Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

4/29 人生のステージ

2024-05-05 23:44:18 | trip, event
最近感じるようになったのは人生には学生時代、独立後、引退のような3つのステージによく分類されるけど、別のメンタルのステージもあるのではないかと思う。

例えば僕の場合は大学生から30歳前半までは旅を通して、その国特有の建築を見て学んだり、ホステルに泊まって違う年代やバックグラウンドの人との交流で視野が広がったり、そして日常とは違う体験でワクワクしたりしていた。ただ30代の中頃になってから今まで楽しみだったこれらのことがどの国に行ってもあまり大きな感動がなくなってきていた。これは年を重ねることで刺激に対して鈍感になったのか、それとも表面的なことよりもっと根本的な体験を重視するようになったのかは分からない。なるべく今まではこの現実を見ないようにしてたが、結局は今回の旅でこの現実を直面してしまった。

今日はブラジルのリオデジャネイロを旅をした。多くの20代や少しの30代以外の年代が集まるホステルでは、多くがポルトガル語しか話せず英語での会話が難しいということもあるが、もし英語を話せても20代の時のように自分から積極的に声をかけることはなくなっていた。理由の1つはここで少し話してもすぐに別の旅路に行くので表面的な話しかできず、あまり乗り気にならなかったからだ。あとはブラジルの理解としてリオの有名どころを廻ったが、ポルトガルの影響が強く残っていて、ヨーロッパの国や他の観光地とそんなに大きな差はないように感じた。

もちろん国によって違いはあるけど、グローバル化の影響もあり、人も根本的なところでは同じだから、これからどの国に旅行に行ってもそんなに驚きや感動がなくなりそうだ。きっとそれよりは家庭を持ったり、仕事やプライベートで自分が意義や情熱を感じることを思いっきりやることで表面的よりはもっと深みを目指した方がこれならの僕の人生のステージに合いそうな気がしてきた。この変化は個人的には寂しいけど、人生の旅の道のりの一部として楽しんで有意義にすごしたい。



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