広島カープが「良い」球団であることは、前々から認識していました。
某球団のように金に飽かせて選手をかき集めたりせず、しっかりしたスカウティングで獲った選手を厳しい練習で育て上げ、FAになると他球団に放出する。上位には進出できないが、地元ファンの熱い人気を保ち、赤字球団がほとんどの中、黒字経営を実現する。
立派の一言です。
しかし、優勝は難しいと思っていました。昨年が4位で、そこから絶対的エースの前田健太が抜けたのです。某球団のような派手な補強をしたわけではありません。普通の足し算引き算をすれば、5位とか6位を予想して当然です。前半に飛び出した時でも、「すぐに落ちてくるだろう」と思っていました。恥ずかしい限りです。
しかし、無理もないと思います。専門家でも広島の優勝を予想した人はほとんどいなかったでしょう。前述した通り、普通は戦力を足し算引き算で計算をするものだからです。今年の広島に起きたことは、足し算引き算ではなく、掛け算だったのだと思います。
黒田、新井というカープのレジェンドに、丸、松山といった中堅、野村、菊池、鈴木といった若手が科学反応を起こし、足し算以上の結果をもたらしたのでしょう。
ということを考えると、これから広島の黄金時代が始まるとは考えにくいですが、今年は思う存分勝利の余韻を味わってほしいですね。
そのためにも、しっかりCSを勝ち上がって、日本シリーズに行ってほしいですね。いつも言っているように、レギュラーシーズンの最高チームが日本一を争うべきですし、ましてや今年のような大差がついた時に、2位以下が日本シリーズに行ったら、正当性が問われます。
広島、がんばれ!
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