Sankoの遊び場

私Saonkoが色々調べて紹介するブログです。

故事成語「先んずれば人を制す」

2016-03-26 08:57:51 | 故事成語

皆さんこんにちは!

今回紹介する故事成語はこちら!

「先んずれば人を制す(さきんずればひとをせいす)」!

意味は「何事も人より先に行動すれば、人より有利な立場に立つことが出来るということ」。

似たような言葉で「先手必勝」、「早い者勝ち」など有名な言葉もありますね。

かつて、秦(しん)の国に対する反乱が起きた時、殷通(いんとう)という人物が部下に

先んずれば即ち人を制し、後る(おくる)れば則ち人の制する所となる。

と言ったことが由来となっています。

これは「人より先に行動を起こせば、人の先頭に立って指示を出せるが、人の後に行動を起こしても、人に指示され支配されることになる」

という意味です。

ただ、成功したい、有利に立ちたいからといって先に先にとやり過ぎても、それが良いとは限りません。

反対の意味を持つ言葉で「急いては事を仕損じる(せいてはことをしそんじる)」と言う言葉もあり、こちらは急いでいるときほど、落ち着いて行動るべきだ、と言う意味。

何かをやろうと思ったら、自分は焦らず冷静に考えられることを確認してから行動に移しても遅くはないのかもしれません。

 

それでは今回はここまで!ではでは!


故事成語「四面楚歌」

2016-03-25 11:48:49 | 故事成語

皆さんこんにちは!

今回は試験的に、4コマ漫画を記事の一番下に入れてみました。

今まで知らなかったというのも間抜けな話なんですが、見出しの部分にしか載せられないと思ってました。

始めは故事成語の紹介をした後に4コマを見てもらいたいと思っていたので、これからは記事の下に4コマを入れるようにしようと思います。

それでは今回紹介する故事成語は「四面楚歌(しめんそか)」

意味は「周りを敵や反対者に囲まれ助けの来ない、孤立無援の状態の事」。

 

楚の国の項羽(こうう)が漢の国の劉邦(りゅうほう)の軍に敗れ、包囲されてしまいました。

劉邦軍に味方していた将軍韓信(かんしん)は、漢軍に楚の国の国家を歌うよう命じ、漢軍が命令通り歌うと、

それを聞いた項羽は、楚の国の兵たちが降伏したのだと思い絶望した、という故事から、この「四面楚歌」という言葉が生まれたそうです。

ただえさえ周りが敵だらけなのに、味方に降伏までされたら、絶望するのも当然と言えるでしょう。

それにしても漢軍に楚の国の歌を歌わせるというのも、よく思いついたもんだなぁ・・・。

昔の軍師というか軍人は、ホントに発想がすごいですよね。

それでは今回はここまで!ではでは!


故事成語「助長」

2016-03-24 11:21:29 | 故事成語

皆さんこんにちは!

今回紹介させていただく故事成語は「助長」!

意味は現代では「力を添えて、成長や発展を助ける」という意味で使われることが多いのですが、

本来の意味は「不要な助力をして、かえって悪くしてしまうこと」なんだそうです。

かつて、孟子(もうし)という人物が「ゆったりとした精神を育てるためには、心の成長に従ってゆっくり育てるべきだ」と弟子に説明する際、

例えで出した話の内容が由来となっているようで、その内容が、

「宋(そう)の国の苗の成長が遅いのをこらえることが出来ず、茎を引っ張って伸ばしたら根っこまで抜けてみんな枯れてしまった」というもの。

そりゃそんな事したそうなるに決まってる・・・・・。

しかし、焦っても良いことは無い事を説明するには言い例え話なのかもしれません。

ただ、この「助長」という言葉、意味がそれぞれ正反対ではありますが、どちらも正しい意味ではあるので注意は必要ですね。

一般的には、前者の良い意味で使われることが多いそうなのですが。

 

それでは今回はここまで!ではでは!


故事成語「水魚の交わり」

2016-03-23 11:15:05 | 故事成語

皆さんこんにちは!

今回故事成語を紹介する前に、私から一言言わせてください

仲良い男女なんて爆発してしまえ

はい、今回紹介する故事成語は「水魚の交わり(すいぎょのまじわり)」。

意味は「離れる事の出来ないほど親密な関係」。

この言葉が生まれたのは三国時代で、蜀(しょく)の王とその家臣にまつわるお話です。

蜀の国の王である劉備(りゅうび)が部下である諸葛孔明(しょかつこうめい)との間柄を聞かれたときに水と魚に喩えて

孤(君主の自称)の孔明あるは、猶魚の水有るがごとし」と言ったことが由来。

元々は君臣の関係での意味として使われていましたが、今では友人、あとは夫婦の間柄でつかわれるのが一般的みたいですね。

また、どんなに親密になっても、その場一時での関係には使われず、長く一緒にいた二人に使うものだそうです。


一般的に夫婦に使われるといっても、最近では結婚してもすぐに別れる方々が多いと聞きますので、水魚の交わりを続ける夫婦というのは少ないのではないでしょうか。

結婚しても長く続かず、すぐに離婚してしまうなんて言われている昨今ではありますが、

愛し合って結婚したのだから、長く続いてほしいものです。


それでは今回はここまで!ではでは!



故事成語「折檻」

2016-03-22 11:24:24 | 故事成語

皆さんこんにちは!

えー・・・今回4コマを描いたわけなんですが・・・

あとから見返してみるとですね・・・・オチが結構気持ち悪い気がしまして・・・・

気分を害されたり、あとドン引きされた方がいましたら、本当に申し訳ありません。

ですが残念なことに、今の私ではこれ以上の4コマは描けそうにありません。

この記事を見てくださっている方々がいましたら、どうかこれに懲りずこれからも見続けていただいたら・・・と思います。

 

それでは、今回の故事成語紹介!

今回紹介しますのは「折檻(せっかん)」!

「折檻」と言えば、今では「過剰な体罰 」、もっと言えば「虐待」なんてイメージを持たれている方も多いのではないしょうか。

実際私もそのような意味でとらえておりました。

しかし実際の意味は少し違っていて、体罰を与えて懲らしめる、ということもあったようなのですが、あくまで「厳しく叱る」という意味なのだそうです。

 

この故事の発端は中国の前漢時代、漢の国の王様が成帝(せいてい)という人物だった頃の話で、

上役の悪だくみを知った成帝の家臣朱雲(しゅうん)は、上役を何とかするよう進言しました。

しかし、それを厳しく言ったため成帝の怒りを買い、成帝は朱雲を御殿(ごてん)から引きずり降ろそうとしました。

朱雲は欄檻(らんかん。てすり)に捕まりながらも必死に訴え続け、やがて欄檻が折れ、地面にはいつくばっても訴えをやめませんでした。

そんな朱雲の姿を見た成帝は考えを改め、反省し、朱雲の意見を受け入れたのでありました。

 

以上が「折檻」の由来となっています。

どちらかと言うと、「叱る」と言うよりも「説得」と言う方があっているような気がしますが、手すりが折れてもなお続ける程の思いで相手を叱る、

というのは虐待なんかと比べたら愛があるのではないでしょうか。

私はそう思います。

 

それでは今回はここまで!ではでは!