さんらいずの徒歩鉄備忘録

過去の鉄道写真を中心に撮影時の出来事、旅行記、その他いろいろなメモ書きです

冬の釧路へ・・・(SL撮影編その2)

2010-01-26 20:31:53 | 鉄道写真 北海道
さて、再び車に乗り込みSL撮影に向かいます。
ただ、昼間と違ってそんなに時間に余裕があるわけではないので早く場所を決めてしまわないと、撮り逃がすことに。

やっぱり自分としては風景なり、編成なり、ある程度納得できる写真を撮らないとなんのためにここに来たのかわからないのでなんとしても成功したい!

で、基本的に帰りのSLは逆向きで走ってるので編成写真にはあまり向いてない・・・。
時間帯的にもみんな夕焼けをバックにシルエットとか、夕日で赤く染まる列車といった横がちな絵を狙うのがセオリー。

で、どこにしようかみんなで考えて決めたのが「二本松」と呼ばれるポイントの先にある展望台。
展望台の麓に着いたときにはあと15分くらいでSLが来るという、またしてもギリギリの時間。(^^;

頂上まで行かなくても途中の広場付近でも撮れるというので、そこまで雪に埋もれた階段を
駆け上がります。

当然三脚なんて背負ってたら間に合わないので、サンニッパ+α900のみを抱えて(300以上は必要という条件だったのでもう意地です)×1.4のテレコンをポケットに押し込みなんとか登っていきました。

で、広場の雪に埋もれたベンチの上から狙います。
300でも正直足りないくらいですが、テレコンを付ける時間もなかったので、トリミングで始末することにして、ピントと露出と手ぶれを抑えることに集中しました。

で、汽笛が聞こえて列車が見えた・・・。


息が上がっている中を必死で列車を追います。
線路の脇は防風林があって、意外とすっきりした部分は少ないですね。
モロ日の丸構図ですが、この時はもう手ぶれを抑えること、水平線を手持ちで出すことに集中してたので、ピントはAFが信用できる中央の測距点に合わせてまして。

ホント、マジでいっぱいいっぱいだったんですよ。(^^;


山の斜面、ロッジか何かでしょうか?
もう日が暮れてロッジの部分だけに日が差してたので、1枚。

手持ちなので、カメラを上下に振りながら、列車が上側にある構図、下側にある構図を作りつつシャッターを切り続けます。
SLのスピードが遅いからこそ出来ることなんですけどね。


これは列車を上に持ってきた写真。
少し林がとぎれて列車がすっきり見えるようになってきました。
加えて列車側面に夕日が差し始めてきまして。
これはチャンスかも!!!


列車全体がすっきり見えてきた瞬間、ひたすら連写!!!
ちょうど良いタイミングのものがこれ。
これはトリミングしたもので、実際はもっと広範囲が写ってます。
列車が見えなくなるまで撮り続けた後、これを見返して

「よかった・・・ピント合ってる・・・。窓が全部煌めいてる!やった・・・何とか撮れたよ・・・」(T□T)

全身の力が抜けました。
本当はきちんと合った焦点距離と構図でノートリミングな写真を撮るのがベストなんですが、この状況下で、これ以上は望めなかったと思います。
しかも列車の窓が輝いてるのに気付いたのはこれを見返したとき。
思わぬ効果でした。
難点はやっぱり高感度時のノイズ。
夕焼け空がやっぱり濁った感じで。

ま、とりあえず空振りだけは避けられたので良しとします。

で、帰りがけ、雪の階段は登るときよりも降りるときの方が難しくて。
最後の段で、転んでケツを打ちました・・・。



車に乗って宿に向かう途中、鹿があちこちにいて、いつ飛び出してくるかヒヤヒヤしながら行っていたとき。
ふと見ると素晴らしい夕焼けが。
前日もそうですが、やはり空気が澄み切っているからでしょうか。
思わず車を停めて、コンパクトでパチリ。

この日の宿は川湯温泉です。昼間戻ってきた道を再び向かいました。

                               つづく


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