが、それは全然強調されていません。

障害者として特別扱いしない描き方には好感が持てました。

最後にみんなで踊るシーンはなく、インド映画らしくないインド映画です。

100分という長くはない尺にちょっと詰め込み過ぎだったかなー。

その分退屈はしません。

予告編やフライヤーから受けるイメージよりずっと先進的な内容で、びっくりしてしまうようなシーンもありました。

単なる家族愛の作品ではないけれど、母と子の関係には理想的なものがありますね。

ライラも魅力的ですが母親とハヌムがとにかく美人です。

特に母親!!

年を重ねた今の美しさも十分でしたが、若い頃はきっと絶世の美女だったはずです。

ライラをサポートし、いちばんの理解者でもある母親役はとても素敵でした。

『夏をゆく人々』

2016-01-23 | 徒然日記
★★★☆☆

2016年映画初めは、1982年 生まれのアリーチェ・ロルヴァケル監督脚本の『夏をゆく人々』。

ジェルソミーナの母親役アルバ・ロルヴァケルは実のお姉さんだそうです。

昨年見た『草原の実験』と『エール!』を足して2で割ったような作品でした。

イタリアのトスカーナで養蜂を営む家族の日常に「テレビ番組への出演」「更生プログラムでマルティンというドイツ人の14才の少年を預かる」という2つの非日常が突然舞い降りてきた夏を描いています。

せっかくだから夏に観たかったですが地方の宿命なのでやむを得ません。

4人姉妹の長女ジェルソミーナの目線で描かれています。

大自然と共に生きる父親を思春期の少女の視線で見ている構成が『草原の実験』と重なります。

家族ぐるみで農業を営んでいる点は『エール!』と重なります。

ストーリーはしっかりあるのですが、イマイチわかりにくい部分もありました。

居候のココの存在はその代表です。

公式サイトにストーリーのあらすじが全部載っているので、鑑賞後に読んでやっとわかり、作品の理解度も高まりました。

ネタバレになってしまうので鑑賞前には読まない方が良いと思いますが、ココが居候することになった経緯は公式サイトにも書かれていません。

地方にしては型破りなキャラなので、もしかしたらマルティンと同じような感じで引き取ったのでしょうか。

この作品において象徴的なのはラクダです。

ジェルソミーナが小さい頃欲しかったもの、今では……。

エンディングテーマは現代的すぎて違和感を覚えました。

これだけはセンスがないと断言できます。

インストかシンプルな曲だったら浮くことはなかったのでは?