Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

リアル

2012-02-28 11:55:38 | daily life
昨日、一人の先生の話がとても印象的だった。

テーマは就職についてだった。
このコースを卒業しただけでは都市計画の職業に就くのは不十分とのこと。
GISや、InDesignなどのAdobeソフトウェアを使えることが前提条件らしい。
PublicやPrivateの会社に関わらず、限られた予算の中から給料を払っているのだから
それなりに特別なことも出来なければいけないということだ。
特にリーディングして知識を貯めるこんだとしても具体的な使い道がない、
なのでもっと実用的なことに時間を使いなさいとも。
そうでなければ就職してもただのお茶係になってしまうと。
就職を探すことのシビアさを改めて感じせられることになった。
その先生がハーバードで修士を取得したこともあり、
なおさら一つ一つの言葉に重みを感じた。

留学に抱いていた淡い希望を砕くにはその話は十分すぎるリアルだった。

in my mind

2012-02-28 10:49:43 | study abroad
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CAUSES AND CONSEQUENCES OF RAPID URBAN SPATIAL SEGREGATION
The New Towns of Tegucigalpa, Glenn Pearce-Oroz, Summary, urban special segregation, Honduras, Hurricane Mitch, land market, political and social system, rapidly urbanizing cities, south hemisphere, average annual urbanization rate, around 4 percent per year, 2000 to 2005, two phenomena, social and economic transition, the main issues, informal settlements, marginal neighborhoods, which accelerates further segregation. According to the author, he points out that approximately half of the city is made up of informal settlement, which surrounded, poor quality of services, public networks or services, urban economy, transportation, phenomenon, the anachronistic land registry system, land administration system, restrictive exclusionary natures, the patterns of human settlements, repercussion of the economy, alternatives, outside the formal market, many citizens, two shelters, four, under harsh environments, private toilets, threats of violence, health risk, and so on. construct 59,000 housing units, micro-shelters, low-income residential development, negative effects, the author, two possible scenarios, sleepy, future development, full-time return migration, tree, two dreams, for mitigating, citizens and NGOs, developing countries, globalization, flows of more labor, capital and resources, large inequality, rural areas, Collier 2007, socio-economic inequality, macro, United Nation, enabling, self-help, slum upgrading, Ganesh Nagar D, Mumbai, top-down methods, bottom-up, Mumbai, New York, Tokyo, London, Nijman, sleepy, Housing Co-op, G-Ward, the southern half of Greater Mumbai, the old Native Town, colonial times, the textile industry, the 20th century, pedestrian-filled, shops and stands, single-story, the 390 structures, steel roofs, out in the community, the Slum Rehabilitation Society, Slum Rehabilitation Scheme (SRS), ‘‘Ganesh Nagar D Housing Co-operative’’, government, strong sense of cohesion ,Home Development Finance Corporation, Cordaid, the loan, both approaches, implementations, bottom-up, significant.


計40ページの小論文を書き終えた時の脳内図はこんな感じだった。
ちなみに上の英語はペーパー一枚分の分量。




ちょっとした感じ

2012-02-24 19:39:46 | daily life
この一週間はとても充実していた、
というより忙しかった、そんな感じがする。
もう少しゆとりがあってもいいかなという気がする。

特に冬学期がもラスト3週間となることろで色んな課題の提出が見事に重なった。
先週の週末にコアチェンジに出ていて一週間の出だしに授業の準備が出来ていなかった。
月曜日に修論の進路確認の個別ミーティングを(結局もう一度見せることに)。
そして教科書を読んで5ベージの小レポートも月曜日までに。
水曜日にはいつもながら国際開発の授業でリーディング120ページと、
そして月曜日にうまくいかなかった修論の進度の再確認、その後はインターンシップに。
木曜日は一日中、人口予測の数量計算の課題に全部で20時間ほどかけていた。
そのせいで金曜日は寝不足に、でも授業終了後に課題を提出して、インターンへ。
そしていまブログを書いている。

昨日、図書館から出て夜空を眺めながらマンテンデューを飲んでいてふと気がついた。
部活と受験勉強に追われていた高校3年の時に通学時に
マンテンデューを飲んでいた感覚とすごい似ている。
あの時からもう6年も経った、でもきっと僕は変わっていないのかもしれない。
昔から合理性とか効率とか考えずに、
突進していくような性格は変わっていないんだなぁとシンシナティの夜空を眺めながら感じた。
きっと6年経って30歳になってもこの性格は変わらないのかもしれない。
以前と同じようにエネルギーがあるのはいいけど、もう少し視野を広くして効率よくなりたいな、
できたら。

ブログを書きながら一週間ぶりにゆっくりしている気がする。このブログを書き終えたら、
来週の月曜日には修論の始めの15ページと20ページの国際開発のベーパーと、
5ページの小レポートの提出、あと120ページの国際開発のリーディングとを、
来週の授業の準備を始めないと。
多くの学生がパーティに行ったり、帰省したりと静かになったキャンパスで、
来週の準備をし始める。

