『 原田芳雄 』 と言えば言わずと知れた大俳優であり、
映画界のほとんどの賞を獲得しています。
その上、テレビ・ドラマからCMまで幅広く、活躍していますが
彼の歌が、なかなかどうして、すごいんです。
(これは、あまり知られてないのではないでしょうか)
ラッパ飲みしながら、いつもマイ・ペースで・・・、
楽屋で仲間と飲んでいて、ステージの開演が
一時間遅れることも当たり前だとか・・・。
しかし心が大きく、優しい男。男ながら惚れ惚れする親父です。
あの松田優作が唯一、兄貴と呼んでいたらしいです。
今日紹介する曲は宇崎竜童がプロデュースしたアルバム
『ジャスト・サム・ブルース』
(最初から最後までブルースどっぷりのアップルくん大好きなアルバム)の中から
『レイジー・レイディー・ブルース』(1980年) です。
ブルース・ギターが泣きわたり、
原田のドスのきいた低い声が最高に心地よい。
彼の歌うブルースはめずらしく日本語なのです。
これほど優しくブルースを歌えるシンガーは他に居るのでしょうか。
ミスター・ブルース、絵になる男、原田芳雄。
歳をとると、こんな親父になりたいと思います。
アップルくん