Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

-

2013-03-26 13:53:48 | daily life
何とか無事にシンシナティの家に帰ってきた。

先日までNYにいた時に色々な人たちと会うことができたのは、
今回のNYでの滞在の大きな成果だったかもしれない。
まったく別の境遇や国籍の人たちと会ったけど、
特に印象的だったのはがむしゃらに目標に向かっていく若い人たちだった。

年も19歳から22歳なのにも関わらず一人でNYで旅行をしたり、
語学学校に通っていたりと本当に見ていて、とても眩しかった。
逆に年を取っているこちらの方が恥ずかしくなるほど見習うところが多かった。

みんな一瞬でも無駄にはしたくはないという感じで全力疾走する人たちを横目に、
ぼくは今、70%のそこそこの力で走っている。
そしてそんな自分を弁護するいい訳もしっかりと準備しているという有様。
本当にかっこ悪くてしょうがなかった。

口先だけの言い訳で自分をだますより、黙ってもっと全速力で走ろう。

NYC_last

2013-03-24 11:01:25 | daily life
いよいよNYCでの滞在も最後の一日となって、今は大学に戻るバスを待っているところだ。

NYCに滞在した8日間で(就職で)どれだけの成果が得られただろう。
ちょっと今までの出来事を振り返るという意味で見てみたい。
結果的には就職活動は平日の5日間で、
突撃インタビューでの一番の成果は行きたい2つのアトリエの所長と話したことだ。
どちらもぜひ僕のレジュメとポートフォリオを送って、結果待ちとなっている。
就職の時期が両方とも6月上旬なのを考えるとあと一ヶ月ほどは待ちそうな感じだ。

今回の就職の直接会社に行く方法についての長所と短所を考えてみた。
長所は普通なら大抵は無視されてしまう就職のアプリケーションを直接見てもらえるということ。
これって特にデザイン系ならポートフォリオがすごく良ければ、
インタビューにこぎづけるまでの期間を大幅に短く出来る。
また中小企業では直接、所長と話せる機会なので自分について説明出来て、
大企業や政府系企業と違ってフレキシブルな場所が多いので就職条件などの交渉がしやすい。

逆に短所は十分な魅力的なポートフォリオやその会社にいるとか、いた友達や知り合いがいないと、
大抵の場合は門前払いになるようなケースが多い気がする。
特に今は景気が回復傾向に向かっているので会社も忙しく一般の企業は仕事に追われているので
アメリカと言ってもなかなか企業の中に入れてもらえない。
しかも僕の場合は交渉したらどうにかなるものだと思っていたけど、
実際に会社の中に入れさせてもらった所でどうやって自分を売り込むか、
どう会社に貢献出来るかということを深く考えれていなかった。
例えばある建築の会社は高層ビルを集中して担当している所に、
都市計画であまり高層ビルの設計やレンダリングなどをやっていない僕が入れるはずもないと改めて感じた。
特にアメリカは経験を重視するので、日本みたいに学生のポテンシャルを考慮にいれるということは難しく、
それまでにどれだけ関連したことをやってきたかが説明出来なければ入ることはできない。

でも一つ大きな(目には見えない)成果は就活を通してもっと自分の優先順位が見えてきたことと、
何を仕事にしたいのかということが今まで以上にはっきりと見えてきたということだ。
まず優先順位は会社選びのプライオリティで、会社に何を重視するかを改めて考えさせられた。
仕事を得るのが重要か、それとも自分のやりたい分野を貫くか、給与はどのぐらい欲しいかなど。
僕は最初の数年は給料は少し少なくていいけど、自分のやりたいことをやりたいと改めて思った。
そして伝統的な感じの企業というよりはベンチャー系の中小企業で少しでもフレキシブルな方がいいと。

まだ結果待ちで何とも言えない現状だけど、大学を一週間は慣れて、NYCで就活をしてみて、新しい人たちに出会い、
悩みながら自分のやりたいことがクリアになったことと、残りの大学院生活での1ヶ月でも見えて良かった。

