先日、関東学生アメリカンフットボール連盟は、日本大学の内田元監督、井上元コーチの反則の指示を明確に認定し、「除名」という厳しい処分を下しました。学生や観客のヒアリングや、映像の分析を行うなど多面的な調査であり、極めて妥当な判断でした(日本大学でも出来るものでしたが)。
一方、日本大学も昨日理事会を開き、学長が会見しましたが、相変わらず社会の常識とはかけ離れたものでした。
その一 田中理事長、誰に謝罪しているのか?
理事会で田中理事長が謝罪したとのことですが、最高責任者がここまで社会に対して何の発言もなく、身内に謝罪って何なのか?
その二 内田元監督、常務理事は辞任しても人事部長は辞任せず。
内田元監督が常務理事の辞任を申し出たとのことですが、内田氏の権力の源泉である人事部長と保健体育審議会事務局長の職務は6ヶ月の自宅待機に伴い停止されるものの、解任されるわけではないそうです。呆れるばかりです。
その三 ガバナンスではなく、保健体育審議会の問題ですか?
日大のガバナンスの問題を問われた学長が、今回の問題は、あくまで保健体育審議会の問題であり、田中理事長に責任が及ぶガバナンスの問題ではないとの認識を示しました。
上記から透けて見えるのは、相変わらずの(腐敗した)組織の論理と、何度も危機管理の専門家からも指摘されている小出しの対応です。
そして、関東学連にあそこまでの調査結果を発表され、断罪されながら、いまだに「指導者と学生の主張に隔たりがあるため、大学として判断出来ないため、第三者委員会の判断に委ねる」などと言っています。しかし、第三者委員会と言えども、捜査権限があるわけではない以上、関係者が主張を変えなければ、これ以上の進展があるはずもありません。今必要なのは、関東学連がしたように、今ある関係者の主張、事実から「判断」することでしかないのです。日本大学は、それを放棄したわけですが、その理由は、時間稼ぎか自分に都合のいい結論を導く工作としか思えません。
恐らく多くのOBが心を痛めていると思われ、現役学生が就職活動を始めとしていろんな場面で肩身の狭い思いをしていることを、どう考えているのでしょうか。ここまで社会の空気を読めないのを見ていると、本当に呆れ返るを通り越して、本当に不思議でなりません。一体どうなるのでしょうか。