Core Change

2012-02-20 17:19:14 | daily life
シンシナティを街をよくしようと、
"Core Change"という会議が3日間の日程で行われた。

僕もそれに幸運にも参加できたのだけど、2つの素敵な出会いがあった。
一つ目はエネルギーに満ちている人たちに出会ったこと。
以前はシンシナティの発展に尽力し、現在は地域の再開発に力を注ぐマリア、
タフト高校という卒業率が25%だった高校を再生したジャックとアンソニー、
そしてシンシナティという街を素敵な街にしようという熱意にみちた市民の方々。

二つ目は多くのアイデアに出会ったこと。
サミットの中の最終日は10を超えるグループがそれぞれ2022年を目標に設定し、
どのような活動ができるかというアイデアをシェアした。
その中で特に印象的だったのが、
アメリカという自動車社会の中に自転車を普及させて差別化をはかるアイデア、
ファーストフードではなくもっと健康的な食べ物を推進するアイデア、
知識や情報を貧しい人たちにもアクセスしやすくするアイデア。
ここでは細部に触れないけど夢物語ではなく、
どうやって実現に移すかという細部まで考えられていたアイデアもあったのが印象的だった。

”一人で見る夢はただの夢だけど、みんなで見る夢は実現する”のではないかと改めて感じた、
そんな3日間だった。







大学の未来について話そう

2012-02-16 23:49:50 | daily life
一通のメールが大学のアカウントに届いた。

"Bring your questions and concerns to the Winter Open Forum, Feb. 16, 4-6 p.m."

The Open Forum gives graduate students the chance to bring questions
and concerns to the attention of the Graduate School's dean and associate dean.

これは面白そうだ、いつも色々感じている質問や不満を大学側にぶつけるいいチャンスだ。
そう思ってスケジュールをどうにかやりくりしつつ、他の学部の大学院生も色々な質問を
するんだろうと思い、会場に向かった。
そうしたら講師の2人と、大学院生と言ってもみんな博士課程の学生がたったの4人だけ。
いったい他の学生は何をやっているんだろう、少しがっかりしてしまった。

着くやいなや講師の一人が議論を切り出した、
来年度からのQuarter制からSemester制への移行についてどう思うか、
キャンパスやその付近の安全性を向上させるにはもっと良い方法はないか、などなど。
みんなその2つのトピックにはあまり興味がないのか議論は余り盛り上がらなかった。
その後、大学院の奨学金であるUGS(University Graduate Scholarship)の話になると
いきなり会話に火がついた。
僕が個人的に感じていたのは全米でもトップにランクインされている専門の多いDAAPは
何で、工学部に比べてこんなにも少ないのだろうか、それがずっと疑問だった。
それに対する答えはこうだった。
「DAAPは人気のある学科が集中しているから奨学金が多くなくても生徒が集まってくる」
なるほど、全然この視点から物事を考えれていなかった。
ということは、工学部に奨学金を多めに与えないと多くの生徒を惹き付けられなくて、
逆に大学側が不利になるのかも知れない。

その後の議論のテーマは博士課程の学生が多かったので必然的に学術的な、特に博士論文や
教授などとの人間関係に焦点が向いた。大学の論文の投稿のシステムのここが使いにくい、
担当の教授からのプレッシャーがすごすぎて、論文がうまくいかない。
教授によって学生に求める論文の質が違いすぎて、
とても賢い学生なのに博士課程を終えるのに9年掛かってしまった。
なのに他の学生は3年でぱっぱと卒業してしまう、などなど。
担当教員との関係がうまくいかなかったり、教員のパワーハラスメントについて
講師のいった一言が印象的だった。
「大学は一つの世界のようなもので力の構造は変えられない。
 私たちに出来るのはほんの少しの行動だけだ。」

議論も終盤に差し掛かったのところで、いつもから感じている問題をぶつけてみた。
「この大学には生徒が授業外で能力を伸ばせる機会を十分に与えていないのではないか。」
というのは、大学院はただただ授業と課題の繰り返しで知識や研究などの能力は伸びるけど、
社会とのつながりとか、問題意識とかそういう一番大事な所を鍛えれてはいないの
ではないだろうか。これに対する答えはこうだった、
「結局、多くの先生は終身制の権利を取るのに忙しくてなかなかそこまで手が回らない」と。
改めて分かった気がする、結局自分から動かないと何も変わらないんだと。

こんな感じで2時間があっという間に過ぎてしまった。
期待していたような多くの学生が集まって、白熱した議論をかわすというようなことはなかった。
でも大学の構造を少し理解することができたのと、もっと自分から動いていこう、
そういう決心ができた。