Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

新世界Mahasarakham

2012-06-20 23:02:42 | daily life
バンコクから大学側が手配したクルマにゆられて7時間、目的地Mahasarakhamに一行はたどり着いた。
ここに来るまでの途中、道路に沿って無限に広がる田園風景から大学も畑の中心にあるのではと思ったりもした。
しかし実際は予想より遥かに良かったのを覚えている、少なくとも近くに繁華街があるので。
もちろん色々な予想もしないことも多々起ったりしたけど。
例えば、寮の部屋が臭かったり、トイレが流れなかったりとしていた。
また冷蔵庫にイモリ(またはヤモリ)が凍死状態で入っていたりなどなど。
そして道路でゾウに遭遇。
文化もトロピカルってこともあり、人が時間にルーズなのも少し慣れるのに苦労する。
8時半にPresident Officeに集合だと時間通りに行っても、係の職員が20分の遅刻。
その後の予定も大幅のずれが生じる始末、さらには現地に来てもインターンシップの内容がまだ決まっていない。
またその日は学部長に会うということでYシャツにチノパンをはいているだけで生徒に教授だと間違われる。
まさにはじめて体験するライフストーリーばっかり。
文体から見ても分かるかもしれないけど、少しパニックに、もしくはカルチャーショックを受けている。

もちろんMahasarakhamにもたくさんのいい思い出はある。
まずは食べ物が安く、アメリカに比べて5倍以上うまい。
例えばみんな生徒も先生もとても優しく、よそよそしい距離感がなく協力的だったり。
今日のミーティングはこちらが教授1人と院生が3人に対して、向こうの大学は学部長と教授、助教授が5人参加。
そしてフェアな立場でアイデアを述べ合う。そういう関係って今までにあんまりなかった。
色んな資料も提供してくれる、まさにありがたい。
あとはデータさえ揃えば今のむずむずした状態から抜け出せる。

トコナツの場所、Mahasarakham、今までと全く異なる新世界、2012年夏。
常識がまったく通用しない、平常心から離れそうになりそうになる、自分を見失いそうになる。
でもそれは新しい冒険の始まりなのかもしれない。
これからは全く新しい感覚で、もっと既成の価値観を壊していこう。





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