姫路城英語ガイドのひとりごと

姫路城英語ボランティアガイドでの出来事や姫路城のあれこれを綴ります。

3年ぶりの姫路城英語ガイド

2023年05月23日 | VEGA


三左衛門がVEGAに入会して姫路城英語ガイドを始めたのは1993年、早くも30年経ってしまいました。
Time flies like an egret, doesn't it?
「意味不明」と突っ込んでください(^^;) 。ところで、先日、664回目の案内をしたのですが、30年前に初めてガイドをした時と同じぐらい緊張しました。と言うのは3年間のブランク後のガイドだったからです。

2020年3月、天守、西の丸公開休止、4月からの休城、その後のコロナ禍で私達の活動は大きく縮小せざるを得なくなりました。そして、このコロナ禍の影響は2022年10月の水際対策緩和まで及びました。でも、緩和以降私達の多くの仲間は待ってましたと早速活動を始め、半年間の全ガイド回数は約1300回、案内した外国人は約3300人にもなりました。また、2022年度に入会した新入会員で半年の間になんと100回以上ガイドをした会員が2人もいます。そんな中、三左衛門はじっとみんなの活動を見守るだけでした。

実は、2021年1月突然椎間板ヘルニアを発症し、そのため三左衛門は鎮痛剤を服用しても200mしか歩けない状態になりました。英語ガイドどころか仕事や日常生活にも支障をきたしたのです。それで、昨年末、意を決して手術をし、ようやく痛みから解放され姫路城英語ガイドの復帰を目指すことになりました。

しかしながら、3年間英語を話していなかったのでガイドが出来るかどうかとても心配でした。そこで始めたのが城内で説明していたことを Grammarly を使い、タイピングすることでした。すると意外と英語が出てきたのですが、30年間の蓄積でしょうか、文字数を見ると膨大な量をしゃべっていることにあらためて気づきました。引出しを整理しなくてはいけません。

ある日、知人に日本語での案内を頼まれてたので、いつも英語で喋っていることをそのまま日本語で説明しました。これが意外と役に立ってガイドの手順を復習出来ましたし、足腰が思いのほか弱っているのも再認識し、そのため少しずつ筋トレも始めました。また驚いたことにiPad で動画を見せるARのデーターがなぜかすべて消えてしまっていたので、登城して再入力しました。それにしても3年間も時間があったのに何もしていなかったツケは大きかったです。痛みが無くなって初めてまたお城へ行けると思い、慌てて準備を始めたのですが、英語力も体力もそう簡単には戻りません。退院してガイド復帰まで5ヶ月かかりました。

そして、3年ぶりの姫路城英語ガイド。プラカードを持って外国人を勧誘するのですが、久しぶりなのでかなり緊張します。ところが、緊張する間もなく、すぐに声が掛かりました。上の写真の若いカップルです。幸か不幸か、ネイティブのカナダ人でした。簡単に自己紹介をし、ツアーを始めるとあんなに身構えていた緊張感もみるみるうちに消えていきました。ジョークの受けもよく、質問も多い本当に楽しいツアーでした。「西の丸も行く?」と訊くと逆に「あなたの腰は大丈夫か?」言われました。ただ、西の丸は準備不足で思い出しつつの説明になってしまいました。また、その他の場所でもスムーズに説明出来なかった個所もいくつかあったので全体の評価は60点ぐらいでしょうか?まあ及第点?(^^;
2時間半の三左衛門復活ツアーでした。








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