さんらいずの徒歩鉄備忘録

過去の鉄道写真を中心に撮影時の出来事、旅行記、その他いろいろなメモ書きです

冬の釧路へ・・・(釧路石炭列車編その2)

2010-01-31 23:20:48 | 鉄道写真 北海道
ロケハン前にとりあえずまだ時間があったので昼ご飯を食べに。

再び春採駅に戻ってみると、まだ動いてない。

さて、撮影場所を決めないといけないけど・・・。
青空なら行きたい場所はあったけど・・・生憎曇り空。

で、普段なら逆光になる釧路市博物館付近へ行って場所を探しまして。
みんな思い思いの所に散って待ちましたが、列車は来ず。

風が強くて寒いので、いったん車に戻って再度事務所に確認に行ってみると、ちょっとさっきより状況が読めなくなってきたとの答えが。(汗)

まいったなぁ・・・。
もう音別は捨てて、意地でもこの貨物を撮りたい!ということに。
でも状況が読めないんじゃ、下手に動くより、この踏切で動き出すのを見守った方が確実、ということに。


待つ間にも。
さっきはいなかったD401がいました。

機関車はD401、DE601、D701、D801の4台がいまして。
DE601はDF200が出るまでは日本で唯一の電気式のディーゼル機関車(ディーゼルエンジンで発電機を回してその電気でモーターを駆動して走る)として有名で。
アメリカンスタイルだし、稼働率が一番高いと聞いてて私が一番見たかったのですが・・・。
今回はお休みのようで。orz

D401は道内唯一のロッド式。
稼働率が一番低いということで、これはラッキー。


台車の白い部分がロッド。

さて、少し待ってもう一度聞きに行ってみたら、14時に発車ということで、急いで先ほどのロケハン地へ。

またもバージンスノーをラッセルラッセル。
準備を整えて列車を待ちます。

そして、汽笛が聞こえて・・・列車が来た。


赤と青の機関車のプッシュプルで黒い石炭列車が、石炭を積んで白い世界にS字を描きます。
手前は氷結した春採湖。
向こうには太平洋が。
連接台車の独特のジョイント音が冬の釧路の街に響きます。

「うわぁ!超かっこえぇ!!!」 \(T∀T)/

二人で思わず叫んじゃった。(笑)

よかった・・・粘った甲斐があった!


これで撮影は全て終了。
六花亭でちょっとお茶して、釧路空港へ。
この天気でまたも私は飛行機を心配してたんですが、空港に着くと・・・

あれ?ボーイング767がいる。なんで?
座席のチェックインをしてもやたら席が多い。
ロビーに団体さんが降りてきたので、どうもこの為に機材を変更したみたい。

おかげでゆったり、しかも全然揺れなくて。
なんとも快適に羽田へ帰ってきました。(笑)


あぁ、すごく濃い撮影だったなぁ。
とっても大変だったけど、そうしなきゃ見られない風景でもありました。
ただ、これまでの記事でも書いてるように、色々反省点やもっとやりたいことがわいてきたので、それはまたの機会に。

誘っていただいたお仲間の方々には感謝感謝です。

で、長々と続いた「冬の釧路へ・・・」はこれにて完結です。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (野田線七光台)
2010-02-08 20:42:10
 「冬の釧路へ・・・」を読ませていただき誠にありがとうございました。毎日中井先生の1日1鉄とともにたいへん楽しく拝見させていただいております。いや~しかし1月のうちに北は北海道のオホーツク海沿岸から南は九州鹿児島の嘉例川駅まで行ってしまうとは・・・。すごい行動力ですね。写真の内容も新幹線からC11、炭鉱鉄道のロッド式ディーゼル機関車に至るまでバラエティーに富んでおりたいへん興味深く素晴らしいものです。そして撮影記はたいへん参考になりました。次回作も期待しております。どうもありがとうございました。
返信する
Unknown (さんらいず)
2010-02-09 01:28:54
>野田線七光台様
長々とお付き合いさせてしまい、申し訳ありません。
ただ、正直どれも省略し難いほど、思い入れがありまして。

1月はホントに怒濤でした。(^^;

北海道は連れて行ってくださった方のおかげであれこれ撮ることが出来ました。
私一人なら1/3も撮れてないと思います。
感謝感謝ですよ。

中井先生がツアーでほぼ同じ所を我々の1週間後に回られていたのを見て思わず笑ってしまいました。ツアーの皆さんも同じ苦労をされたのだろうなぁと。

写真はトリミングをしたものはそのように書いてます。
ホントはトリミングせずにこういう絵にしたかったという意味も込めてです。

私の記事がほんの少しでもお役に立てたなら光栄です。

では、またよろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