テレビ等で有名な川崎和男氏を私はまだ見たことがありません。
そこで、テレビ放送がドキュメントになった本を読みました。
デザイナーにして、医学博士、大学教授。
長くグッドデザイン審査委員をし、後に審査委員長をした人です。
その人の小学校での特別授業した内容の本です。
他の書物でも仕事に対する真摯さ、真剣さが伝わる人の授業。
大学でしている授業をそのまま小学6年生にしている感じがします。
ナイフと携帯電話の造形デザインをさせ、プレゼンテーション(発表)させます。
そして、子供に審査させ本物のグッドデザイン賞トロフィーを授けます。
すべて真剣勝負。 尋常でないのです。
この本からグッドデザインに対する姿勢、大学生に対する姿勢も見えてきます。
さらに、デザインに対する姿勢が正面から伝わってきます。
大人の読み手を想定して書かれているが、思わず緊張してしまいます。
見習うべき点が多すぎる本。内容を何度も反芻したい書物でした。
川崎和男 ドリームデザイナー―課外授業ようこそ先輩・別冊 KTC中央出版
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