姫路城英語ガイドのひとりごと

姫路城英語ボランティアガイドでの出来事や姫路城のあれこれを綴ります。

姫路城英語ガイドの人数

2008年06月29日 | VEGA
姫路城にはいつ行っても英語ガイドがいない、という苦情もしくは中傷を時々耳にします。

確かに外国人旅行者の登城者に対してガイドの人数は十分とはいえないと思います。1日平均5人のガイドが待機しておりますが、出払っていたら誰もいないことになります。それが10人でも同じです。出会える確率は少し高くなるかもしれませんが、出払っていたら英語ガイドはいません。当たり前のことです。ちなみに、三左衛門が登城する時は3回に1回ぐらいの割合で先に誰かが待機しております。

私たち姫路城外国語ガイド協会のガイドは研修日を除いて、ほぼ毎日誰かが登城しております。正月も例外ではありません。また、1~2時間依頼を待つのもよくあります。阪神大震災直後は4時間待機しても依頼が無し、というのが何度もありました。けれど、「ロスから大阪まで掛った時間より、大阪から姫路までの方が長かった」と言ってガイドを依頼したような外国人のために、私達は登城を止めませんでした。

最近はガイドブックやインターネット、そして口コミで英語ガイドの情報がよく知られ、「ガイドを捕まえることができたのはラッキーだった」と感想を述べるゲストも多くいます。

以前も書きましたが、ハードルを下げガイドの人数を大幅に増やしたからと言って、延べ活動回数、活動人数が増えるとは限りません。逆にガイドのレベルが下がっただけだという事になりかねません。

さて、ガイド協会の筆記試験が終わり、合格者の方は研修を経て実地試験を迎えます。もちろん、英語力、お城の知識も重要ですが、勉強を続け定期的に登城する意欲と熱意も審査の対象になると思います。そして、両方兼ね備えた人材なら何人でも採用するでしょう。少人数が良いと考えているわけではありませんので。
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