姫路城英語ガイドのひとりごと

姫路城英語ボランティアガイドでの出来事や姫路城のあれこれを綴ります。

平成30年度姫路城英語ボランティアガイド募集

2018年05月20日 | VEGA
姫路城外国語ガイド協会、通称 VEGA は6月から恒例の姫路城英語ボランティアガイドを募集します。
現在、VEGA の会員は42名、その内英語担当41名、韓国語担当2名、中国語担当3名です。事務所は姫路城管理事務所の建物内にあります。

私達はチケット売り場から中に入った所で、こんな感じで外国人からの依頼を待ちます。



その日によりますがだいたい15〜30分ぐらいで依頼があります。案内は約2時間30分です。でも、熱心なお客さんだと3〜4時間の場合もありますし、電車の都合で1時間の場合もあります。最初にお客さんの都合を聞くのが肝心です。下の写真は私達がガイドをした後に書く日報です。ガイド時間が色々であること、そして、お客さんの国籍も本当に色々だということがわかってもらえると思います。



姫路城ガイドですから、シルバーガイドさんに負けないぐらいの姫路城の知識はもちろん必須です。だからといってもお城の事を説明するだけではありません。歴史、日本文化、政治等々色々な質問があります。日本を旅行していてやっと英語が通じる日本人と出会ったという感じなのでしょうか、ここぞというばかりに質問をぶつけてきます。でも、ボランティアですから、もちろん報酬はありません。交通費も食事代頂けません。お客様から頂けるのは心のこもった感謝の言葉だけです。

筆記の1次試験と2ヵ月にわたる城内研修を経て行われる2次試験に合格すると、あなたはもう姫路城英語ボランティアガイドです。好きな時にお城へ来て、自由にガイドが出来ます(入城料は要りません)。



ノルマとかもありません。但し、ガイド回数が1年間に10回以下だと肩たたきがありますのでご注意を。入会2年で170回ガイドをした会員もいます。私達はそういう熱心な志願者を求めています。
募集要領は以下の通りです。なお、受験料に500円必要ですが城内研修は無料です。


平成30年度 姫路城ボランティア外国語ガイド 募集要領

姫路城外国語ガイド協会(VEGA)は、姫路城に見学に来られた外国の方々を外国語でガイドするボランティア 活動(無料)を行っています。この度、平成 30年度の新入会員(英語)を募集します。

1. 応募資格
(1) 満 20 歳以上であること
(2) 外国語(英語)は英検準1級同等の能力があること
(3) 日本史は高校卒業程度の知識があること
2. 申込期間、方法
6 月 1 日(金)~6 月30日(土)(必着)まで
往復はがき往信用に住所、氏名(ふりがな)、年齢、職業、電話番号、返信用宛名面に住所・氏名記入 の上、姫路城外国語ガイド協会(VEGA)までお送りください。
〒670-0012 姫路市本町 68 番地 姫路城管理事務所内
姫路城外国語ガイド協会(VEGA) TEL 079―285―1146 FAX 079―222―6050

3. 選考方法
(1)1次試験(英語、日本史に関する筆記試験)
● 日時 7 月 15 日(日) 受付 午前 9 時 30 分~10 時
● 試験 午前 10 時~12 時
● 場所 姫路城内迎賓館  受験料500 円を申し受けます。

(2)2次試験(実地試験)
1次試験合格者には所定の城内研修を行った後、2次試験を行い、最終合格者を決定します。
● 日時 9 月9 日(日) 10 時~12 時
● 場所 姫路城内



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不思議な出格子窓の石落とし

2018年04月23日 | 作事
姫路城大天守には大きな出格子窓があります。矢印のところです。



その出格子窓には大きな石落としがあります。



ここから石を落としたり、鉄砲を打ちます。でも、上の写真をよく見てください。石落としの下には屋根があります。だから、石を落としても下の屋根に当たって攻撃側には当たりません。これっておかしいですよね(^^;;

実は仕掛けがあるのです。下の写真をみてください。



ほら屋根に穴が開いているでしょう。そこから石が落とされたり、鉄砲で攻撃されたりするのです。出格子窓の下には屋根があり、さらに左右の石落としからは遠いから、出格子窓の下は安全と思った攻撃側はひどい目にあうという仕掛けです。これって結構外国人に受けるネタです。それにしても恐るべし姫路城。
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20年超英語ボランティアガイド表彰

2018年03月04日 | VEGA
先日、姫路城を守る会創立50周年式典がありました。その式典において、姫路城外国語ガイド協会(VEGA)現会員42名の内、20年以上英語ボランティアガイドを続けてきた13名が表彰されました。




