Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

Farmar's Market

2011-09-24 16:25:04 | daily life



「ねぇ、明日Findley Marketに行くけど、一緒に行かない?」
 そんな何ともない会話から始まった。

アメリカ人のShannonが車でFarmar's Marketに行くということで一緒に行こうと誘われた。
せっかく車で行くんだから、なるべく多くの友達と行った方が面白そうだ。
そういうことでクラスメートの中で仲のいい人たちに携帯電話とFacebookを駆使して連絡した。
そしてどうにか5人集まった。

前に友達から「アメリカでは仕事以外はだいたい開始15分後に来るのが習慣なんだ。」と聞いた。
そこで15分前に余裕を持たせた集合時間にした。
やっぱり予想が的中し時間通りに集合時間にいたのは僕だけ。
プラジル人のAnaが5分後に到着し、ドミニカ人のIcoが10分後、
最後にバングラデッシュからのEminが25分遅れで到着した。
さすがに25分遅れで到着するのは僕の予想を超えていた。
また車で来たShanoonはお見事、時間通りに着いた。
これからも分かるけど、日本人っていい意味ですごく時間に対して敏感だということが分かった。

Findley Marketでは有機野菜や手作りの装飾品、花といった様々なものが売られていた。
そこでは今まで見たことのない”もの”を興味津々に見ている友達。
それぞれ異なる国からこのオハイオ州のシンシナティという小さな街に集まったのに、
もう長いことずっといるように友達やお店の人たちと自然とコミュニケーションを取りながら
買い物をしているのを見るのが僕に取ってすごく新鮮で面白かった。

  音楽をかけると自然と踊りだすShanoon,
  買い物と話すことが大好きなAna,
  テンションが高くて女性に優しいIco,
  日本の事情について詳しいEmin,
  たぶん一番遅刻しないであろう(?)Yasu.






まだみんなと一緒にいる時間が短いから理解出来ていない部分もたくさんあるけど、
変に出身地を意識せずに一人の人として接するようになれたことが僕にとっての成長だった。
実際にMarketにいたのは1時間だけだったけど、本当に充実した素敵な1時間になった。


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始まりの日

2011-09-24 15:29:32 | daily life
今週の月曜日にPLANNING(都市計画)の学部向けのオリエンテーションがあった。
そこで初めてクラスメート全員に会うことができた。

日本の大学院とは圧倒的に違うのは、クラスメートのバックグラウンドの多様性だった。
一番若くて21歳の友達もいれば、40歳を軽くこえていそうな学生もいた。
そして学部の時に学んでいた専門が建築や都市計画など現在の専門に関係のあるものから、
なぜ?を思えるような哲学や宗教学からの学生もいた。
出身もアメリカの他に中国、イラク、インド、ドミニカ共和国、ブラジル、バングラデッシュなど本当に様々だ。
日本からの学生はやっぱり僕一人だけだった。(最近は日本語を話してないのでだんだん忘れてきている気がする)

午前中はバスをチャーターし、教授がバスガイドになっておよそ3時間ほどひたすら話し続けていた。
きっと話し疲れているはずなのに決して話すのを止めない献身的な態度に心の底からすごいと思った。
主な話の内容はシンシナティという都市の形成を遥か昔の氷河期からの地学の観点から説明してくれたり、
芸術と都市の関係について話したりと、日本とは違った視点で都市計画を捉えるのが僕にとってとても新鮮で面白かった。
実際に聞き取れた英語は80%ぐらいなので細部まで理解することが出来なかったが、およその意味は分かったはずだと信じたい。

午後は学校に戻り学部の教員たちと昼食をとりながら色々とこれからの大学院の生活や研究のテーマなどについて簡単に雑談をした。
その後、それぞれの生徒に割り振られている担当教員と取るべき授業や専攻についてしっかりと話した。
僕の担当はMr. Edelmanという先生で45カ国以上で都市計画に携わったということを話していた。
すごい経歴の持ち主なのに、とても自然体で接してくれ熱心にアドバイスをしてくれたことに感動してしまった。
僕ともう一人のタイからの女の子はともに授業はもう決まっているので、来年のタイでのインターンシップのことを中心に話した。

オリエンテーションは無事に幕を閉じ、水曜日からいよいよ授業が始まった。。。


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Campus Photo

2011-09-17 18:11:43 | study abroad




UCのマスコット<BEARCAT>


McMicken Hall


Engineering Research Center(設計:マイケル・グレイヴス)


CRC Student Residence Hall(設計:トム・メイン)


Richard E. Linder Center(設計:ベルナール・チュミ)



キャンパス内に点在するストリートアート


Nippert Stadium


Uptown West Campus Map(この他にも医学系のキャンパスなど計3つキャンパスがある)


















オリジナル

2011-09-16 22:25:26 | study abroad


この3日間で5つのイベントに参加した。
大リーグの観戦に始まり、留学生の新歓コンパで幕を閉じた。
その間にも寮に入り、アメリカ人3人とルームシェアすることになった。

この3日間は本当にたくさんの留学生に会った。
新歓コンパでは100人以上の留学生が一つの教会に集まった。
100人の中では中国とインドの学生を合わせると7割ぐらいを占めていた。
その他にはフランスやドイツ、ベトナム、韓国などの学生が残りの3割を占めていた。
「日本からの学生は?」というと僕だけだった。

この3日間は数えきれないほどの留学生に挨拶をし、自己紹介しひたすらし続けた。
だんだん自分が留学生という集団に埋もれて、無くなってしまうのではないかという恐怖感があった。
大きな集団の中にいると自分という存在が次第に小さくなって、
最後には塵のような大きさになって消えてしまうのではないかという感覚がおきる。
その感覚が強くなるほど全てのことがどうでもよくなってしまい、最後には自分の殻に閉じこもってしまう。

僕はもっと自分のオリジナリティを信じていかないといけないんじゃないかな。
自立心の強いアメリカ人、勤勉な中国人、頭の切れるインド人、礼儀正しい日本人。
そうやって集団的に捉えるんじゃなくて、もっと一人一人をオリジナルな存在として見ていかないと。
きっと自分もオリジナルな一人の人間として感じることが出来ないんじゃないかな。

もっと一人一人をオリジナルの存在として感じることができたら、
きっと自分も一つのオリジナルの人間として感じられるはずだ。


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小さな違いたち

2011-09-12 17:08:36 | study abroad


9月11日の便でシカゴ経由だったから、少し不安だったけど無事(?)に着いた。
ただ係員の手違いで預けた荷物を空港で受け取ることが出来きなかったけど。
僕の他にもう一人日本の人も同じような状況になっていて戸惑っていた。
けど僕は命が大丈夫なら荷物はどうにかなるっしょと結構気楽に考えていた。



アメリカに着いてからはカルチャーショックをずっと受け続けている。
アメリカ人のサイズ、飲み物や食べものの大きさ、中国やインドからの学生の多さ、
キャンパスがよく計画されていること、建築の形、チップの習慣、物価が高いこと、
キャンパスにリスが多いことなどなど。
そんなに大きなショックじゃないけど、今まで自分の思い込みが一つ一つ裏切られていく。



アメリカについて何度か簡単な会話をした。
結論から言えば会話はどうにかなる、だ。
もちろん完璧に問題ないとも言い切れないけど。


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