ジャージャー、うるさい雨の中を市民病院まで
年末の車の多い中、駐車場もグル~っと並んでいるよ。
とても入れないから、隣の市営駐車場へ。
部屋は130号室。
隣の喫茶でコーヒーでも飲みながら~と。
右側がマッタク見えないので、そっちに嫁の義妹が寄り添う。
「如何して、解ったン?」と私。
「右目の奥でグルグルと赤い物が回るんで、乱視の様に気分が悪くなった」と。
「モノはすぐ忘れるし~、字は書けん、人の名も思い出さんし~
置いた所が、すぐ解らんようになるンょ」と弟。
「そりゃ~、イッツもじゃない!」と義妹。
とても、他所から見たら病人の話には思えないほど
笑いながら、話は続く~
「結局ねぇ、癌からの転移なんですよぅ」と義妹。
「何処の癌なん?」
「どこか解らないんですよ~。丁か!半か!」
「ええ~」
「腸か肺か解らんのですよ、明日 中電で検査して貰うんですよ」
で、「昼からタクシーで行くんよ~」と言われてました。
義妹は仕事です、頑張らないといけんからって。
普段もスッカリ!子供のような弟ですが、益々解らなくなっています。
早口だと、理解不能になるみたいで…目も回る、頭も廻る?
高額医療費の支払いやら保険料の請求やら葬式?の話やら~
義妹が言う。
「何処にも知らせる所が無いから、お寺でお願いすればいいですよね?」
「そうよ、そんなにしなくてもいいよ。仏壇は、お寺に帰したらいいし」と私。
「いや、仏壇は私が守りますよ。お墓にも入らして貰わないといけんし~」
じゃあ、ここで話して置いたということで・・・
一応の簡単な話しをしたのは弟は再婚、分かれてしまえば他人。
でも、弟に良くしてくれています。
2人の娘たちも孫も「じいちゃん」となついてくれて~シアワセな事です。
私と弟は親に縁が無く、人のやさしさが身に沁みて嬉しいのです。
こんな絆もあっていいと思っています。
さあ、明日はドンナ結果であろうと1月4日か5日には手術です。
まずは、頭の腫瘍からです。
6~8時間は掛かる、厳しいモノだと言う事です。
弟よ、頑張ってくれ~!
何とか!もう少しこの世に置いてくださいませ