パソコンレッスンの現場

PCインストラクター、短大講師のエッセイ

例題と実務の距離

2005年10月11日 | レッスン

 レッスンで例題から出発して、飛躍的に応用に進むこともあります。

 スクールでエクセル等のレッスンをする時は例題を取り扱うことが多いです。
 例題により、ひとつ一つの機能を覚えて、技術を積み上げます。

 例題は実務での活用を前提としています。
 実務に結びついていくように、レッスンでエッセンスを加えています。

 では、どのようなエッセンスを加えるのか。
 ここが、例題と実務の距離を縮めるところです。

 まず、例題は一つひとつの機能を獲得するために断片化されています。
 これを実務で組み合わせ例が見えるようにしていきます。

 次に、実務では例題と違って大量のデータを取り扱うことが多いです。
 そこで、能率的な作業の工夫を所々に加えていきます。

 これらの2つは、単純なことを実務で応用するということです。
 単純なことを積み重ねて、「実務ではこうします」というエッセンスを加えます。

 こうした一つひとつを組み合わせて、仕事の時間が大幅に短縮されます。
 距離を縮めることは時間を縮めることにつながっています。

 森町から函館の風景は急速に紅葉が進んできました。
 季節の変わりを見ていると、一年という時間も縮んでいる気がします。

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