サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

連載・サロンの朝礼365話。

2018-10-24 07:46:27 | 日記

46.自分が考えた通りの自分になる。

新人研修で強く留意することがあります。それは「挑戦意欲を抱かせること」です。
そのために徹底した「詰め込み教育」を行います。

先ず、ヘアビジネスに従事するからには絶対に求められる条件があることを教えます。
そして、三日間の研修を通して体で覚えることになります。
また、「新人受入れ環境のチェツク」を目的とした、「指導者研修」を行います。
新社会人が「どのように育つか」は、一に「環境」に係っています。

人間は、「自分の考えた通りの自分になる」との真理があります。
つまり、現在の自分の姿は、今までの自身の人生に於いて「自分が廻らした思考の総和」です。 


植物が種から生長するように、人間の心も「思考という種」から芽生え成長すると言えます。
念とは、今に心と書きますが、心底から「このように成りたい」との思いを持てば、何事も実現するということです。

自分の現状は、「過去の思いと過ごした時間の結果」です。
したがって、「今ここに」心を込めて対応することが肝要です。


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連載・サロンの朝礼365話。

2018-10-23 07:45:46 | 日記

45,自店の価値は、どれほどのものか。
 
自店が提供している商品の価値は、どれほどのものか? それぞれの分野に因数分解して観察することが大切です。その切り口として、「改善改革の切り口」を参考にします。

自店の仕事に要する時間的価値を考えてみます。

その仕事は10分当り、どれだけの売上を出しているか?
その仕事は10分当り、どれだけの価値を世の中に生み出しているか? 時間は最大の経営資源です。
最近、よく耳にする言葉ですが「低料金の店が増えて売上が減った」という声です。 

ここで比較検討してみましょう。
◎低料金店の施術料と、それに要する時間は。
◎自店の施術料と、それに要する時間は、
このことを意識しながら、自店の様々なメニューの因数分解をしてみましょう。

 経営をバリュー・パー・タイム(Value Per Time)の視点から考えることは極めて重要なことです。
これを怠っているサロンは、従業員の低賃金の上に経営を成立させることになり、経営発展は望ません。

 自店の全従業員の年収を年間労働日数で割ってみます。その数値が分ったら、次に1日の労働時間で割ってみよう。
それで1時間あたりの自店の「価値」が分かります。
 
その価格が、あなたのサロンが世の中に提供している価値のボリュ
ームです。この価格を上げるには、より大きな価値を顧客に提供すれば
良いわけです。

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連載・サロンの朝礼365話。

2018-10-22 09:19:00 | 日記
連載・サロンの朝礼365話。
44.効果的な自己啓発法。
 
効果的な自己研鑽の方法があります。
◎一流のモノに触れる。
◎一流のコトに触れる。
◎一流の人物に触れる。
  以上の三つですが、元来が怠け者の私がやった方法ですが、理に適っています。 「百聞は一見にしかず」です。

 自分が「あの人のように成りたい」と思ったら、その人の行動パターンを真似ること。先ず「形」をマネします。
クセ付くまで習慣化するまで反復します。 そうすれば、無意識のうちに、その人に近づけるものです。

もう一つ、戦後のことで約70年ほど昔になりますが、母が村の娘さん達を10人ほど一同に、詩や日舞、三味線の指導を通して、礼儀作法を教えていました。そこでは「形の躾」から入っていたのを覚えています。

「躾教育」は、はじめに「形の躾」から入ります。その後で「心の躾」に入ります。

これは今風に言えば集合訓練です。見習生の皆さんがお互いに競い合って学んでおられた姿を覚えています。

連載・サロンの朝礼365話。

2018-10-21 07:57:32 | 日記

(43)、常にチェック。
 
自分が周囲の人たちに、どのような印象を与えているか。このことを 謙虚に受け止めることは、人生のあらゆる場面に於いて決定的に重要な条件となります。

多くの人が「自分演出」に対して、あまりにも無頓着です。ここで言う「演出」とは、どのようにすれば、周囲の人に「良い印象
 を与えられるか」ということです。

 「人生とは、自分を演じる舞台である」。
このセークスピアの名言を、「肝に銘じて頂きたい」のです。

 ここでヘアサロンにおける「あるべき姿」について考えてみましょう。今、私は約一ヶ月間の入院のため、福岡大学病院のベッドの上で、この記事を書いています。毎日、優しく清楚な看護婦の皆さんにお世  話になっています。

 毎日、六時間置きに「痛み止め薬」を口に入れていますが、痛みが続く中にあって看護士の皆さんの対応に、「心が癒される」思いをしています。
 患者に対して、このような「思いにさせること」が看護士としての役務ですが、そのことを見事に実践しいおられる姿は流石です。
 
   ところで、入院患者に「癒される思い」をさせるには、幾つかの
 条件が備わっていなければなりません。その条件とは、どのようなことか?
 そこには統一されたコスチュームになっていて、これは病院が定めるユ ニホームであろうと思われます。
 
  看護婦の皆さんのコスチュウムには、次のような特徴が見られます。
◎白色のユニホームと、白色のシューズ。
◎髪は、ほとんどの人が、後ろに丸く束ねています。
◎手指は薄いピンク色で、美しく清潔です。
◎いつも爽やかな笑顔が絶えません。
◎今日の担当看護師は、名前を記入したカードを置きます。
◎看護師の歩き方は、一秒二歩のスマートな歩き方です。
◎接遇の際は、必ず患者の名前を言ってから接遇されます。
  
 以上のようなことが徹底されていますが、これは教育が徹底している証明です。

 これは、そっくり美容師の「身だしなみ」に置き換えられる条件です。
表情は周囲に対して与えている、「自身のメッセージ」です。

   「一日の始まりは朝にあり」。
毎朝、自分の姿をチェックすることは美容師としての職務です。 

連載・サロンの朝礼365話。

2018-10-20 07:45:29 | 日記

(42)、「目は口ほどにモノを言い。」
 
私たち達は好意を持ち尊敬する相手には、アイコンタクトを保ちたいという気持ちを持つものです。

人の話しを聞く時、声は空気に乗って入ってくるのだから、「耳さえ傾けていればいい」といったものではありません。
必ず相手の顔をみるのが礼儀です。こんなことは「当たり前のこと」です。

ところが、カラオケの一場面を想像して下さい。アルコールが入ってかなり騒々しい場所で、一人がマイクを握って歌います。
でも、みんな聞いていないような気がします。

そこで彼は、「ちゃんと聞いて」と言います。そこで周りの人が、「ちゃんと聴いてるよ」と応えます。
ところが彼はまだ納得しない。

なぜかというと「聴いているよ」と応じた相手が、彼のほうを見てないからです。
つまり、彼が言いたいのは、「よく聞け」と言っているのではなく、「私のほうに顔を向けてほしい」と言ってるのです。

周囲の人達の顔が、歌っている自分のほうを向いている。それが「関心を示している。」ということの証拠になるのです。
これが、コミュニケーションの作法です。


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