NYC5

2013-03-20 20:21:44 | daily life
今日もいくつかの企業を訪問して受付けの人に門前払いに終わった。
NYも含めて東海岸の設計事務所の景気は回復してきたけど、
それでも求人の競争率が高いのは変わらない。
あと企業側としても仕事に追われているので、
突然の来客はよっぽどのことがない限りは対応しないといった感じ。

改めてアメリカでは就活の時のレジュメ、ポートフォリオ(デザイン系は)、
そして今まで気づかなかったけど、コネもすごく重要みたい。
友達の誰かがその企業で働いていたらその人から紹介してもらえば、
少なくとも門前払いは避けられたはず。

ようやく少しずつ面白くなってきた、といった感じだ。
前までなぜか余裕がありすぎて真剣さが足りなかったのかもしれない。
NYには日曜日まで滞在するけど、企業は大抵金曜日までなのであと2日間が勝負。
今はまだ勝算が見えていないけど、今あるリソースをフルに使ってどうにか最善の結果を出すしかない。

----
前に留学していた友達がNYCではみんな何かと戦っているみたいに殺気立っている、
そう言っていたのが少し分かるようになってきた。
みんな色んなプレッシャーと戦っているのだろうか、僕にでも分かる気がする。
でもそういう人たちって緊張感を持っているせいかきりっとしていて格好いい。
きっとNYCが他の国の大都市と違うのはいろんなエスニシティが混じっているということ。
その中でしっかりとした自分を持っていないと自分がいなくなってしまうと感じるかもしれない。










NYC4

2013-03-20 08:13:28 | daily life
人は群れから離れた時にもう一度自分を見つめ直す。
そう、為末さんのtwitterに書いてあった。
そのことを改めてNYCで感じている。

今までの居心地のいい、友達のいた大学から少し距離を置くと、
今までとは違った自分に出会う。
これまでに自分と定義してきたよりも少し弱い自分に。
いやでも自分とは何か、自分は何がしたいのか、を考えざるおえない。
とてもストレスフルな状態だ。
でももう一度自分を見つめ直す機会でもある。

NYCでの就職活動は思ったよりも難しい。
今まで考えていた職を得るためオプションもほとんど使い果たした。
今日、何ができるかは今日考えなければならない。
それでも僕は少しでも前に進みたい。


自信って何ですか。

2013-03-18 22:29:08 | daily life
最近、友達から”自信あるね”とか”そんな自信が欲しいな”って言われる。
それがポジティブな意味であると仮定してこの記事を書いていこう。

自信ってところで何だろう?そんなことも話もしたけど、
僕の中での自信についての稚拙な持論をすこしだけ。

自信って最初は何かに成功したら付いていくものだと思っていた。
確かにそうだけど、成功する為には何度も失敗しなければ難しい。
となると自信はいつもマイナスになってしまう。

大学に入るまでは自分の中では負け続けの人生で少しうんざりもしていた。
運動をやらせたらセンスがなくて、勉強をやらせたら理解が遅くて、
しまいには浪人もしてしまったし。
大学に入る前には自信とか自尊心とかっていうものは既に打ち砕かれていた。

大学の時は何か些細なことで自信ができたり、なくなっていたりを繰り返していた。
クラスの中で英語がちょっとできたとか、悪い成績をとってしまったとかそんなことで。

じゃあ自信あるねって言われる今はどうかって言うと、
自分が他人よりも少し得意なことを知って、苦手なことを知っていて、
より自然体に近づいているからだと思う。
だから無理に自分に抵抗はしないようにしている。
そして矛盾するように聞こえるけど、自分は弱いということが分かっているので、
自分をマインドコントロールして意識的に自分はすごいのだと、
いつかはうまくいくのだと言い聞かせて自信をつけているのだと思う。
そして諦めずに頑張ったという経験はいつも重要な支えとなっている。

まったくまとまりに書ける自信論になってしまった。。。