八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

率先垂範

2007年11月06日 22時06分05秒 | 指導・育成のうんちく
先に立って範を垂れる、つまり模範を示すということです。よく使われる言葉ですが、本当に理解されているかどうかが怪しい言葉でもあります。どの会社でもそうでしょうが、管理人の勤める会社にも「何でオレが言っていることが分からないんだ」と部下を怒鳴り飛ばす馬鹿な人がいます。こういう人は、率先垂範の意味が分っていない人です。例えば、最近いろんな偽装問題が表沙汰になっていますが、こういう会社でも口では「社会から信頼される企業になろう」というようなことは言っていたと思います。しかし、現実には「もっと売れ、もっと儲けろ」というメッセージが強く伝わっていたのだと思います。社会に信頼されるように努力するよりも、すぐに目に見える利益を持ってくる人の方を評価していたのでしょう。組織なら誰でも上司の意向に逆らおうなんて人はいません。つまり、「上司が本当に思っていること(儲けろということ)」に従っているのです。本当に自分が言っていることをさせたいと思ったら、言行一致していないとダメだということです。人は言っていることよりも、行っていることを見ているからです。だから率先垂範が大切なのです。

もっと簡単な例で言うと、上司が部下に、先生が生徒に、親が子供に「きちんと挨拶しなさい」と言っても、自分がふんぞり返っていたら、誰も挨拶などしません。部下だけは例外です。それをしないと、査定で罰があるからです。もちろん、生徒や子どもにも罰を与えれば、いやいやながらやるようにはなるでしょうが、それは長続きしません。本当に自発的に挨拶させたかったら、自分から挨拶することです。管理人も子どもに対して、頭で分っていることをなかなか実践できていない普通の親ですが、これだけは昔から実践しています。寝起きの悪い子どもたちを怒鳴りつけて起こしたあとに、自分から「おはよう」と言い続けてきました。あまり爽やかとはいきませんが、最近では自分たちから「おはよう」ということもあります。親ですらこんなですから、他の人にハキハキ挨拶とはなかなかいきませんが、これを続ける(率先垂範)するしかないと思っています。

野球の時もそうです。管理人をはじめ、父たちが部員たちに「声だせー」とか「応援しろー」と言っていますが、自分たちも実践してこそ、説得力があるのだと思います。問題は、体力的な面で子どもたちに「だったら自分たちもやってみろよ」と率先師範を求められることですが、こればっかりは毅然として「俺が小学生だったらな!」というしかありません。しかし、これも出来るうちは、率先垂範をしたいと思っています。1キロ以上はちょっと無理ですが、短い距離だったら子どもたちに負けないとか、野球の技術でも負けないようにしたいと思います。少なくとも、小学生のうちは…。

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