三左衛門もその内の一人です。在籍が長ければそれで良いというわけでは決してありません。三左衛門のガイド回数は600回そこそこですが、ガイド回数が1000回以上の会員が3名、2000回以上の会員が2名、なんと3000回以上の会員が2名もおり、今も現役でガイドを続けています。交通費、食事代も全く頂いていない、無報酬の私達、姫路城外国語ガイド協会(VEGA)はそれを誇りに思っています。

三左衛門もいつのまにかガイドを始めて20数年になりました。色々な事情があり年間ガイド回数は減っていますが、先輩達同様ライフワークとして英語ボランティアガイドをこれからも続けていきたいと思っています。
引き続き姫路城外国語ガイド協会(VEGA)へのご支援をお願い申し上げます。

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不釣り合いな現代アートと姫路城

2017年11月26日 | その他
姫路城ファンタジーイルミネーション」と「姫路城x彩時記」に行ってきました。





天守を借景にした三の丸広場は本当に素晴らしいイベント会場です。
薪能、ファッションショー、琴の大演奏会、人間将棋等々何をしても映えます。
今回のイルミネーションも大変きれいで、口コミなんでしょうか見物人も想像以上に多かったです。

でも、一旦菱の門をくぐるとあっという間に400年前にタイムスリップしてしまいます。
イベントの喧噪も聞こえません。大天守最上階に上がって外を見たときに初めてイベントに気付くぐらいです。
だから、忍者や甲冑武者は愛嬌としても姫路城は基本的には何もさわってはいけないと思います。
修理後の大天守は行き過ぎるかと思うぐらい、展示物がありません。素のままの姫路城を見てもらいたいのでしょう。

その観点からすると、今回の西の丸の展示物は残念としかいえません。







今回の最大の目玉は夜間の百間廊下初公開ではなかったのではないでしょうか?
だったらお城とかけ離れたオブジェは不要です。素のままの夜の百間廊下 が見たかったです。
LEDの行灯やローソクのみの薄暗い雰囲気を味わいたかったです。

千姫も今回のイベントには眉をひそめたのではないでしょうか?

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600回のガイド20年前と今

2017年08月15日 | VEGA


先日、600回目のガイドを行いました。英語ボランティアガイドを始めたのが1993年。足掛け24年でやっと達成しました。先輩に100回ガイドしないうちは初心者だと言われ、100回までは必死で頑張ったのですがその後平成の修理もあり、ようやくの達成です。とは言っても2,000回、3,000回を達成している 仲間からみるとたいしたことではありませんが。

初めてのお客様はアメリカ人のカップルで600回目のお客様は上記の写真の中国からの観光客でした。中国人観光客はご存知の通り激増していますが英語ガイドの依頼は意外と少ないです。599回目のお客様は聞いたこともないモルドバという国でした。全く知らない国名は独立直後のスロベニア以来2回目です。596回目はセルビア。本当に色々な国から依頼が来るようになりました。

10年ぐらい前まででは圧倒的にアメリカが多く、その次はオーストラリアだったと思います。でも、10年ぐらい前からヨーロッパが増え、最近はアジアが増えています。なんとアメリカ人は10ヶ月ぐらい案内をしていません。

来日目的も以前とは大きく変わりました。ガイドを始めた頃は仕事関係の人が多く、とりわけ学会とか会議で来日された人が多かったです。だから、職種では大学の先生、研究者が一番多く、観光で来日というのはそれ程多くなかったです。ところが、今ではほとんどが観光目的です。カメラを持っている人も増えました。というより、ほとんどの外国観光客はデジカメかスマホを持っています。20年前ならカメラを持っている外国人はほんの一握りでした。そうそうスカートをはいた外国人なんていなかったですね。

三左衛門がガイドを始めた頃は、朝京都を発ち姫路城に寄ってから広島へ向かうというのが典型的なコースでした。だから、姫路城は時間調整の場所だったのです。でも、今は違います。大阪もしくは京都に泊まり、姫路城に来てまた大阪(京都)に戻るのです。だから、「2時間半ぐらいかかりますよ」と言っても「大丈夫、今日は姫路城を目的に来ているのだから1日中でもOK」と言われることが度々あります。だから、姫路城で時間調整をしている日本人団体客と比べてずっと滞在時間が長いと思います。

さて、上記の写真をブログで使ってもいいかとメールで尋ねたところ、3つめのアカウントでやっと届きました。
近くても遠い中国の距離を感じました。


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