パソコンレッスンの現場

PCインストラクター、短大講師のエッセイ

レムノスの時間、文字の時間

2007年06月04日 | レッスン


生徒さんが一番見つめる場所は壁。
「人は1日の大半の時間を壁見てすごす。」(中村拓志)。

その次は時計ではないでしょうか。
ひと月前ほどに時計を変えたとき、皆の第一声が「時計変えた?」でした。

時計を見ないで時刻を見ていると思っていましたが、そうでもないようです。
時間は時計では何も変化しないようで、その時の空間を演出しているかのようです。

レムノスの時計
は、制作者の気骨とセンスを感じる時計です。
デザインというものがでしゃばらずに空間に落ち着いて存在します。

そして、その時計の文字そのものに影響されることに人はなかなか気づきません。
文字が手書きや別の文字だったら別の感じ方の空間ができてしまうからです。

「絵を飾ることはおそろしい。人は必ずその絵に影響される。」(坂崎乙郎)
それと同様に、文字とその空間に影響されている気がしてなりません。

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