おかやま山陽高校 自動車科ブログ

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ギネスチャレンジカー“MIRAI”~未来~ 製作その2。 少しは車らしくなりました。

2010-11-29 | ギネスチャレンジカー“MIRAI”
今回はサスペンション関係の記事をアップさせてもらいます♪

メインの車体フレームができ、いよいよサスペンションのレイアウトです・・・。
どう取り付けをしようか?



通常ならばサスペンション本体は縦方向に配置して路面からの振動・衝撃を緩和します。
ですが、このギネスチャレンジカーではフロント・サスペンションを縦に配置することが無理なため、横に配置してF1カーと同じ方式にしました。リヤは車軸懸架式のため、通常の取り付け方式となりました。

 

タイヤも四輪付いていよいよ車らしくなりました!



そしてブレーキ・ワイヤーの取り回しから作動の確認作業をしました。
公道で走る為には、四輪全てのブレーキが作動し、パーキング・ブレーキ装置も必要となります。
ペダルを踏んでワイヤーを作動させるためにはどの位置にワイヤーを固定させようか?と、

これが意外と難しく、時間がかなりかかりました。

 

ペダル関係の部品も生徒たちが自作し、溶接しました。



作業が進むにつれてどんどん車らしくなってきたので、生徒たちも嬉しそうに楽しみながら協力して作業をしていました♪



次回はまさかの展開に!?ということなので楽しみにしていてください♪


ギネスチャレンジカー“MIRAI”~未来~ 製作その1。車高の高さは○○の高さ

2010-11-27 | ギネスチャレンジカー“MIRAI”
こんにちは!おかやま山陽高校 自動車科ブログです♪

今回は、ギネスチャレンジカー“MIRAI”~未来~の高さ制限に関する記事を書いていきます☆

車を一台製作するにあたって、全長・全幅・高さと指定された寸法をクリアしないと車の証であるナンバープレートを取得することができません。

それに今回は「世界一車高の低い車」の製作ということでかなりシビアな高さが制限されました。
その高さは「45.72cm」です。

車高は路面と車体までの間ではなく、路面から車の天井までの高さのことです・・・。
そして日本の法律上、路面から車体までの間を 9cm 保たなければなりません。

その約36cmの車体の間に、走る為のエンジンなどをどう配置するか、人が乗るスペースをどう確保するかが課題となりました。


早い話が、タイヤの高さが車高の高さであり、ハンドルの高さが車高の高さという状態でした。
まずはベース車両のバギー車から部品の取り外しにかかり、その部品類の寸法の測定から始めました。

 

そしてハンドルも用意して実際に生徒にドライビング・ポディションを想定させて測定をしました。

  


ここでトラブル発生!!

ハンドルの高さが限度値を超えてしまいました・・・。

そこで生徒たちが意見を出し合い、ハンドルをぶった切って「プッシュ式ステアリング」を考案しました。
普段ハンドルは回転させてタイヤに角度を付けてやりますが、このプッシュ・ロッド式のものはハンドルの押し引きをしてタイヤに角度を付けてやります♪
プッシュ・ロッドなどは鉄パイプを切断して溶接してと、全て生徒たちによる手づくりです。

 

なんとかハンドルの操作機構を確保しました!

ですが課題はまだまだたくさん・・・
路面からの衝撃や振動を吸収するサスペンションをどう配置しようか?

という課題でした。


サスペンション関係はまた次回アップさせて頂きます♪


つづく。

ギネスチャレンジカー“MIRAI”~未来~ 製作裏話

2010-11-26 | ギネスチャレンジカー“MIRAI”
こんにちは。おかやま山陽高校 自動車科ブログです♪

本校の自動車科生徒が自作した、今話題のギネスチャレンジカー“MIRAI”~未来~ の製作裏話などをこれから掲載していきますのでどうぞ宜しくお願いします~☆

話の発端は高校生でもこんなことができるんだ!とアピールしていきたいという強い気持ちからスタートしました。
テーマは、「世界一」

世界一速い車!というのは無理があるので・・・
まずはギネスブックに掲載されているギネス記録を調べることから始まりました。

そこで発見したのが「世界一車高の低い車」でした。

その車両はドイツのモーターショーで公開され、車高19インチ=約48cmの記録を持っていました。
そこで1インチ(2.54cm)下回る車をつくろう!新記録を樹立させてやろう!ギネス記録を塗り替えてやろう!!とみんなで奮起しました。

まずは5分の1スケールモデルを発泡スチロールを削って製作しました。

 

・・・そしてこれから長い長い戦いが始まるのでした。

次回からは製作風景を追って掲載していきますのでお楽しみにしておいてください♪


つづく。