パソコンレッスンの現場

PCインストラクター、短大講師のエッセイ

それぞれの合格

2005年06月17日 | レッスン

 パソコン試験は合否があり、受験時にはある種の感慨が伴います。
 10人いると10人の合格体験にそれぞれ違う物語があるようです。

 試験勉強に集中するために、学習環境を変える方。
 パソコンが夢にでるまで集中する方。
 いつもより、早起きが続く方。
 忙しい時間のスキマから時間を見つけて学習する方。
 仕事の時間調整等で何かを犠牲にする方。
 時間のみならず、お金もギリギリで工面する方。

 試験結果は極めてフェア(公平)にでます。
 試験も採点も機械です。
 オマケもしませんし、人情も入り込みません。
 
 経験値が高い人、能力の優れた人は短時間で合格するかも知れません。
 経験が浅い人、苦手意識がある人は合格まで時間がかかるかも知れません。

 合格の瞬間、それぞれの立場でそれぞれの達成感が生まれます。
 その時それぞれの人が忘れていた気持ちと重ねている気がします。
 それでいて、その瞬間は踏みしめたことのない確かな一歩です。


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