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八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

ランニング・フォーム

2016年01月04日 11時56分01秒 | Jog&Walk,Health

駅伝やマラソンを見ていると時折、選手たちが横を向いている時がありますが、あれは建物のガラスに映る自分のフォームをチェックしているのです。レベルは全然違いますが、私たちのような素人ランナーでもよくやることです。宗兄弟のように首を傾げた個性的なフォームの選手もいますが、走るという根源的なスポーツにおいては、基本的には合理的なフォームが必要になります。

 
野球だと結構ユニークなフォームの選手も多いですが、それでもインパクトの瞬間とか、リリースの瞬間など、肝腎なところでは同じようなフォームをしているものです。同じ人間ですから、合理的な動きは決まっているということですね。

 

第92回箱根駅伝で圧勝した青山学院大学の選手たちは、例外なくとてもきれいなフォームでした。専門家に監修してもらい体幹を鍛えるトレーニングを採り入れていることが大きいのでしょうね。

 

きれいなフォームが具体的にどのようなものなのか、よく解説者が使う言葉を例に考えてみたいと思います。よく使う言葉に「腰が落ちる」、「膝から下が伸びない」、「足が流れる」、「身体が左右に揺れる」などがありますが、素人なりに考えると、こういうことだと思います。

 

まず「腰が落ちる」ですが、実際に腰が落ちる訳はなく、実際は腰の下の膝が曲がってあまり伸びないために、腰が落ちて見えるということです。膝が曲がって伸びないということは、地面からの反発力をもらえていないということですから、ストライドが伸びないということになります。

 

次に「膝から下が伸びない」、「足が流れる」も、「腰が落ちる」と一連のつながりを持ちます。膝から下は脛ですから伸びているのが当たり前ですが、この表現は太ももから膝下までが真っ直ぐに伸びていないということを言っています。つまり膝が曲がって前に足が出ないため、ストライドが伸びないということになります。その原因が、膝が地面からの反発力をもらえず、腰が落ちていることと、「足が流れて」いることです。足が流れるというのは、蹴り上げた足を素早く前に引き抜いていく動作が出来ていないため、足が後ろに流れていっているように見えるということです。足を前に引き抜く動作が遅いため、足は前に伸びず、ストライドが伸びないということになります。

 

以上のような走りをしていると「身体が左右に揺れて」、「足で走っている」ように見えてしまいます。足で走るのは当たり前と思うかもしれませんが、本当に大事なのは「股関節で走る」ことだと言われます。そして、そのためには、股関節周りの筋肉を鍛えなければならないということです。そして、身体が左右に揺れて、力を無駄に使わないためには、身体の軸を支えるインナーマッスルを鍛える必要があります。これらが体幹を鍛えるということです。

 

こうしたトレーニングを採りいれた結果、青学の選手たちは、身体の軸がビシッとして、「膝から下が伸び」、「腰も高い位置」を保ったきれいなフォームで快走していました。身体が左右に揺れて、苦しそうに喘ぐ選手たちもドラマチックに見えるかもしれませんが、厳しい言い方をすれば、まだ鍛え方が足りないということも出来ます。他大学も良いところは見習って、全体的なレベルアップをしてほしいものです。

 

今日のジョグ

今年の走り始めでジョギングに出ました。上で偉そうなことを言いながら、まったく走れていないので、全然膝から下が伸びない、ヘロヘロな走り始めでした。また、相変わらず右臀部からハムストにかけての違和感も消えません。どうしたものでしょうか。高尾山口まで。

 9.9km 1時間01分50秒