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おかやま山陽高校 自動車科ブログ

We always have the Challenge Sprit!!

RX-7のエンジンを分解しましょう

2010-02-10 | RX-7 エンジン実習
さて、前回の続きです。

今回から、自動車整備部にも加わってもらいました。



強敵、フライホイールのロックナットを秘密兵器投入、人海戦術で…

「おりゃ!」



ついに、打破することができました。

ここまで、長い道のりでした。



「カウンタ・ウェイト・プーラ」という特殊工具をかけて、フライホイール取り外しました。

これは、仕事が早い。



「次ここ」

マニュアルで順序を確認しながら、テンション・ボルトを取り外しました。


ゴム・ハンマでハウジングをポコポコ叩きながら、



重箱状に重ねられた一番後の、リヤ・ハウジングを取り外しました。


ローターを慎重に取り出し、




再び、ゴム・ハンマでポコポコしながら、

リヤ・ローター・ハウジング、インタ・メディエイト・ハウジング…、

順に取り外しました。




取り出したローターは…、



見事な「焼きおにぎり」状態でした。



さて、エンジン不調の原因は予想通り「アペックス・シール」でした。

そのシールが欠けてしまい、ローターとハウジングに損傷を与えたようです。




うーん、これを復活させてやるには、相当な交換部品が出そうです。

頭の中で、見積もりしても…。


ま、考えてもしょうがない!

無いものは無いで、何か考えるしかないですよね。



つづく

RX-7のエンジンを降ろしましょう パート2

2010-02-02 | RX-7 エンジン実習
さて、前回のつづきです。



チェンブロをチャリチャリ~しながら、エンジンをゆっくり吊り上げていきます。

そのとき、外し忘れた配線類が無いか、みんなで慎重に確認しました。



そして、いよいよ…。



13B-REWがお目見えしました。


ここから、さらにエンジンを取り囲んでいる補器類を外していきます。



クランク・プーリーボルトが固着していたので、インパクトレンチMAXパワーでやっつけました。



ここまでくると、ロータリーエンジンのコンパクトさが良くわかります。


あとは、フライホイールのロックナットをたがねでこづきながら外せば…

「て、手強い…!」



大ハンマでガンガンやってもダメでした…。


そこで、時間を無駄にしないように、トランスミッションを清掃することにしました。



~ 清掃前 白い粉が吹いています ~




ワイヤーブラシで、ゴシゴシして、洗車用スチームクリーナーで清掃すると、




~ 清掃後 まるでリビルト品のような輝きです♪ ~


同様にエンジンも清掃しました。



美しいサイド・ハウジングの輝きが、自己満足度を急上昇させてくれます♪



と、ここで3年生最後の実習も時間切れとなってしまいました。

残念ながら、エンジン完全分解まではたどり着けませんでした…。






しかし、ここでやめたら男がすたる!


宿敵フライホイールのロックナットを制覇するための秘密兵器!!



姉妹校の岡山自動車大学校よりお借りして来ました。
(ちゃんと、借用書も書きました)



つづく

RX-7のエンジンを降ろしましょう

2010-01-19 | RX-7 エンジン実習
3年生の自動車実習も残り少なくなってきました。

課題研究班では、RX-7のエンジン分解整備を先週から始めました。



このRX-7、残念なことに1ローター(13Bエンジンは2ローターあります)故障しています。

そこでエンジンを分解し、原因究明(多分アペックスシール?)して元気なRX-7にもどしてあげようという実習です。



まずは、エンジンオイルや冷却水を抜いてバッテリー、エアクリーナー、インタークーラーなど外していきます。

ボンネット、配線類を外しながら、同時進行でシフトレバーなども外します。



マフラー(うれしいことにVeilSideが付いていました)、プロペラシャフト、スターターなど外していきます。



ミッションジャッキが調子悪いので、みんなでわっしょいわっしょいして、トランスミッションを降ろしました。

(このRX-7のクラッチはプル式なので、例のリングを押し込むのに手間取りました)



なんやかんやで、これだけのパーツを外しました。エンジンを降ろす道のりは長いです。

(パッセンジャーシートは、コンピューターの配線を取りやすくするために、外しました)



今日はここまで。次回はエンジンを降ろす予定です。