こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

2019年8月中旬~9月の映画

2019-10-15 | 徒然日記
少し前、皮膚科と眼科と歯科に通っていたときは思うように映画館に行けず、観たかった作品を何本も見逃してしまったことがありました。

9月は仙台短篇映画祭もあり、がんばっていろいろ観に行くことができました。

8月中旬からの9月までに劇場で観て良かった作品のまとめです。

良かった順に並べてあります。


◎田中征爾監督『メランコリック』

たまたま働くことになった銭湯が、閉店後人を殺す場所に……というあらすじを読むと「!?」となるけれど、シュールな笑いが好印象なコメディー風の作品でした。

とにかくそれぞれのキャラクターが立っていて人間味あふれ、作品の世界感に引き込まれます。

観終わった後の爽快感がすごいです。

今回いちばんのおすすめ。

たくさんの人に観てほしい作品です。


◎フワンソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン=カール・ウィッセル監督『サマー・オブ・84』

中田ヤスタカ氏を彷彿とさせるレトロな電子音のBGMが印象的。

「80年代風・15歳の夏休み」的な作品です。

そろそろ終わりかな~というところから二段階も三段階も先があるのが現代的。

夏に観ると雰囲気がより味わえると思います。


◎デクスター・フレッチャー監督『ロケットマン』

エルトン・ジョンの半生。

彼の音楽のルーツより、孤独な内面を描いた側面が強いです。

奇抜な衣装でパフォーマンスする彼は、格好良いばかりでなく、かわいそうでかつ滑稽でもありました。


◎ナディーン・ラバキー監督『存在のない子供たち』

自分を産んだ罪で、両親を訴えた12歳の少年の話。

生命力に満ち溢れた作品。

ドキュメンタリーかと思うほどのリアルさで迫ってくる作品で、終始胸が痛かったです。


……と、一定の基準を満たした作品は以上です。

仙台では全国より1週間早く公開された、今泉力哉監督『アイネクライネナハトムジーク』も早い段階で観に行きました。

内容が薄かったり演技力のバランスが良くないように感じられて、私にはあまり合わなかったです。

女性キャストの可愛さだけで持っているような作品だと感じました。

期待しただけに、残念。















最新の画像もっと見る

コメントを投稿